美容学生の就職先が決まらないということにならないためには?始める時期や考えておくべきことを紹介

あこがれの美容師を目指して美容学生になったものの、就職活動をいつから始めたらいいのかわからない、周りと比べて自分だけ就職先が決まらない、という悩みを抱える人もいます。

そこで、美容学生が就職活動を開始する時期の目安や、始める前に考えるべきこと、就職先の探し方などを押さえましょう。就職活動時の参考になれば幸いです。

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美容学生の就職活動はいつから?決まらないと困らないよう早めに始める

美容学生はいつ頃に就職活動を開始するのが一般的なのでしょうか。

実は、早い人は1年生の冬から、多くの場合は2年生の夏頃から始めるといわれています。就職活動といっても、履歴書を持参して面接を受けることだけではありません。求人情報を見たり、気になる美容室の情報を集めたりします。

なお、早くから始める人の多くは、就職したいと考えている美容室に客として通い、直接店の雰囲気やスタッフの働く姿などを見ながら情報を得るという活動をしているようです。

就職活動を始める前に考えておくこと

ここでは、就職活動を始める前に考えておきたいポイントを解説していきます。

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美容師が就職活動前に考えておきたい4つのこと|自分に合ったサロンを選ぶポイントとは? | モアリジョブ

どんな美容師になりたいのか

まず、自分がどんな美容師を目指したいのかを考えましょう。

ナチュラル系などのこだわりを持った施術をしたい、先端の道具や技術を使ってトレンドのヘアスタイルを提供したい、予約困難店で腕を振るいたいなど、一人ひとりに異なった「なりたい美容師像」があるはず。

美容室によってコンセプトや提供するメニューなどが違うため、自分の理想像に近づけるようなサロンを探すことが重要です。

将来の目標やキャリアプラン

美容師としての将来的な目標や、どのように成長していきたいかを考えることも大切。

少しでも早くスタイリストとしてデビューしたい、じっくり腕を磨きながら時間をかけて一人前になりたい、先輩からマンツーマンの指導を受けたい、外部の講習に参加したいなど、自分の性格などもふまえて熟考しましょう。

また、独立・開業を視野に入れている場合は、独立支援やフランチャイズ展開を行っているサロンを探すのもおすすめです。

働きたいサロンの労働環境や条件など

働くときの環境や条件も重要な点です。

・給与体系・ボーナス・手当・昇給など
・勤務時間・残業など
・休日
・福利厚生はどの程度あるか
・勤務する場所

といったように、確認したい点はたくさんあり、人によって優先度も異なるでしょう。自分の希望に沿って優先順位をつけ、整理することが大事です。場合によっては、妥協できる項目なども明確にしておきましょう。

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就職先のサロンを探すときのポイント

つづいて、美容学生が就職先のサロンを探すときのポイントを紹介します。

サロンの規模や知名度を確認しよう

美容室は、店によって規模や知名度がまちまちです。ブランド力の高い有名店や、システム・福利厚生などが整っているチェーン店、地域密着型でアットホームな雰囲気の個人店など、規模によって特徴があるので、チェックしてみましょう。

有名店はトレンドを押さえやすいですが、就職希望者も多く狭き門、チェーン店は異動などがある場合もあり、転勤について確認しておく必要があります。また、個人店のような小規模のサロンの場合、オーナーの方針などによって待遇の差が大きい傾向です。

自分に合った働き方ができるのはどのタイプなのか、よく考えることが大切といえます。

教育システムや補助制度があるかどうか

美容学校で学び、免許を取得して美容師として働き始めたあとも、自分で勉強しながらスキルアップしていく必要があります。そこで、教育カリキュラムなどのシステムや補助制度が整っているかということと、カリキュラムの内容を確認することもポイント。

学びたい知識や技術を身につけられるか、後進の育成に力を入れているか、外部講習などを受けられるのかといった点も確認しましょう。

労働条件や福利厚生が整っているかどうか

前述したような労働環境の条件をチェックすることも必要です。給料・勤務時間・雇用形態・休日・福利厚生が整っているかどうかなどの点を確認しましょう。

給料面では、給与体系やボーナスの有無、残業代などもあわせて確認することをおすすめします。

サロンの雰囲気は自分に合っているかどうか

サロンのSNSやホームページを見て、どんな美容室なのかという雰囲気を確認することも重要。実際に足を運び、サロンの客層や、スタッフがどんな風に仕事をしているかなどもチェックするとよいでしょう。

目安金額など美容師の給料の詳細は、下記ページもあわせてご覧ください。

美容師の給料・平均年収はどれくらい? 給料を上げるためにできる7つのこと

就職先のサロンを探す方法

美容学生が就職活動する際のポイントがわかったところで、つづいては、実際にどのようにして就職先を探せばいいのかという方法を紹介します。

求人サイトや求人情報誌で探す

人材を募集しているサロンを探すなら、まず、求人情報が掲載されている媒体をチェックすることです。

たとえば、求人サイトには多くの情報が載っており、短時間で多くの情報を集めることができます。ジャンルを絞っていない求人サイトもありますが、美容での進路を考えたい学生には、美容系専門の求人サイトがおすすめです。

また、働きたいエリアが決まっている場合は、その地域の求人情報誌も活用するとよいでしょう。

気になったサロンのSNSやホームページを確認する

気になる美容室が見つかったら、お店の公式情報をチェックしましょう。Instagram・FacebookなどのSNSやホームページで、サロンの最新情報を確認することができます。

また、サロンに所属している美容師がSNSやブログを公開している場合もあるので、先輩美容師の雰囲気や仕事ぶりを覗いてみましょう。

サロンに足を運んでみる

興味のあるサロンにおもむき、サロンの雰囲気やスタッフの様子などを実際に目で見て確認する方法もあります。美容室によっては、サイト経由や電話などでサロンの見学を予約できる場合もあるので、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

先輩や知人に聞いてみる

もし、自分が就職したい美容室で実際に働いている同じ美容学校の先輩や知人などがいれば、リアルな声を聞いたり、紹介してもらったりするのもよいでしょう。

就職活動で気をつけたこと・就職前後のギャップ・そのサロンで働いていて感じたことなど、信頼度の高い情報を得ることができます。

就職先が決まらないということがないように対策をして進めていこう

美容師を志す美容学生は、早い場合で1年生の冬、一般的には2年生の夏に就職活動を始める人が多いです。「せっかく美容師免許を取得したのに就職先が決まらない」ということのないように、情報収集だけでも早めに始めましょう。

就職活動を始める前に、自分の「なりたい美容師像」や将来の展望、就職先に求める条件なども考えながら、ポイントを押さえて自分に合ったサロンを探してみてください。

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