アイリストの仕事を辞めたい理由とは?よくある悩みと退職後におすすめの仕事も紹介
アイリストは、お客様の目元を美しくするのが仕事です。美容業界ということもあり、華やかなイメージを持たれやすいですが、長時間同じ姿勢でいなければならなかったり、集中力が欠かせなかったりと、ハードな側面があります。
理由はさまざまですが、辞めたいと考えるネイリストがいることも事実です。
この記事では、アイリストにスポットを当て、よくある悩み・辞めたくなる理由を紹介します。転職を考える場合にすべきことや、おすすめの仕事もお伝えしますので、参考にしてください。
アイリストを辞めたくなる5つの理由
アイリストを辞めたくなる悩みの種は人それぞれですが、ここではアイリストが「辞めたい」と感じる理由を5つ紹介します。
1.肉体的な疲弊
アイリストは同じ姿勢で長時間、目元での細かい作業を続けなければならないため、目や首・肩・腰への負担が大きいです。
眼精疲労や肩こり・腰痛に悩まされる人もいるほか、長時間の集中力が必要とされるため、精神的な疲れを感じる人もいます。また、まつエクで使用するグルーでアレルギーを起こしてしまう人も。
肉体的な疲弊により、仕事が続けられなくなってしまい辞めざるをえなくなるケースや、今後も続けられるか悩んで転職を考えるケースがあります。
2.人間関係
サロンにもよりますが、アイリストが身を置く職場は女性が多いです。そのため、男女比率が同じくらいの職場と比較すると、女性特有の悩みやいざこざが多くなり人間関係がつらくなってしまう人もいます。
アイラッシュサロンだと小規模な店舗も多く、女性だけが働く職場環境も珍しくありません。スタッフ同士で派閥ができて対立したり、全体的に人間関係がよくない職場だったりということも少なからずあるようです。
毎日顔を合わせるからこそ悩みの原因になりやすく、別のサロンやほかの職種の仕事に転職を考える人もいます。
3.固定客を得られない
アイリストは、カウンセリングからお見送りまで1対1で接する機会が多く、コミュニケーションが欠かせない仕事です。技術力があっても、お客様とうまく信頼関係を築くことができなかったり接客が苦手だったりすると、自信を失くしてしまう人もいます。
その結果、指名が入らず固定客を得られないことで「辞めたい」と考える人も一定数いるようです。固定客が得られないと、社内評価や給与にも影響するため辞めざるをえないという人もいます。
4.給与が低い
東京都のアイリストの求人を見てみると、正社員の平均給与は23.6万円。サロンによって、給与だけでなく給与体系にも大きな違いがあるのが特徴です。
歩合制を採用しているサロンも多くありますが、前述したように固定客が得られず給与が上がらないという悩みを持つ人もいます。
また、ネイリストは美容師の資格が必要であるうえに、肉体的にも精神的にもハードな仕事をしているにもかかわらず、給与が見合っていないと感じる人も少なくないようです。
引用元
【11月版】 東京都 アイリストの求人・転職│リジョブ
5.モチベーションの低下
これまでお伝えした理由が決定打にならなくとも、きっかけとなって仕事へのモチベーションが低下してしまうこともあります。モチベーションが下がってしまうと、辞めたいと考える人も少なくありません。
また、次のような状況に陥ってしまった場合も、モチベーションの低下につながる可能性があります。
・カウンセリングがうまくいかない
・施術のスピードが落ちた
・理想の施術ができない
・満足のいく仕上がりにできない
ほかにも、キャリアアップ制度が整っていない・評価制度に不満があるなど、モチベーションの低下につながる要因はさまざまです。
アイリストを辞める前にしておきたいこと
一度辞めたいと思うようになったら、どうやって辞めるか・転職先はどうするかなどあれこれと思いを巡らせてしまうかもしれません。焦って物事を進めるのではなく、辞める前に考えたいこと・しておきたいことを一度整理しておきましょう。
本当に辞めたいかどうか意思を確認する
辞めたいと考え始めると、その職場のよさが見えにくくなってしまうことがあります。深く考えず一次的な衝動での転職は、後悔する可能性もあるため注意が必要です。
そうならないためにも、なぜ辞めたいのか、本当に辞めたいのかを冷静に考えてみましょう。辞めたい理由を書き出してみたり、解決方法がないかを探ったりすることが大切です。
上司に相談してみる
店長・オーナーなど直属の上司に辞めたい意思を伝え、相談してみるのもひとつの手です。労働環境や待遇などの悩みによっては改善されることもあるかもしれません。
また、仕事内容に関する悩みが理由であれば、自分自身にある課題やアドバイスが得られる可能性もあります。普段の仕事ぶりを見てくれている上司ならなおさら、的確な改善方法を教えてくれるかもしれません。
就業規則を確認しておこう
退職の意思を伝えるタイミングや提出書類などはサロンによって違います。いつまでに申し出をしなければならないかを把握していないと、スムーズに転職できなかったりトラブルになってしまったりする可能性も。
上司に相談する場合も、あらかじめ退職に関わる規則を確認しておきましょう。
法律上は退職日の2週間前の申し出で退職ができますが、円満に辞めるためには就業規則に従うことが大切です。退職を決めたら、ほかのスタッフの状況や引継ぎにかかる期間なども考慮して、できるだけ早めに申し出ましょう。
引き止められたら?
「辞められたら困る」などと引き止められることもあるかもしれません。理由にもよりますが、本当に辞めたいと意志を固めたのであれば、揺らがずしっかりと意思を伝えましょう。
できれば退職前に転職活動をしよう
退職前に次の就職先を決めておくことで、収入が途絶える心配がなくなります。仕事と並行しながらの転職活動は大変ですが、すぐに転職先が決まるという保証はないため、できるだけ辞めてしまう前に転職活動をおこないましょう。
次の就職先が決まっていれば、退職してもブランク期間ができないというメリットもあります。
アイリストの求人は、以下のページからチェックしましょう。
【11月版】 東京都 アイリストの求人・転職│リジョブ
引き継ぎをしておこう
担当しているお客様の情報など、自分が受け持っていた業務はほかのスタッフに引き継がなくてはなりません。後任のスタッフやお店だけでなく、お客様にも迷惑がかからないよう、最後まで責任を持つことが大切です。
引継ぎは時間がかかることもあるので、なるべく早めに取り掛かりましょう。
アイリストから転職するのにおすすめの仕事は?
辞める理由によっては、アイリストそのものを辞めて転職したいという人もいれば、仕事をするなかでほかの仕事に挑戦したいという意欲が湧き、転職を考える人もいるかもしれません。
ここでは、アイリストから転職するのにおすすめの仕事を紹介します。
アイリスト以外の美容職
アイリストは続けられない・続けたくないけど、お客様を美しくすることができる美容関係の仕事には携わっていたいという人におすすめなのが、ネイリストやエステティシャンなどの美容職への転職です。
施術に関する知識や技術を新たに習得する必要がありますが、カウンセリングや接客の経験、美容師資格などを活かすことができます。
アイリストのスキルを活用できることから、トータルビューティーサロンを転職先として選ぶ人も。ほかの施術の知識や技術を新たに習得できるため、自身のスキルアップにつながります。
ネイリストやエステティシャンの求人は以下のページからチェックしましょう。
リジョブ:ネイリスト・ネイルサロンの求人・転職・募集
リジョブ:エステの求人・転職・募集
美容商材メーカーやサロンの事務、営業職
アイリストの仕事を通して、施術で扱う商品に対する興味が強くなったことから、美容商材メーカーへの転職をする人もいます。商品の知識があることだけでなく、現場で直接お客様の声を聞いているという経験があるため、商品開発や営業に活かせるのが強みです。
ほかにも、スタッフやサロンを支える裏方の事務仕事などもおすすめです。
同業他サロンへ転職する方法も
労働環境や待遇、スタッフとの人間関係が原因の場合は、別のアイラッシュサロンへ転職することで悩みが解決できることもあります。その際は、今のサロンで抱えている悩みが解決できる場所を探すことが大切です。
募集要項をよく確認し、教育制度や給与面を把握するほか、サロンの見学に行くのもおすすめ。求人情報やホームページ・SNSの情報だけでは分からない、お店やスタッフの雰囲気などを知ることができるでしょう。
リジョブでは、アイリストの求人情報を多数掲載していますので、チェックしてみてください。
リジョブ:アイリストの求人・転職・募集
自分に合った職場を探してみよう!
アイリストのよくある悩みとして、肉体的な疲弊・人間関係・固定客を得られない・給与が低い・モチベーションの低下の5つを紹介しました。辞めたいと思うことは誰にでもあり得ることですし、今の時代は転職も珍しいことではありません。
重要なのは、辞める理由が明確であるかどうか。辞める前に、今一度辞めたい理由を考えることが大切です。解決が難しいようであれば、ほかのサロンへの転職も視野に、自分に合った職場や仕事を探してみましょう。