セラピストへ転職するには?おすすめの転職先や向いている人・転職先の探し方をまとめて解説

さまざまな不調を抱えるお客様に癒しを与えるセラピスト。ストレス社会の現代では、癒しを求める人も増えており、セラピストの需要は高まっているといいます。

実際に施術を受けたことがある人のなかには、ほかの職種からセラピストへの転職を考えている人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、セラピストへ転職するにはどうしたらよいのかを紹介します。おすすめの転職先やセラピストに向いている人、転職先の探し方などもお伝えしますので、参考にしてください。

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セラピストとは?

セラピストとは専門的な知識や技術を用いて、心身に不調を感じるお客様や患者を癒したり、症状を和らげたりする職業のことです。「療法士」や「治療士」と呼ばれることもあります。

セラピストはおもに、医療系・メンタル系・ボディ/リラクゼーション/美容系の3つのジャンルに区分され、施術内容に違いがあるのが特徴です。

医療系セラピストは国家資格が必須。メンタル系セラピストのなかにも国家資格が必要なものもあります。

資格については以下の記事を参考にしてください。
セラピストになるには資格が必要?おすすめの資格や求人の探し方・応募に必要な準備を紹介

おもな仕事内容

施術内容に違いはあるものの、セラピストの仕事の流れはほぼ同じで、カウンセリング→施術→アフターフォローの流れが基本です。

カウンセリングではお客様や患者の悩みや不調を聞き出し、現在の心身の状態やアレルギー、病歴なども確認します。

カウンセリングをもとに各ジャンルの施術をおこないますが、どの施術でもお客様や患者の緊張をほぐし、信頼関係を築くことが大切です。メンタル系セラピストはより深いカウンセリングをおこないます。

アフターフォローでは心身の状態を確認し、日常でおこなえるケアをアドバイス。

ほかにも、受付・会計・予約管理・清掃・事務作業をおこなうこともあります。

施術内容についての詳細は以下の記事をチェックしてください。
未経験でもセラピストになれる?セラピストの仕事内容や求人の探し方を紹介

おもな就業先と働き方

セラピストの就職先は、エステサロンやリラクゼーションサロンのほか、福祉施設やスポーツジムなどがあります。

正社員やパート・アルバイトなどで働いている人がいるほか、フリーランスとして業務委託を受けている人や、独立して自分のサロンを開業している人も。

くわしくは以下の記事をご確認ください。
セラピストの就職先にはどんな職場がある?仕事内容・給料・求人の探し方も紹介

セラピストの休み事情と1日の業務の流れ

サロンで働くセラピストは、土日や夕方以降が忙しくなりやすいため、早番・遅番のシフト制で平日休みという勤務形態が多いです。サロンによって休日の取り方には違いがあり、週休2日のところもあれば、週1で固定休のところも。

1日の業務の流れは以下の通りです。サロンによって異なるため参考程度にしてください。

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セラピストへ転職する方法

リラクゼーション系や美容系のセラピストに必須資格はなく、未経験でも転職できます。まずは、自分がどの施術をおこないたいか明確にすることが大切です。

ここでは、ほかの職種で働いている人がセラピストに転職する方法を紹介します。

未経験OKの求人に応募する

実務経験や資格がない人でも、未経験OKのサロンならすぐにセラピストを目指せます。なぜなら、そのほとんどが研修制度を設けており、必要な知識や技術を1から学べるためです。

なるべく早く現場で経験を積みたいという人は、未経験OKの求人に応募してみるとよいでしょう。

民間資格を取得して求人に応募する

セラピストに関連する民間資格を取得してから、転職を目指す方法もあります。働く前にある程度知識や技術を習得しておけるので、転職に有利になる可能性も。

資格によって難易度が異なるため、まずは自分が目指すセラピストにはどんな資格があるとよいか調べておきましょう。

セラピストに関する資格は以下の記事で詳細をまとめていますので、あわせてチェックしてください。
セラピストの種類や仕事内容とは?気になる資格・就職先・目指し方・向いている人をまとめて解説!

セラピストへの転職ならボディ・リラクゼーション・美容系がおすすめ

ほかの職種から転職をするなら、国家資格が不要なボディ・リラクゼーション・美容系のセラピストを目指すのがおすすめです。ここではボディ・リラクゼーション・美容系のセラピストについて紹介します。

ボディ・リラクゼーション・美容系セラピストの種類

ボディ・リラクゼーション・美容系セラピストは、身体や肌の不調を整える施術をおこないますが、セラピストの種類によってアプローチの仕方や施術方法が異なります。

リフレクソロジスト

リフレクソロジストは、リフレクソロジーという健康法の考え方に基づいて施術するセラピストです。おもに手技を用いて、足の裏や手にある反射区を刺激し、血流やリンパの流れをよくしたり、老廃物を流したりする施術をおこないます。

資格は必須ではありませんが、取得している人が多いです。リフレクソロジーに関する資格については以下の記事をご確認ください。
リフレクソロジーの資格を取得するには? おすすめの資格と活かせる仕事を紹介

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|リフレクソロジスト – 職業詳細

アロマセラピスト

アロマセラピストは植物精油の専門知識に基づき、アロマオイルを用いて施術をおこないます。精油ならではの心地よい香りや精油の成分を活用し、さまざまな施術方法があるのが特徴です。

学歴や資格は問われませんが、ほとんどのアロマセラピストが、関連する資格を取得しています。

資格やくわしい仕事内容は以下の記事をチェックしてください。
アロマセラピストとは?仕事内容や資格の取得方法などを解説

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|アロマセラピスト – 職業詳細

エステティシャン

エステティシャンはマシンや手技、化粧品を用いてボディ・フェイシャル・美容脱毛などの施術をおこなうセラピストです。

ボディは身体のコリをほぐしたり、体型を整えたりすることを目的に全身や気になる部分を施術します。フェイシャルは美白や美肌などを目的とした、頭からデコルテまでの施術です。美容脱毛は、全身または気になる部分の脱毛をします。

エステティシャンの資格は施術によっても異なるため、以下の記事も参考にしてください。
エステティシャンとは?おすすめの資格や仕事内容、エステティシャンになる方法や給料など徹底解説

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|エステティシャン – 職業詳細

セラピストに向いている人とは?

セラピストといってもさまざまな種類がありますが、ここではどのセラピストにも共通していえる、「向いている人」の特徴を紹介します。

コミュニケーション能力に長けている

セラピストは、お客様を癒すのが仕事です。お客様が抱える悩みを聞き出し、寄り添った対応をしなければなりません。

また、相手の気持ちを汲み取ったり、臨機応変に対応したりする能力も求められ、リラックスした状態で施術を受けてもらえるような気配りも必要です。

人と接することが得意なコミュニケーション能力に長けている人なら、これらのスキルを発揮できるでしょう。

人に尽くすことが好き

セラピストは、お客様が抱える心身の不調を整えることに尽力しなければならないため、人を喜ばせたり人に尽くしたりすることが好きな人に向いています。

お客様が改善・回復していく姿を一緒に喜べる人も、お客様にとってはうれしい存在となるでしょう。

体力・精神力に自信がある

施術時間はサロンやメニューによっても違いがありますが、30分から長いところで2時間くらいおこなうこともあります。忙しいと休憩も取れず連続で施術に入ることもあるため、体力は欠かせません。

また、精神的にもタフでないと、お客様の不調や悩みに感化され影響を受けてしまう可能性も。

そのため、体力・精神力に自信がある人も重宝されるでしょう。また、ストレスをうまくコントロールできるような切り替え上手な人にも向いています。

学び続ける意欲がある

セラピストは業務内容が多岐にわたることにくわえ、技術に終わりがないため、学び続ける意欲がある人には向いています。

セラピストになったからと言ってそこで終わりではなく、仕事と両立しながらつねに勉強し技術を高めていく努力が必要です。

セラピストのやりがいと大変なこと

ここからは、実際にセラピストとして働いている人が、どんなことにやりがいや大変さを感じているのかを見ていきましょう。

やりがい

多くのセラピストが感じているやりがいとして、施術によってお客様に喜んでもらえたり、感謝の言葉をもらえたりすることや、達成感を感じられることなどが挙げられます。

また、資格を取ったり経験を積んだりするなど、頑張り次第で収入がアップすることにモチベーションを感じる人も。

ある程度経験を積んだあと独立してサロンを開業する人も多く、自分次第で将来の可能性を広げられる点でも、挑戦しがいのある仕事です。

大変なこと

どんな職業でもいえることですが、やりがいだけでなく大変なこともあります。セラピストがおもに大変だと感じているのは、身体的な疲れや精神的な負担がかかりやすいことです。

さきほどもお伝えしましたが、長時間の施術を休憩なしで続けて担当することもあり、手技では力を必要とする場面もあるため、体力を消耗します。

また、さまざまなお客様を相手にするため、なかにはコミュニケーションが難しいと感じる人も。さらには、お客様の負の感情をそのまま受け止めてしまうセラピストもいます。

セラピストの給与形態と平均収入

セラピストの収入は、サロンや雇用形態によっても異なりますが、正社員の場合は固定給+インセンティブや資格手当などがつくことが多いです。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、令和4年のアロマセラピスト・リフレクソロジストの平均年収は381.9万円、エステティシャンの平均年収は322.8万円でした。

同サイト内のハローワーク求人統計データによる平均月収は、アロマセラピスト・リフレクソロジストが21.8万円、エステティシャンの平均月収は、22.7万円です。

求人サイト「リジョブ」には、セラピストの求人を豊富に掲載しています。リジョブ内の求人をもとにした平均収入は下記のとおりです。

【セラピスト※2024年1月現在】

正社員 平均
スタッフ 286,006円
店長(候補) 321,154円
アルバイト 平均
スタッフ 1,380円
店長(候補) 1,475円
業務委託 平均
スタッフ 378,361円
店長(候補) 350,667円

 

【エステティシャン※2024年1月現在】

正社員 平均
スタッフ 283,990円
店長(候補) 326,366円
アルバイト 平均
スタッフ 1,382円
店長(候補) 1,310円
業務委託 平均
スタッフ 344,539円
店長(候補) 291,039円

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|アロマセラピスト – 職業詳細
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|リフレクソロジスト – 職業詳細
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|エステティシャン – 職業詳細

転職先を選ぶときに確認しておきたいポイント

自分に合った転職先を見つけるためには、選び方にも注意が必要です。ここでは、転職先を選ぶ時に確認しておきたいポイントを紹介します。

応募条件|必要資格の有無や未経験可能かどうか

応募する前に、必要な資格の有無や未経験でも応募可能かなど、募集要項に書かれている応募条件を満たしているか確認しましょう。

教育制度|研修・サポート・キャリアアップなど

未経験から転職の場合、研修制度はどのくらい整っているか、資格取得に向けた補助やサポート体制はあるかを知っておくことが大切です。

また、経験に応じたキャリアアップが望めるかどうかも、自分のキャリアプランと照らし合わせて確認しましょう。

勤務条件|給与・福利厚生・休日日数など

雇用形態をはじめ、勤務時間・給与・福利厚生・休日日数・転勤の有無といった勤務条件も確認すべきポイントです。自分の希望に合った働き方ができるか、きちんとチェックしておきましょう。

お店について|職場の雰囲気や技術レベル

長く働くためにはお店と自分との相性も重要です。客として実際に店舗を利用したり、SNSやホームページなどをチェックしたりして、職場の雰囲気や技術レベルを把握しておきましょう。

セラピストの転職先を探すおすすめの方法

転職先を探す方法は複数ありますが、ここではセラピストの転職先を探すのにおすすめの方法を2つ紹介します。自分に合った方法で、求人を探しましょう。

求人サイトやアプリから自分で探す

求人サイトや求人アプリは、希望する条件にあった求人を探すことができます。パソコンやスマホから自分の好きなタイミングで調べ、応募までできるという手軽さが魅力です。

ただし、サポートなどはないため、選考に必要な準備はすべて自分でしなければなりません。

美容業界に特化した求人サイト「リジョブ」は、アプリ版もリリースしています。会員登録しておけば企業からのオファーが来たときに通知が届くため、見逃す心配もありません。応募先とのやりとりはチャット形式でできるため、使いやすいのも特徴。

サロンの規模や特徴、立地にくわえて、ホテルやスパなど施設形態を指定することも可能です。また、「ノルマなし」「インセンティブあり」などの条件もあり、より自分に合った求人を見つけやすいでしょう。

転職エージェントを活用して求人を紹介してもらう

転職エージェントは、転職にくわしいアドバイザーから希望条件や適性にマッチした求人を紹介してもらうことができます。さらに、キャリアについての相談ができるほか、選考に必要な書類の添削や面接対策などのサポートも受けられるのが特徴です。

しかし、応募や面接の日程調整などはアドバイザーがおこなうため、主体的に転職活動を進めることは難しいといえます。

エージェントによって、得意な業界とそうでない業界があるため、美容・ヘルスケア業界に特化したエージェントを探すのがおすすめです。

セラピストへの転職を成功させるには?

セラピストの選考は一般的に、書類審査→面接の順におこなわれます。そのため、転職成功の鍵を握るのは、ポイントをおさえた書類作成と面接対策です。履歴書や職務経歴書を作るポイントや面接対策についてくわしく見ていきましょう。

履歴書や職務経歴書をていねいに作る

履歴書や職務経歴書は、採用担当者が目を通す大切な書類であるため、ていねいに作ることが大切です。また、書類審査だけでなく面接で活用されることもあります。

基本的なポイントとしては、どちらの書類もミスひとつなく仕上げる必要があります。

記入後は見直しをし、手書き作成で誤字や脱字を見つけた際は、新しい用紙に取り替えてはじめから書き直してください。PCの場合でも、ミスはかならず修正しましょう。また、資格名や勤務先は正式名称で記載し、和暦・西暦はどちらかに統一してください。

職務経歴書については以下の記事でくわしく紹介しています。
【見本あり】セラピストが職務経歴書を書くときには何をアピールする?ポイントと記載内容を解説!

自己PR|応募先にメリットがある強みを見つける

自己PRは、自分の強みやスキル、魅力などを採用担当者に知らせることを目的としており、書類選考と面接の両方で重視されます。

セラピストに求められるスキルや応募先が求める人材を考慮したうえで、採用するメリットを感じさせるアピールポイントを見つけることが大切です。

関連記事
セラピストの履歴書の書き方・注意点・志望動機の書き方を解説

志望動機|応募先に入社したい熱意をアピール

志望動機はその名の通り、応募先を選んだ理由を伝える目的があります。自己PRと同様に、採用担当者が注目しているポイントです。

応募先を選んだ理由を明確にし、どのように貢献したいかといった入社意欲をアピールします。そのためには、応募先の特徴や魅力をしっかりと把握しておくことが大切です。

関連記事
セラピストの志望動機で伝えるべきことやNGな内容とは?例文も紹介

面接対策をおこなう|想定される質問やチェックポイントの把握

面接では、コミュニケーション能力や社会人としてのマナー、臨機応変な対応力などがチェックされます。受け答えだけが見られているわけではないため、事前に対策を練っておくことが大切です。

よくある質問として、志望動機やセラピストを目指した理由、どんなセラピストになりたいかなどが聞かれます。想定される質問を把握したうえで、自分なりの回答をある程度準備し、円滑なコミュニケーションが取れるようにしておきましょう。

セラピストにふさわしい振る舞い方だけでなく、社会人としての常識も身につけておくことが望ましいです。清潔感のある身だしなみで、あいさつや笑顔も忘れないようにしましょう。

セラピストの面接でよくある質問は以下の記事で紹介しています。
セラピストの面接はどんなことが聞かれる?よくある質問や回答のポイントを紹介!

セラピストへの転職はどの職種からも可能!自分に合った転職先を見つけよう

セラピストは国家資格が必要なものと、資格が不要なものがあります。未経験や資格がない状態から転職するなら、必須資格のないボディ・リラクゼーション・美容系がおすすめです。

セラピストの求人には未経験OKのものも多く、入社後に必要な知識や技術を学べることがほとんど。そのため、どの職種からでも転職を目指すことができます。

応募する前に、応募条件を満たしているかや研修・サポートの充実度、勤務条件・サロンの雰囲気や技術レベルなどを確認し、自分に合った転職先を見つけましょう。

セラピスト求人を探すなら、「リジョブ」をおすすめします。選択できる条件が豊富にあるため、自分に合った転職先を見つけやすく、転職満足度98%※と非常に高いサービスです。未経験OKの求人も多数掲載していますので、ぜひ一度チェックしてみてください。

美容・治療・リラクゼーションの求人:リジョブ

※リジョブ経由で採用された1,242名を対象に実施した満足度自社調査より(実施期間:2023年2月8日〜2023年3月8日)

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