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コラム・特集 2017-03-20

セラピストになるには?資格を取って仕事を始める最短ルートとは?

リラクゼーション業界では、さまざまな手技や技術を持ったセラピストの方々が活動しています。その数は増加傾向にあり、各サロンによる競争も熾烈です。お客様からの要求も年々高くなってきていますから、確かな技術と信頼性をそなえたセラピストが今後、より求められていくでしょう。

一言でセラピストといってもたくさんの種類があるので、これからセラピストになりたいという方のなかには、「どの資格を取ればいいのかよくわからない」という方も多いかもしれません。そこで、セラピストになるために知っておくべき基本的な情報や、おすすめの資格などを簡単に紹介していきましょう。

セラピストの種類と主な仕事内容は?

一般的に「セラピスト」という場合、マッサージやボディケアを中心とした「ボディ・セラピスト」と、ストレスや心理的な悩みの解決を提案する「メンタル・セラピスト」の2つを指すことが多いです。今回取り上げていきたいのは、主にリラクゼーション業界で活動する「ボディ・セラピスト」の方です。ボディ・セラピストの代表的な資格には、次のようなものがあります。まず、国家資格者で保険診療も行える「柔道整復師」「あん摩マッサージ指圧師」「はり師しん灸師」。これらは業務独占資格ですので、それぞれ有資格者のみに認められた施術分野があります。そして、このほかの資格はすべて民間資格ということになり、代表的なものでは背骨回りや筋肉のほぐしを中心とした「整体師」「カイロプラクティック」、足裏の反射区を通じて全身の不調部分に働きかける「リフレクソロジー」「足つぼマッサージ」、アロマオイルを使ったリラクゼーションを提供する「アロマテラピー」などがあります。

それぞれの資格は、専門学校やスクールなどで指導を受けたのち、国家試験や認定試験に合格して取得できます。合格後は、接骨院や介護施設、病院、リハビリ施設、リラクゼーションサロンなどで勤務するか、独立開業するというキャリアが一般的です。独立開業する場合は、店舗を開くオーソドックスな方法もあれば、自宅の一室で開業する方法もありますし、自らお客様のところへ出向いてサービス提供する訪問型の開業をするセラピストもいます。いずれにせよ、お客様の大切な体を扱う仕事ですので、豊富な知識と経験、高い技術を求められる職業だといえるでしょう。

セラピストにおすすめの資格は?

セラピストとして活動するには、先に挙げたようなさまざまな施術方法のなかから、自分の提供したい分野のものを選んで取得するというのが王道です。お客様からの信頼性の高さ、保険診療を行えるなどのメリットを重視するなら、国家資格を取得することがおすすめです。ただし、国家資格は専門学校で3年以上の指導を受けたうえで、国家試験に合格しなければなりません。試験を受けるまでの時間的、経済的負担は大きいものになります。専門学校は基本的に全日制で、費用はトータルで200万円以上はかかってきます。

そこで、もう少し短期間で費用的な負担も軽い、民間資格を取得するのもおすすめの方法です。民間資格の場合は、資格を認定する民間団体が主宰するスクールに通う必要があります。たくさんの団体があるので、しっかりとしたノウハウや指導体制が整っていて、提携するサロンの数も多い民間団体のスクールを選ばなくてはなりません。やはり、需要が大きくあって歴史と伝統に裏打ちされた「カイロプラクティック」「リフレクソロジー」「アロマセラピー」などの資格がおすすめになります。これらの資格は、主に欧米で発祥した技術で、アメリカ、ヨーロッパの各国では医療技術として認められているものも多く、国際的な団体が主催しているスクールなどで資格を取得すると、国内だけでなく海外での活動も視野に入れることができます。

セラピストになるためにはどれくらいの期間がかかる?

国家資格を取得したい場合は、最低でも3年の専門学校での学習期間がかかります。専門学校の必要課程を修了した後に国家試験を受験し、就職、あるいは開業という段階でプロとしてのセラピストとなるので、実際のところ、現場に出るまでは4~5年はかかるとみておいた方がいいでしょう。

民間資格の取得や国家資格なしでセラピストとなるには、それぞれの民間団体やサロン直営のスクールで学ぶか、現場のサロンで働きながら技術を身につけるかのどちらかの方法になります。現場で働きながら技術を習得するならば、サロンに採用された時点で即セラピストとして活動することになります。全くの素人だったとしても、実際にお客様へサービスを提供することになるので、サロン側から一定の指導を受けながら給料をもらえるというメリットはあります。しかし、この方法ではサロンの要求する仕事だけを断片的に教わることになるので、セラピストが本来知っておくべき体系的な知識や技術について、身につけていくことは難しいです。やはり、サロン直営のスクールなどで、まずは体系的に知識や技術を習得したのちに現場へ入る方が、サロンやお客様からの信頼を得られますし、なにより自分自身の技術についても自信を持てます。

民間のスクールは短いもので3カ月、長いもので2年ほどのカリキュラムがあって、スケジューリングも比較的自由に設定できるので、働きながらや子育てなどをしながらでも資格取得を目指せます。通信講座などもたくさんあり、こちらはさらに短期間で資格取得できるものがあります。ただし、本格的な技術を身につける場合は、それなりの濃い内容や実技指導などをしっかり受講しなければならないのも事実です。期間や費用的な負担ばかりを優先して、いい加減な講座を受けてしまうと、ちゃんとした技術を習得できないままで終わることになりかねませんから、講座の内容やスクールの雰囲気などをしっかり調べておく必要はあります。

おすすめのスクール・講座は?

そこで、ここでは代表的な民間資格である「リフレクソロジー」と「アロマセラピー」のなかから、国際的な団体が認定する資格をご紹介しておきたいと思います。いずれの資格も日本では知名度と人気があり、また本場の海外でつちかったノウハウを習得できる資格です。

・英国IFR・JHRS認定リフレクソロジスト

数あるリフレクソロジストの資格のなかでも、比較的メジャーな資格です。リフレクソロジーの本場のひとつであるイギリスの第一人者、ルネ・ターナー氏の30年以上に及ぶ技術ノウハウに基づいた技術を習得できます。東京と大阪にある、日本リフレクソロジスト養成学院(REFLEリフレ)が養成機関となっています。日本での提携サロンは250を超えており、就職や開業支援も充実しています。期間は3カ月から2年までさまざまなコースがあり、通信講座もあります。補完ケアとしての評価も高く、ホスピスや緩和ケア病棟などで働くセラピストを多く輩出している資格です。

・英国IFPA認定アロマセラピスト

アロマセラピストの資格としては、国際的な評価の高い認定資格です。IFPAは、アロマセラピーの本場であるイギリスで設立された協会で、世界中で質の高いアロマセラピストを育成する活動を行っています。IFPAの認定するIMSI(自然療法の国際総合学院)で技術を学びます。リラクゼーション業界のほか、総合医療の現場で働く人を多く輩出しており、資格取得者のなかには海外で活躍する人もいるようです。

セラピストの資格を独学で習得できる?

こうした専門学校やスクールなどで学ぶことなしに、独学でセラピストになることは可能なのでしょうか?まず、国家資格については専門学校を修了することが資格取得の条件になっていますので、独学で資格を取得するということは不可能です。問題になるのは民間資格ですが、民間資格は必ず習得を義務付けられている資格ではありませんから、無資格でも技術があるのならば即座にセラピストを名乗って開業することは可能です。したがって、独学の場合は、自分で専門書を買って学習したり、サロンに勤務して現場での経験を積んだりなどして、セラピストとしての技術を身につけることになるでしょう。しかし、カイロプラクティックにしろ、リフレクソロジーにしろ、海外では医療技術として認知されているほど確立された技術であり、その習得のためには人体についての解剖学的な専門知識を多く必要とするものです。大切なお客様の体を扱う仕事ですので、生半可な知識や経験だけでは、十分な技術を身につけることは難しいですし、大きな事故にもつながりかねません。また、技術習得のためには熟練者による実技指導や、現場での客観的な指導が不可欠な分野です。こうした事情を総合的に考えると、独学での開業はあまりおすすめできません。そして、民間資格の多くは、主宰するスクールのカリキュラムの修了を資格取得の条件としているものが多いです。民間資格を取得するためのスクールでは、費用やスケジューリングにもいろいろ幅があり、通信講座なども多く実施されていますので、自分の都合に合った講座を選んでしっかりと学んだ方がいいでしょう。

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