同じでも目指す方向は多様『GARDEN Tokyo KOMAKIさん・河上紘之さん』#2
2012年に同期としてGARDENに入社し、現在GARDEN Tokyoで活躍するKOMAKIさんと河上紘之さん。今回は2人のプライベートや将来にフォーカス。多忙な中でどのように自分の時間を作っているのか、将来についてどう思っているのかを伺いました。
正反対!? ちょっと変わった休日の過ごし方
――― 趣味は?オフの日は何をしていますか?
KOMAKI:趣味はスポーツ観戦と小旅行。完全アウトドア派です
河上:僕はインドア派。自宅にこもって映像を観たり音楽を聴いているのが好き
河上:僕は1日オフだったら、家で海外のアート映像を観たり、音楽鑑賞をしてそこから刺激を受けることが好きです。
KOMAKI:そういえば、2年前も「夏休みに何するの?」って聞いたら、「部屋から一歩も出ない5日間を作る」って言ってたよね。あの時、すごくびっくりした(笑)。
河上:そうそう、食料とか買いだめして、お風呂とトイレ以外はずっと布団の上で映画を観たりパソコンを触ったりして過ごしましたね。その時は確か、友達の誘いも全部断って家にこもりました。
KOMAKI:友達が来たりもしなかったの?
河上:なかったね。日中、みんなが仕事していることを考えながら部屋にいるのが気持ちよかった(笑)。
KOMAKI:ちょっと変わってるよね(笑)。
河上:「今、この時間みんなはシャンプーしてるんだろうな」って思いながら天井を見ているのが贅沢な気がして。あのときは自分の想像をはるかに超えるくらい忙しくて、美容師の理想と現実のギャップをすごく感じていたから、今思えば、その反動だったのかもしれない。さすがに今はそんな過ごし方はしなくなりました。
KOMAKI:私には考えられない(笑)。私はスポーツ観戦が趣味で、地方で試合があれば遠征をするくらい大好きです。試合がなくてもオフは地方に行くことが多いです。東京で外出してもすることと言ったら買い物くらいじゃないですか。買うものもないし、ただ歩いているだけならちょっと奮発して地方に行った方がいい。たくさん刺激があって、さらにリフレッシュもできて、一石二鳥ですよ!
多忙な2人の理想のライフワークバランス
――― 仕事とプライベートの理想的な割合は?
KOMAKI:半々の割合でうまく両立するのが理想!
河上:仕事とプライベートに境目は作らない
KOMAKI:理想は仕事もプライベートもバランスよく両立すること。ただ、女性は結婚や出産、子育てなどのライフステージがあって、失うものなく仕事に全力を注げるのって今しかないと思うんです。なので、私は少なくともあと5年は全力で仕事に向き合おうと思っています。
河上:僕は正直、プライベートの時間は不要です。今年スタイリストデビューをして、仕事がすごく楽しいので今は自分の時間がなくてOK。僕も外部でヘアメイクのお仕事をさせていただいているので、サロンの定休日は大体撮影に行きます。個人の休みの日でも、希望があればお客様の予約を入れてもらっているくらい。むしろ仕事をしている時間が自分の至福のときなので、境目がないですね。
KOMAKI:私はプライベートな時間も必要だから、仕事とプライベートをしっかり割り切っています。そこが河上と大きく違う点ですね。
同じ現場にいても目指す方向は違ってくる
――― 将来、こうなりたい!という理想の姿ってありますか?
KOMAKI:サロンワークと外部のお仕事をバランスよくこなす女性スタイリスト
河上:作品のディレクションができる万能なスタイリストになって海外でも活躍したい!
河上:僕は業界誌に載るような、自分の作品全体をディレクションできる多才なスタイリストになるのが目標です。ゆくゆくは海外でも活躍したい、去年行かせてもらったN.Y.研修で、この想いが強くなりました。N.Yでは技術だけでなく、海外の美容室のシステムや人との接し方を学びました。得るものがすごく多くて、本当に行ってよかったです。
KOMAKI:河上は渡米する前より発言の仕方と雰囲気が柔らかくなったよね。私は美容師になった頃からずっと、テレビのヘアメイクの仕事に憧れていました。でも、サロンでお客様と接している時間も大切だし、やっぱりそれが一番楽しいので、サロンワークを週に4回、テレビのヘアメイクのお仕事を週に1、2回ってバランスよくできるのが理想です。河上は自分の夢を叶えるためにやっていることってある?
河上:外部の仕事を増やす努力をしています。夢を叶えるために何が必要なのか考えてみたときに、サロンワークで技術を向上させることももちろん大切だけど、知名度を上げることも必要だなと思って。外部のお仕事は必ず受けて、そこで100を出して次の仕事に繋げられるように毎回全力で取り組んでいます。KOMAKIは?
KOMAKI:仕事でもプライベートでも、とにかくいろんな人に自分の夢を話すようにしています。お客様にもいろいろな職種の方がいらっしゃって、チャンスはどこに転がっているかわからないので。
河上:確かに。チャンスがいつ訪れてもいいようにお互い、地道に頑張りましょう。
KOMAKI:なりたい自分を目指しながら美容業界を盛り上げていきたいよね。改めてお互いのことを話してみて思ったけど、こんなに違うんだね、私たち!
河上:うん、職業も職場も一緒なのにね。この違いがお互いのいい刺激になり、いい関係を作っているのかもしれないです。
同じフィールドにいても、夢にバリエーションが持てる
同じ職種、同じ現場にいるけれど、ここに辿りつくまでのきっかけも違えば夢も違う2人。同じ仕事でも目指す方向はさまざまだし、夢にバリエーションを持たせることができる仕事だと感じた対談でした。そして、夢を語る2人はキラキラしていて、これからの美容業界をより一層盛り上げてくれるのだろうと期待が高まりました。
取材・文/黒川香菜子(レ・キャトル)
撮影/伊藤博之
Salon Data
GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ)
住所:東京都中央区銀座7-9-15 GINZA gCUBE 11F
東京メトロ銀座駅 A3出口より徒歩5分
電話:03-5315-5770
営業時間:火・水/11:00~21:30 木・金/12:00~22:00 土曜日/10:00~20:00 日曜日/10:00~19:00 祝日/10:00~19:00
定休日:月曜日
要領いい俊才と不器用な努力家『GARDEN Tokyo KOMAKIさん・河上紘之さん』#1>>