モテ眉の魅力を発信中！「W EYE BEAUTY」YUKIさんの注目UPワザ
モテ眉の魅力をInstagramで積極的に発信することで、人気急上昇中のトップアイコーディネーターYUKIさん。「こんなに教えちゃって大丈夫なの？」とこちらが心配になるくらい、プロフェッショナルの技術を惜しむことなく次々と公開しています。
前編では、SNSを活用する理由やフォロワーを増やすためのコツについて聞いてみました。新型コロナウイルスの影響が美容業界にも暗い影を落とすなかで、YUKIさんに訪れた大きな心境の変化とは？
今回お話を伺ったのは…
YUKIさん
表参道駅近のまつげエクステ＆アイケアー＆アイブローサロン「W EYE BEAUTY（ダブリュー アイ ビューティー） 表参道本店」の店長、トップアイコーディネーターでもあるYUKIさん。「みんなが眉を楽しんで、もっと自分を好きになってほしい」という思いから、モテ眉に関する技術や楽しみ方を発信中。技術者向けのオンラインスクールも開催しており、これまでに130名以上の生徒を育てている。
YUKIさんのInstagram：＠yukimiyazaki_
before＆afterの写真だけで「バズれる時代」を経て、しばらくSNSを中断
2018年に投稿したというbefore＆afterの写真。これをきっかけにフォロワーが急増したそう
――いつ頃からInstagramをはじめたんですか？
はじめてアカウントを作ったのは6〜7年くらい前です。私がまだ新人のころでした。しばらく気が向いたときに投稿するぐらいで、フォロワーさんも少なかったです。Instagram経由でお客さまがご来店されるようになったのは4年ほど前から。思い切って10万円のミラーレスカメラを買って写真の撮り方を研究していたら、もともと100人くらいだったフォロワーが4000人以上に増えたんです。当時は眉毛サロンが少なかったのも反響が大きかった理由だと思います。「before＆afterの写真だけでバズれる時代」でした（笑）。
――すごい、一気にフォロワーが40倍になったんですね。
そうなると問題も発生します。一気に1ヶ月先まで新規のお客さまでスケジュールが埋まってしまい、これまで私が担当していた方がご予約できない状況になりました。それでは申し訳ないと、できる限り全力で対応していたら、トイレに行くこともできないくらい忙しくなって……なんと、膀胱炎になってしまったんです（笑）。
――それは大変でしたね。フォロワーが一気に増えるのもメリットばかりではないことが分かりました。
必要にかられて予約制限をするようになり、もうInstagramをどのように活用して良いのか分からなくなってしまったんです。それで更新するのをほとんど止めてしまいました。いま考えると浅はかな考え方だったと思います。
モテ眉の楽しさを広めることで世の中を少しでも明るくしたい！
2021年10月ごろのYUKIさんの投稿画像。複数の動画や写真を組み合わせ、分かりやすく情報が凝縮されている
――Instagramを再開するきっかけは何だったんですか？
新型コロナウイルスの影響が大きかったです。暗いニュースが増えるなか「眉を整えるだけでも気持ちは晴れやかになるよ」といった、明るい話題を届けたいと思ったんです。美容って、本当に生活が苦しいときには「最初の方に切り捨てられてしまうもの」なのかもしれません。でも、充実した生活に美容は欠かせないと私は感じています。そうした想いを伝えるために、2020年のはじめ頃から毎日投稿をするようになりました。共感してくださる方も多くて、4000人だったフォロワーが1年後には2万人になったんです。
――また急激に注目が集まったんですね。ずばり、その秘訣を教えてください！
じつはSNSを活用するためのセミナーを開催準備中なので、今はまだ詳しい手法は明かせないんです。考え方でいえば、それまで「自分のためのアルバム」として投稿していた内容を、「どんな相手に届けたいのか」しっかりと考えるようにしたのが秘訣です。それから一気に投稿のクオリティが上がりました。
――いまの時点で明かせる範囲で、投稿の質を上げるために工夫したポイントはありますか？
トップアイコーディネーターがどのように眉を整えているのか、その技術を思い切って公開したところです。想像以上に反響は大きく、同業者のフォロワーも増え続けています。
――それは所属するお店にとってマイナスにはならないのでしょうか？
私自身が担当できるお客さまには限りがありますし、所属している「W EYE BEAUTY 表参道本店」も予約を制限している状況です。それであればプロの技術を多くの方に伝えながら眉サロンの魅力を広めて、美容業界全体を盛り上げるほうが有意義なのではないかと考えました。お店の代表がとても理解のある人だから実現できたことです。
全人類に眉を楽しんでもらうことが最終目標!? 情報発信の先に見据えるもの
パウダーとマスカラの組み合わせ方を紹介した投稿。7パターンを一気に提案する贅沢な内容
――眉に関わる内容だけで投稿を続けるのは難しくはないのでしょうか？
正直に言えば、投稿の内容を充実させるために経費はかさんでいます。それでも、1つ1000円ぐらいのコスメを買うだけでフォロワーさんのお役に立てて、信頼関係を築けるのだったら安いものです。後先を考えずに先行投資をする性格ではあるので、反省することもありますが（笑）。
――フォロワーが増えたことで生活の変化はありましたか？
新しいことをはじめる際に、たくさんの方から反響がいただけるのが嬉しい変化です。私が発信することを、いろいろな方に見ていただけることで世界が広がったようにも感じています。最近では、大手コンタクトレンズ総合メーカーから「カラコンに合う眉のデザインを提案してほしい」といったご依頼などもいただけるようになってきました。
――積極的な先行投資の効果が早くも現れていますね。Instagramでモテ眉の魅力を発信し続けることの最終的な目標はどんなことなのでしょう？
それは……全人類に眉を楽しんでもらうことです（笑）。眉毛が変われば顔の印象が変わります。顔の印象が変われば、人生も変わるものだと思うんです。自信が生まれてポジティブな考え方になったり、恋愛や仕事が上手くいったり。実際に人生が大きく変わったというお客さまを何人も見てきました。私が眉を整える技術を発信することで、たくさんの方が幸せになれたら最高ですよね。美容業界全般に言えることだとは思いますが、お客さまの背中を押して、一歩踏み出すことをお手伝いできるお仕事に、私は誇りを持っています。
YUKIさんがInstagramで注目を集めている3POINT
お話をうかがったなかでSNS関連の手法をまとめると以下の3つが鍵になっているようでした。
1.需要に対して供給が少なければbefore＆afterの写真だけでバズれる
2.画面の向かう側にいる相手のことを考えて投稿のクオリティをアップさせる
3.暗いニュースが多い時代だからこそ、楽しくなるような情報を詰め込む
たくさんの方を幸せにするには自分だけの力では限界があるため、ほかのアイリストたちの背中も押したいと話すYUKIさん。そのために行っているのが技術者のためのオンラインセミナーです。後半では、その魅力について詳しくご紹介します！
Salon Data
住所：東京都港区南青山3-17-7 BEN青山2F
