美容師免許はどんなときに必要?再発行が必要なときの手続きのしかたについても紹介

美容師として働くなら、美容師免許は必須です。しかし、美容師免許はどうやって交付され、どんな場合に必要になるのでしょうか。

また、万が一美容師免許が破れたり失くなったりした場合は、再発行の申請を行わなければなりません。再発行時の手続きのやり方も確認し、もしものときに備えましょう。

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国家試験に合格したら美容師免許の申請をしよう

美容師の国家試験に合格すると、美容師免許の申請をすることができます。自分から申し出ないと免許証は交付されず、免許のない状態で美容師として働いてしまうと「無免許営業」になってしまうため、罰則があるので注意が必要です。

国家試験に合格したら忘れずに「公益財団法人理容師美容師試験研修センター」へ免許の申請をし、発行してもらいましょう。

美容師免許を申請する方法

美容師免許を申請するのに必要な書類や手数料は以下のものです。

・免許申請書
・戸籍抄本(謄本)か本籍記載の住民票
・精神障害の有無に関する医師の診断書
・9,000円分の収入印紙
・事務登録手数料5,200円の受領証か利用明細

国家試験の合格通知に詳しい案内も同封されているので、案内に従って理容師美容師試験研修センターに提出しましょう。

美容師免許の提示が必要なのはどんなとき?

美容師免許は運転免許証のようなカードタイプではなく、表彰状のような形のため、持ち歩くものではありません。普段は自宅などに保管しておき、必要なときに提示するという形で使われます。

美容師免許の提示が必要になるシーンは、以下のような場合です。

・美容師として就職するとき
・お金を借りる際など美容師であることの証明が必要なとき
・美容室のオーナーとして開業するとき
・管理美容師の免許を取るとき

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美容師免許を失くしたり汚したりしてしまったときの再発行の手続き

美容師免許は前述のようにいつも使うわけではないので、失くしたり汚したりする人もいます。そのような場合は再発行が必要なため、どうやって手続きをすればいいのか流れを見ていきましょう。

1.免許証再交付申請書を印刷し、記入する

理容師美容師試験研修センターのサイトに免許証再交付申請書の様式が用意されているので、印刷・記入します。記入見本もあるので、書き方がわからないときは参考にしましょう。

なお、美容師と理容師では申請書類が異なるため、間違えないように気をつけてください。

2.必要な書類や手数料を準備する

申請の前に、再交付手数料として4,150円を振り込む必要があります。指定の口座に振り込み、受領証や利用明細票を申請書の裏面に貼り付けましょう。

免許証の汚れや破れなどで再交付してもらう場合は、汚損した免許証原本を同封します。また、紛失による再交付の場合は、再交付してもらった後に万が一元の免許証が見つかったら、5日以内の返納が必要です。

3.郵便局の窓口に提出する

2で準備したものをまとめて、封筒に送り先と差出人名を書き、郵便の簡易書留(※理容師美容師試験研修センター指定の方法)で送付しましょう。

簡易書留を利用すると、郵便局のホームページからお問い合わせ番号によって郵便物を追跡でき、届いたかどうかの確認をおこなえます。また、万が一郵便物が届かなかった・破損した場合に補償してもらえるので安心です。

4.再発行された免許証を受け取る

新しい免許証は、申請書が受け付けられてから2~4週間後に簡易書留で郵送されるので、届いたら受け取ればOKです。

配達時に留守だった場合は不在連絡票が入るので、期限内に指定の連絡先に連絡して受け取りましょう。万が一期限を過ぎると理容師美容師試験研修センターに返送されてしまい、再郵送してもらうには手数料がかかるので、十分注意が必要です。

氏名や本籍地が変わった場合も忘れずに再交付を申請しよう

氏名や本籍地が変わった場合には、美容師免許の書換え申請をおこなわなければなりません。手続きについて説明します。

名簿訂正・免許証書換え交付申請書

理容師美容師試験研修センターのサイトから、名簿訂正・免許証書換え交付申請書を印刷して記入しましょう。汚損・紛失時の再発行申請書と同様、美容師と理容師で記入する書類が異なるので、注意が必要です。

美容師免許の名前変更については下記の記事で詳しく説明していますので、こちらも参考にしてみてください。

名前が変わったら美容師免許の名前変更は必要?手続きのしかたを紹介

その他に必要な書類や手数料

手数料3,750円を振り込み受領証や利用明細を貼るほか、登録免許税として1,000円分の収入印紙が必要です。あわせて、旧美容師免許と、戸籍抄本(謄本)もしくは本籍記載の住民票も送りましょう。

英訳された美容師免許が必要な場合

つづいて、ワーキングホリデーや海外の美容学校への留学、移住など英訳された美容師免許が必要な際に行う、免許証英訳文証明申請の手続きについて説明しましょう。

免許証英訳文証明申請書

理容師美容師試験研修センターのサイトから、免許証英訳文証明申請書を印刷して記入します。美容師・理容師ともに同じ書類でOKです。

手数料と免許証のコピーが必要

手数料1,150円の振り込みをして受領証や利用明細を申請書の裏面に貼付し、美容師免許証のコピーを同封します。免許証の裏面に記載事項がある場合、裏面のコピーも必要です。

美容師が死亡または失踪したときは名簿登録消除申請が必要

美容師が死亡または失踪宣告を受けた場合、免許の返納義務はありません。しかし、美容師名簿から名前を削除してほしい場合、理容師美容師試験研修センターのサイトから名簿登録消除申請書を印刷して記入しましょう。

手数料はかかりませんが、免許の原本がある場合は同封し、紛失している場合はその旨を書いたメモを同封して送ります。

美容師免許を再発行するときの注意点

美容師免許を再発行するときの注意点も知っておきましょう。

書類の不備があっても連絡されない

申請書類に不備があった場合、特に連絡は来ないため、届くのが遅い場合は自分から問い合わせなければなりません。再申請から交付までにはさらに2~4週間かかるため、余裕を持って申請することが必要です。

理容師と美容師で申請書が違う

理容師と美容師では、再発行の申請手続きのしかたは一緒ですが、記入しなければならない書類が異なります。理容師美容師試験研修センターのページから、適切な書類を選んで申請しましょう。

美容師免許の再発行が必要な場合は余裕を持って申請しよう

美容師免許は普段から携帯するものではなく、就職や開業など提示が必要なときに使うものです。常に使うわけではありませんが、必要になったときにないと困ります。そのため、紛失・破損などの場合は再発行が必要です。

また、氏名や本籍が変わった場合にも再発行が必要になりますが、紛失や破損時とは手続きの内容が若干異なるため、正しく申請してください。

美容師免許の再発行には、申請から2~4週間程度かかることもあるので、気づいたときにすぐ手続きしましょう。

引用元
公益財団法人理容師美容師試験研修センター|理容師免許・美容師免許の概要
公益財団法人理容師美容師試験研修センター|免許に関する申請手続きについて
公益財団法人理容師美容師試験研修センター|免許証(免許申請書)再交付申請書
公益財団法人理容師美容師試験研修センター|名簿訂正・免許証(免許証明書)書換え交付申請書
公益財団法人理容師美容師試験研修センター|免許証(免許証明書)英訳文証明申請書
公益財団法人理容師美容師試験研修センター|名簿登録消除申請書

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