自分だけのスタイルを切り開いてもらえる環境を「株式会社ヘッドライト」小松俊介さん

美容業界を支える企業の魅力を紹介する本企画。今回は、全国に業務委託型の美容室やアイラッシュサロンを展開する会社「株式会社ヘッドライト」で働くみなさんにお話をお聞きします。

前編では、2024年7月に前任の高橋健介さんからバトンを受け継ぎ、代表取締役を務める小松俊介さんにヘッドライトの成り立ちや理念、社員への想いなどについて伺いました。2009年に業務委託サロンとして誕生した「ヘッドライト」は現在、グループ店舗数が全国160店舗以上にも上ります。

その成長の背景には、高品質なサービスをお客様に利用し続けてもらえるよう一等地を避けた出店戦略や、スタッフがやりがいを持って働けるようなイベントを用意するといった工夫があるようです。

今回、お話を伺ったのは…

「株式会社ヘッドライト」代表取締役
小松俊介さん

大学卒業後、三菱UFJ銀行に入社。その後、退職し経営学習のためアメリカに留学する。流通企業の経営に携わる経験を経て、国内最大手の住宅ローン専門金融機関SBIアルヒに入社。2024年7月、ヘッドライト入社と同時に代表取締役に就任。

やりがいを感じられる職場を目指して社内コンテスト開催

社内コンテスト「STYLISTA」の受賞は多くのスタッフのモチベーションにつながっていると話す小松さん

――まずは「ヘッドライト」の企業の成り立ちを教えていただけますか。

弊社は2009年に業務委託サロンとしてスタートしました。創業当時はまだ業務委託サロンの認知が低く、パイオニア的存在だったようです。もともとは直営店のみの展開だったのですが、店舗の運営をお任せするビジネスパートナー制度の導入やフランチャイズ事業に取り組んでいき、現在グループ店舗は全国160店舗以上にまで上ります

――店舗数には目を見張るものがありますが、出店エリアにこだわりはありますか?

弊社は高品質なサービスを多くのお客様にお届けすることを心がけています。そのため出店エリアは表参道や銀座という一等地を避けて、お客様が利用し続けやすい価格を実現、維持しているのです。

――なるほど。次に会社の理念を教えてください。

弊社では「美容師のチカラで社会を明るくする」を企業理念としています。美容師のチカラ(サービス)でお客様の生活を明るくすることはもちろん、美容師が働く環境などを改善していき美容業界が明るくなることを目指しているのです。

――社会を明るくするというミッション達成のために具体的に取り組んでいることは何でしょうか?

取り組むべき課題はさまざまあり、弊社としても順を追って取り組んでいきたいと考えているのですが、まずは美容師がやりがいを感じて仕事することが第一歩だと思っています。その実現のために弊社では年に1回、「STYLISTA(すたいりすた)」とよばれる社内コンテストを開催しているのです。

「STYLISTA」は、ヘッドライトグループのヘアサロンに所属する美容師900名以上のなかから、技量やサービス力など顧客満足度の高い美容師を3段階の星印で認定するイベントになります。授賞式にはスタイリストのご家族や友人も招待させていただくので、やりがいやモチベーションを感じる場になっていると信じています

元銀行員が美容業界に転身。業務委託というニュースタイルに惹かれて

銀行員時代の経験から経営に興味を持ち、これまでさまざまな経営に携わってきたそう

――小松さんのここまでのキャリアをお聞かせください。

大学卒業後、三菱UFJ銀行に入社しました。業務内で経営に関するさまざまな数字を見たり、企業の経営者との会議に出席したりした経験から、自分も経営サイドにまわって意思決定や企業の成長に携わりたいと思うようになったんです。ただ経営にまつわる知識が不足していると感じたため学び直すべく退社し、アメリカに留学しました。

アメリカでは、大学院に2年間通って経営学修士(MBA)の取得を目指して勉強に取り組んでいたのです。

――海外留学した理由は何ですか。

海外の方と対等にお話できるようになりたかったからです。いまの時代、ビジネスするとなれば国や場所関係なく英語は必須スキルになっています。日本でも英語を学ぶことはできますが日常的に使う場面は少ないので、いざしゃべるとなると緊張すると思ったのです。ビジネスの場でスムーズに仕事を進められるレベルの英語習得を目指して海外留学を選びました。

――帰国後はどういったキャリアを?

帰国後は家電量販店やキャラクター雑貨、アメリカのファーストフードの日本展開など小売や流通企業の経営に10年ほど携わっていました。その後、住宅ローン金融機関のSBIアルヒに入社し、執行役員として上場企業の打ち出し方などについて学びました。

仕事がひと段落したタイミングでキャリアチェンジを考えていたところ、昔から付き合いのあるエージェントさんからお誘いの連絡があって。そのご縁から2024年7月「ヘッドライト」に入社し、同時に代表取締役に就任したんです。

――多岐にわたってのご活躍ですね。「ヘッドライト」に入社した理由は何ですか。

いくつか理由はあるのですが、とくに社会的な意義が感じられる職種に就きたいという想いを持っていたことが大きいです。美容業界は長時間労働や低賃金、スタイリストデビューまでに時間がかかるなどの問題点から退職する人が多くなっています。そのなかで「ヘッドライト」は業務委託という問題解決が望める働き方を掲げていたので、自分の想いと通ずる部分があると思い入社を決めたんです。

また前職のSBIアルヒがフランチャイズで全国100店舗以上の拠点を構える企業だったため、ビジネス形態は似ていながらも他ジャンルに挑戦できるという点に惹かれたのも理由のひとつになります。

――社長就任を機に企業をどう変えていきたいと考えていますか?

2つの変化をもたらしたいと考えています。まずは「チームワーク」。社員全員がお互いを尊敬し会社の目標に向かってそれぞれの役割を全うできるような職場にしたいです。

次に「挑戦」。将来、「ヘッドライト」での仕事を振り返ったときにスタッフ全員が人生においていい経験、財産になったと感じて欲しいと私は思っています。そのためには挑戦することが大切だと考えているので、スタッフが失敗を恐れずに挑戦しやすいような環境を生み出したいです。

職場の環境が、理想の人生実現を後押しできるように

「ヘッドライト」ではワークライフバランスがとりやすいよう勤務スケジュールの自由化などに取り組んでいる

――現場で働く人への想いをお聞かせください。

弊社では「切りひらけ、自分だけのスタイル。」というブランドプロミスを掲げていて、美容師一人ひとりが理想の働き方を実現できる環境を提供するという想いが込められています。仕事環境がスタッフの理想の人生やライフスタイルを実現する障害になってはいけません。ワークライフバランスがとりやすい環境整備に努めていきたいです。

――現時点ではどのような環境整備に取り組まれていますか?

弊社では勤務スケジュールを自由に設定可能です。美容師のなかには小さなお子さんを育てていたり、別の仕事をされていたりとさまざまな立場の方がいらっしゃいます。そのような方々でも働き続けられるよう勤務時間や勤務数を細かく調整できる制度を設けているのです。

――最後に「ヘッドライト」への就職を目指す人へのメッセージをお願いいたします。

弊社では互いに思いやるチームワークのなかで働くことができるのが、ひとつの強みです。それから繰り返しにはなりますが自分のスタイルで働きやすく、なおかつ失敗を恐れずに挑戦してもいい環境なので、ぜひ安心してご応募していただきたいです。


「STYLISTA」やスケジュールが自由に設定できる制度など美容師が楽しく働けるイベントやサポートが充実している「ヘッドライト」。小松さんが社長となったことでこれから一体どのような変革が起こり、働きやすい環境を生むのかとワクワクするインタビューとなりました。

後編では「ヘッドライト」が運営するサロン「yulrica新宿店」にてスタイリストを務める新田夏美さんに登場いただき、ヘッドライトに入社した理由や普段の1日のスケジュールについてなどのお話をお聞きします。

DATA

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yulrica新宿店(HEADLIGHTグループ店舗)
住所:東京都新宿区西新宿1-15-9 VINTAGE-1 3F
TEL:03-6279-0079
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