アイディア次第でデザイン無限大！ラインストーン使い！
魅力的なネイルデザインのアイディアは、ネイリストにとって大切な財産ともいえるものですね。じっくりと時間をかけたジェルアートもすてきですが、ラインストーンを効果的に使用すれば時間も短縮できてデザインのバリエーションがぐっと広がります。定番中の定番だからとあなどるなかれ。ラインストーン使いを極めればシンプルからゴージャスまで、多様なデザインを豊富に作ることができます。素材も大きさも豊富なラインストーンを組み合わせて、お客様も大満足のネイルデザインを生み出しましょう。
上品シンプル、ラインストーンの根元置きはオフィスにもぴったり
パーティーや特別なデートなど晴れの日にはゴージャスなネイルがしたいけれど、平日は職場で目立つネイルはNG！そんなお客様も多いですね。そこで活躍するのがシンプルなカラーにラインストーンを根元置きするデザイン。カラーは女性の肌をナチュラルに美しく見せてくれる定番のピンクベージュや、落ち着いた雰囲気のヌーディーベージュがおすすめです。
ひとくちに「肌色」といっても、お客様によっては黄色みが強かったり色白だったりと千差万別。そのお客様の肌を最も美しく見せてくれるピンク~ベージュを選ぶのがネイリストの腕の見せ所ですね。きれいめのワンカラーネイルの根元に小さめのクリアカラーのラインストーンを一粒置くだけで、オフィスでも好印象間違いなしの指先の出来上がり。ストーンを小粒のパールにすれば、上品で清楚な印象がさらにアップします。素肌をさりげなく美しく演出してくれるシンプルなネイルは、年配の方にも好まれる万人向けのデザインです。彼ママに会う予定のあるお客様などにも、自信を持っておすすめできますね。
また、ごく小粒のクリアラインストーンをネイルの根元に数粒置くのもおすすめです。オフィスでも悪目立ちしない上品さはそのままに、光が当たったときにはキラキラと反射してとてもエレガントです。オーロラカラーとクリアカラーのラインストーンを混ぜたり大きさを微妙に変えたりすることでも表情の変化が出ます。
ぱっと目を引く華やかさが欲しいお客様にはラインストーンの中央置き
華やかな雰囲気のネイルを希望するお客様には、ラインストーンの中央置きがおすすめです。爪先にラインストーンをたっぷり盛ると取れやすそう、根元に置くと爪が伸びてきたときのリペアでデザインがすぐ崩れそう、そんなお客様にもご紹介しやすいデザインですね。
まずは大き目のストーンを一粒、主役として中央置きするタイプ。ハートなどのモチーフをかたどった大き目のアクリルストーンを中央において、周りをぐるりと小さなストーンやブリオンで囲むのもおしゃれです。また、本物の天然石を使った天然石ストーンをポイントに持ってくれば、「恋愛運にはローズクオーツ」などお客様の希望に合った意味を持つパワーストーンをチョイスしたデザインを提案することも可能になりますね。
次に、さまざまな大きさや形のラインストーンを組み合わせて作る、ビジューネイルも華やかさは抜群です。台座付きの宝石風ストーンを選ぶとビジュー感がさらにアップします。エスニックな台座にストーンが配置されているモロッコストーンも個性的でいいでしょう。このほか、小さなストーンでリボンやフルーツなどの形に配置するデザインもおすすめです。リボンのように横幅の出るデザインはフレンチラインや逆フレンチラインに合わせて置くとバランス良く美しく仕上がります。
とにかくキラキラ！ゴージャスネイルにはストーンをたっぷりと
自分が主役のパーティーや特別なおよばれなど、この日こそは思いっきり派手に！ゴージャスに！というお客様には、爪全体にキラキラとラインストーンを散りばめた埋め尽くしネイルをおすすめしたいですね。最もゴージャスなのは、すべての指にラインストーンを埋め尽くすタイプです。シンプルなだけにお客様の好みや当日のドレスなどの情報をよくヒアリングしてセンス良く仕上げたいものです。基本のベースカラーはクリアやパールホワイトなどで統一し、特定の指だけ衣類や小物に合わせたベースカラーにするのもおしゃれです。この場合は選択した特定のベースカラーがさりげなく引き立つように、ラインストーンはクリアからオーロラ、シャンパンゴールドなどのなじみやすいカラーかパールなどでまとめるといいでしょう。使用するラインストーンが細かく小さいほど落ち着いた雰囲気になります。ラインストーンよりも淡い輝きのシェルストーンを混ぜ込めば、より軽やかな印象に仕上げられるでしょう。
すべての指をラインストーンで埋め尽くすのはヘビーだという場合には、薬指や人差し指などポイントになる指だけ埋め尽くしネイルにするのもバランスが良くすてきです。また、フレンチネイルの部分にのみストーンを敷きつめるのも特別感たっぷりでおすすめです。逆フレンチやダブルフレンチの2段目、ハート型の変形フレンチなど応用が効くのがうれしいですね。
一味違う大人のエレガンスラインストーンの額縁置き
まるで絵画や写真を飾る額縁のように、爪の周りにぐるりとラインストーンを置くのが額縁置きです。フレームデザインとも呼ばれます。爪をまるまる一周するデザインから、根元から爪の中ほどまで配置するもの、逆に爪先から爪の中ほどまで配置するものなどバリエーションはさまざまです。額縁置きの特徴はなんといってもそのエレガントな華やかさです。大人の女性や少し大人っぽさを演出してみたいお客様におすすめしたいデザインですね。
ワンカラーのネイルに大小取り混ぜたラインストーンを額縁置きして華やかなエレガンスを加えるのもいいですし、きれいめカラーのベースに控えめなブリオンや小さなパールなどで部分的な額縁置きを行えば、オフィスでも使える上品なデザインを作ることができます。また、爪の中央に大ぶりのストーンやシール、アートなどを配したところに、文字通り主役を引き立てる額縁として細かいストーンでフレームを作るのもいいでしょう。このデザインのポイントは、額縁部分が単調な印象にならないようにいろいろな種類と大きさのストーンを組み合わせてバランス良く仕上げることです。額縁部分を華やかな主役級に仕上げるのか、ほかのデザインとミックスして調和させるのか考えながらデザインしましょう。
他の素材をミックスしてラインストーンをより魅力的に
さまざまな素材とストーンを組み合わせると、デザインの幅はさらに広がります。メタル素材のスタッズにはいろいろな形のものがありますが、お花型や星型のスタッズを埋め込んだ上にラインストーンを乗せれば、それだけで小さなビジューのような華やかさが出ます。ラインストーンの周りをスタッズとブリオンでデコレーションして、オリジナルのフォークロアネイルをデザインしてもすてきです。
季節が夏なら、貝殻をかたどったスタッズと爽やかなカラーのストーンを組み合わせたマリンテイストネイルもいいですね。また、キラキラ輝くラインストーンはガーリーなお花モチーフとも相性抜群です。ドライフラワーを用いた押し花ネイルやリアルなお花プリントの写ネイルシールを貼付けてバランス良くラインストーンを散らせば、立体感と輝きのあるナチュラルガーリースタイルの出来上がりです。時短にもつながる高品質なネイルシールとラインストーンの組み合わせデザインは、ネイリストの強い味方になりますね。ゆらゆら揺れるホログラムやパーツが印象的なスノードームネイルも、ラインストーンで縁取ればワンランク上の仕上がりが期待できます。立体タイプのスノードームの周りを小さなパールストーンで囲んだり、細かいラインストーンでドームの側面を少しデコレーションして凍ったようなデザインにしたりするのもすてきです。チップを二重にする平面タイプのドームなら、ラインストーンの根元置きや控えめな額縁置きがおすすめです。
