パーソナルトレーナーのジムでの仕事内容は? フィットネスクラブとどこが違う?
パーソナルトレーナーは、ジムやスタジオ、フィットネスクラブなどで働くことが多いことと思いますが、そもそもスポーツジムとフィットネスクラブは具体的にどう違うのでしょうか?
また、パーソナルトレーナーがジムで実際にどのような仕事をおこなっているのか、よく知らない方もいるかもしれません。ジムとフィットネスクラブの違いや仕事内容についても詳しく解説していきます。
パーソナルトレーナーのジムでの仕事内容とは?
パーソナルトレーナーがマンツーマンでお客様を指導することは、皆さんご存知だと思いますが、実際にパーソナルトレーナーが1日にどのような仕事をこなしているのか、詳しく知っている人はまだまだ少ないです。
これから、実際のパーソナルトレーナーの1日の流れをご紹介しながら、具体的な仕事内容をお教えします。その前に、まずはスポーツジムとフィットネスクラブの違いについて知っておきましょう。
【はじめに】ジムとフィットネスクラブってどこが違うの?
パーソナルトレーナーとして働くうえで知っておくべき、ジムとフィットネスクラブの違いについて解説します。まずはトレーニングジム、スポーツジムについて解説します。
トレーニングジム・スポーツジムとは
トレーニングジム、スポーツジムとは、おもに筋肉を鍛えることに重点を置いていて、トレーニングマシン、機器がある屋内の運動施設を指します。
また、最近は女性をターゲットにしたジムも人気が高まってきており、女性客をターゲットにした女性専用ジムも続々と増えてきています。
たくさんあるジムのなかで、パーソナルトレーナーが必要とされるのは、おもにパーソナルジムです。一般的に、パーソナルジムでは、お客様とマンツーマンで指導を行います。
フィットネスクラブとは
一方、フィットネスクラブとは、クラブに所属する会員の健康増進や、健康維持を目指すための運動施設を指します。インストラクター、専門のトレーナーなどがいるのも特徴です。
なかにはジムだけでなく、プールやスタジオもあるところが多いです。そのため、スイミングやエアロビクス、ヨガ、ピラティスなどさまざまなプログラムがあるのも特徴でしょう。
また、パーソナルトレーナーの求人があるのはスポーツジムのみではありません。もちろん、フィットネスクラブにおいてもパーソナルトレーナーは必要とされています。
ジムでの主な仕事内容は?
ジムとフィットネスクラブの違いを知ったところで、ここからはパーソナルトレーナーの主要な業務内容について解説します。仕事は、おもに2つあります。
パフォーマンスアップ|競技力の向上サポート
アスリートであれば、競技力向上を目指したプログラムを組みます。
健康を維持することはもちろんですが、体力や基礎的な筋力を鍛えるために必要な指導を行ないましょう。
体作り|おもに筋肉を鍛える運動をサポート
お客様の体作りのサポートをします。ダイエット成功に導いたり、引き締まったボディを作りあげたりすることも大切な役割です。
ジムでは、おもに筋肉を鍛える運動をサポートします。それだけでなく、理想的な体作りをサポートするために、栄養管理・食生活もしっかりと指導します。お客様の目標達成に向けてのフォローは欠かせません。
また、フィットネスクラブの利用者以上に、アスリートなど、より緻密な計算を必要とするような体の改善、改良を目指しているお客様がたくさんいます。そのため、よりその人に合った体作りを実現できるよう、努める必要があるでしょう。
パーソナルトレーナーの1日
参考として、新人パーソナルトレーナーの1日をご紹介します。もちろん、すべてのジムに共通するものではないので、あくまでも参考程度に見るようにしましょう。
12:30 出社、メールチェック、店舗・ジム内の清掃
13:00 セッション1回目(75分間)
14:15 セッション2回目(75分間)
15:30 休憩(60分間)
16:30 セッション3回目(100分間)
18:10 メールチェック
18:30 セッション4回目(75分間)
19:45 セッション5回目(75分間)
21:00 お客様対応
21:30 退勤
新米のパーソナルトレーナーであっても、このように1日に複数回のセッションを担当します。若いうちからたくさんお客様を担当できるのは、とてもやりがいのある仕事といえるのではないでしょうか?
ジムで働きたい! ジムでの需要はどれくらいある?
ここからはパーソナルトレーナーの需要について考えていきます。
女性のパーソナルトレーナーは女性専用ジムもおすすめ!
女性のパーソナルトレーナーは、女性専用ジムを視野に入れ、求人情報を探してみてはいかがでしょうか?
最近、パーソナルトレーニングは女性にも人気が高く、ついには女性専用のトレーニングジムができるほどになりました。
今後も女性のパーソナルトレーナーの需要は高まっていくことが予測できます。また、女性専用のジムは、働くトレーナーに対する福利厚生や待遇も充実していることが多いのも魅力です。産休、育休制度が整っているところもあります。
しかし、男女という枠組みを無くしたときにパーソナルトレーナーの需要はどれくらいあるのでしょうか?
まだまだパーソナルトレーナーは足らない!需要は安定しています
パーソナルトレーナーは現在、福祉や医療の現場でも活躍しているため、需要が高まっています。
また、新しいコンセプトのジムやスタジオが都内を中心に開業していることもあり、さまざまなジムで働くことのできるトレーナーが必要とされています。
さらに、大手ジムの新店舗も続々とでき、今後も安定して求人があると推測できます。
ジムにこだわらなければ、フィットネスクラブにおいてもパーソナルトレーナーの募集は多くあります。条件も、求人の多くは未経験歓迎であったり、WワークOKであったりと柔軟性があることも特徴です。
大手ジムでパーソナルトレーナーを目指す?
パーソナルトレーナーには資格が必要なく、未経験でもなれることから、求職段階で幅広い選択肢があります。なかでも、やはり大手ジムで働きたい人は多いかもしれません。
資格取得の際、支援してくれる制度があったり、就職後に充実した研修が設けられていたりと、魅力的な制度が多いのも大手の特徴です。そのため、未経験や資格がない人であっても、大手であればチャレンジしやすいかもしれません。
急成長中!事業拡大中の店舗でパーソナルトレーナーになる?
また、働く場所は大手ジムだけではありません。
・高級会員制パーソナルジム
・女性専用ダイエットジム
・ボディメイクジム
・暗闇パーソナルジム
など、最近は新しいコンセプトの店舗が参入したり、急成長中の企業が出てきたり、大手にこだわらなくとも、たくさんのジムで採用が活発になっています。
パーソナルトレーニングやパーソナルジム自体に人気が高まっている一方で、上のようなさまざまな形態のジムが増えてきているのが現状です。
待遇や給料にこだわって店舗を選ぶこともよいですが、こういった新しい店舗にも目を向けてみることもおすすめします。
ジムはより専門的な体作りを求められることも! 自分に合った職場を見つけよう
働く場所が違えば、パーソナルトレーナーとして求められる仕事内容も変化します。そのため、ジムで働きたいのか、フィットネスクラブで働きたいのか、違いを考慮したうえでしっかりと考える必要があるでしょう。
また、いろいろなコンセプト、さまざまな形態のジムも増えてきてるので、単にトレーニングジムといっても、選択肢が豊富に存在します。だからこそ、自身がパーソナルトレーナーとして、どのような働き方を望むのか、イメージをしっかりと持つことがまずは重要です。
今回は、ジムを中心として、女性専用ジムや大手だけでなく、急成長中のジムもご紹介しました。たくさんある職場のなかから、自身に合う職場を見つけ、パーソナルトレーナーとしていきいきと活躍してほしいと思います。