アイリストのワゴンセッティング・収納のコツを紹介|揃えておきたいサロンの備品とは
アイリストとしてまつエクの施術をおこなう場合、多種多様な施術用具を使用することになります。自身の施術だけでなく、サロンに勤めるスタッフ全員の作業効率を高めるためには、施術用具の扱い方や管理には注意を払う必要があるでしょう。
この記事では、施術をスムーズに進めるためのワゴンセッティングのポイントや収納のコツ、サロンに完備しておきたいアイテムについて解説します。
施術をスムーズに! アイリストのワゴンセッティング・収納のコツを紹介
アイリストにとってワゴンセッティングは、非常に重要な意味を持ちます。ワゴンセッティングの良し悪しで施術の作業効率は大きく変わってきますし、ワゴンの外観や使用する道具の管理・収納の仕方はお客様の心象にも影響を与えるからです。
ここでは、作業面・外見面でのワゴンセッティングのポイントや備品収納のコツをご紹介します。
1. 定位置収納を徹底する|スタッフの誰でもわかるように
ワゴンセッティングでもっとも大切なポイントといえるのが、備品の定位置を決めるということです。どの場所になにを置くかということを明確にしておけば、施術時の作業がはかどります。また、サロン内のすべてのワゴンで定位置収納を徹底することで、スタッフ全員が備品の位置を把握できるようになるでしょう。
備品はそれぞれ大きさや素材が異なるので、備品の大きさ・素材ごとに細かくわけて収納することでより使いやすいワゴンにできます。
2. 置かれた道具をわかりやすくする|ネームタグなどを活用する
備品の定位置収納によってある程度使い勝手のよいワゴンになりますが、よりわかりやすくするためにネームタグ(ネームプレート)をつけるという方法もあります。
備品ひとつひとつにネームタグを貼りつけてもいいですし、種類ごとにわけて収納しているボックスやケースにネームタグを貼っておくのもよいでしょう。
ネームタグを活用すれば「容器の中身はなにか」「ケースになにが入っているか」が一目でわかるようになり、作業効率はさらにアップします。
3. 収納容器のデザイン・カラーを揃える|美しいインテリアの一部に
ワゴンセッティングでは使いやすさだけでなく、見た目のビジュアルをよくすることも大切です。サロンに訪れるお客様は施術の内容だけでなく、サロン内の雰囲気や居心地の良し悪しも評価します。ワゴンが汚くてゴチャついていると、サロンそのものに対する印象も悪くなってしまうからです。
「ワゴンはサロン内のインテリアの一部である」ということを意識して、収納容器のデザイン・色・サイズを統一してサロンのオシャレ度を高めましょう。
4. 衛生への配慮を忘れない|消毒前・後でトレーをわける
ワゴンセッティングでは使い勝手・見た目の良し悪しのほか、衛生面で気を配ることも重要です。使用した道具は必ず消毒をおこない、消毒後はさらに消毒液のなかに入れておきます。
また、トレー上に置くときは消毒前と消毒後のものをわけておきしょう。消毒前後で道具がごっちゃになってしまうことは絶対に避けてください。ゴミ箱も必ず蓋つきのものを用意しましょう。
アイリストとしてお客様に安心して施術を受けてもらうためにも、衛生面での徹底した管理と注意が求められます。
サロンにぴったりのワゴンが探せる通販サイトを紹介!
サロンで使用できるワゴンにはさまざまなものがあります。機能・サイズ・外観はもちろん、使われている素材・タイプなどでメリットも異なるからです。
ワゴンを選ぶ際は、使い勝手や店内の雰囲気などを踏まえてサロンに適したものを選ぶようにしましょう。ここでは、まつエクサロン用のワゴンを販売している通販サイトをご紹介します。
BEAUTY GARAGE(ビューティーガレージ)
こちらはプロ向けの美容商材を販売しているサイトです。アイリッシュ用ワゴンは40種類以上販売されており、機能や外観などから自身のサロンに適したワゴンを探せるでしょう。
スタンダードなまつエク専用ワゴン・木製ワゴンのほか、アーティスティックなデザインのキルティングワゴン・アラベスクワゴンなどがあります。
EYELASH GARAGE(アイラッシュガレージ)
こちらはアイラッシュ商材の販売に特化した通販サイトです。ワゴンのほか、施術用のチェア・まつエク商材などアイラッシュの施術に必要なアイテムがほとんど揃っています。
ワゴンはスタンダードなものから、リフティングBOX収納ワゴン・ボビーワゴン 4段5トレーなど比較的高価なものも購入できるでしょう。
SEVEN BEAUTY(セブンビューティー)
こちらはネイル・まつエク・エステなどの業務用サロン用品を販売しているサイトです。ステンレスワゴン・ガラスワゴン・ユースフルワゴンなど幅広いワゴンが揃っています。
ウッドワゴンが多いのも特徴で、アンティーク調・イタリアン・ステンレストレイ付き・引き出し付きなどさまざまなタイプのウッドワゴンが揃っているようです。
ワゴン以外にも! 揃えておきたいアイリストサロンの備品・アイテムとは
アイリストの施術はおもに「まつ毛エクステ」と「まつ毛パーマ」の2つにわかれます。まつ毛エクステの施術では非常に多くの道具が必要になるのに対し、まつ毛パーマは比較的少ない道具で施術をすることが可能です。
まつ毛エクステとまつ毛パートの施術に必要となる道具、サロンに置いておくと便利な備品・アイテムについて解説します。
1. 必需品は切れないように常にストック|まつエク・グルーなど
◎まつ毛エクステに必要な道具
・ツイーザー
まつ毛を整えるなどムダ毛処理に使用する道具です。
・まつエク
人口まつ毛です。まつエクの種類はおもにミンク・シルク・セーブルの3種類があります。
・グルー
まつエクを目につけるための接着剤です。
・グルー台
グルーを乗せる専用の台です。
・リムーバー
まつエクのグルーを落とす際に使用する薬剤です。
・サージカルテープ
下まつ毛にグルーが付着するなど、薬剤が目に入らないようにするためのテープです。
・エアーブロワー
グルーやコーディング剤を乾かすために風を起こす道具です。
・コーティング剤
施術の仕上げに使用するまつ毛用のコーディング剤です。
◎まつげパーマに必要な道具
・まつげパーマ液
まつ毛のクセをつけるために使用する薬液です。
・ロット
まつ毛にクセをつける際にまつ毛を挟む道具です。
アイリストの必需品と言えば何? お仕事の道具からサポートグッズまで一挙紹介!
あると便利なアイテムとは?|ルーペ・腰痛対策グッズなど
必需品ではありませんが、完備しておくと便利なアイテムをご紹介します。
・ルーペ
施術で使用するまつエクは太いものから極細のものまであります。細いまつエクを使った施術の場合はルーペを使用すると作業が楽になり、施術の精度もアップするでしょう。
・腰痛防止クッション
アイリストにとって腰痛は職業病ともいえるものでしょう。椅子に高反発の円座クッションやゲルクッションを置いて腰痛対策をするのがおすすめです。
アイリストにルーペをおすすめする2つの理由|アイリストに向くのはどんなタイプのルーペ?
2. ユニフォームでサロンの統一感を出そう
サロンのスタッフの服装をユニフォーム(制服)にすることで、さまざまなメリットが生まれます。スタッフ全員の服装がバラバラだと統一感がありません。ユニフォームにすることでサロンの統一感が生まれ、お客様から「オシャレで素敵なサロンだな」という印象を持たれやすくなるでしょう。
サロンで働くスタッフ側からすると、同じユニフォームを着ることで仲間意識やモチベーションがアップするという効果も期待できます。また、全員が同じユニフォームであれば、特定のアイリストだけが目立ってしまうということも避けられるでしょう。
アイリストサロンのユニフォーム導入によるメリットとは?制服レンタルにおすすめのショップも併せて紹介
服装自由の場合は|エプロンがおすすめ
服装自由のサロンで手軽に統一感を出したいときは、エプロンの着用がおすすめです。スタッフそれぞれの服装が違っても、同じ色と形のエプロンを全員が着用すれば統一感が生まれます。
首からかけるスタンダードなエプロンだけでなく、腰に巻くソムリエエプロンなど種類によってサロン内の雰囲気はグッとオシャレになるでしょう。
エプロンの着用は見た目だけでなく、服が汚れにくい、エプロンの収納ポケットに施術用具をしまえるといったメリットもあります。
アイリストがエプロンを着用するメリットとは? サロンに合ったエプロンが探せる通販サイトを紹介
3. 一歩進んだ集客を! 名刺を作成しよう
名刺はアイリストとしての自己紹介的な意味合いがあるので、自分をアピールし、お客様からの指名率を上げる上でも重要なアイテムとなります。
名刺には自身の名前だけでなく、サロンの名前や住所なども一緒に載っていますから、スタッフが積極的に名刺をお客様に渡すことでサロンの集客にもつながるでしょう。
オシャレで印象に残るようなデザインの名刺を作成するとお客様への印象もよくなり、リピーターになってくれる可能性が高まります。
アイリストが名刺を持つメリットとは? 印象的な名刺を作成するコツ|名刺を渡す時のポイントとは
ばらつきがちな道具をすっきりと! ワゴンを活用しよう
ワゴンセッティングに注意を払うことで作業効率がアップするだけでなく、店内に清潔な雰囲気が生まれてお客様からよい印象を持たれやすくなります。逆にワゴンがゴチャゴチャしていると、不衛生な印象になるので注意しましょう。
サロンの人気は技術力だけでなく、お店全体の雰囲気や居心地の良し悪しなども大きく影響しています。「何度でも来店したい」「友達に紹介したい」と思ってもらえるようなサロンにするためにも、ワゴンを活用して、インテリアのオシャレ度を高めましょう。
※「アイリスト」という言葉は有限会社ローヤル化研が商標登録しているため、アイリストを名乗るためには許諾を得る必要があります。
引用元サイト
BEAUTY GARAGE