ヘアスタイルに色で美しさをプラス! 知っておきたいヘアカラー技術まとめ

ヘアカラーは美容室で定番の技術ですが、染め方次第で印象を大きく左右します。カラーの仕方にはたくさんのやり方があるので、ひとつずつ習得しなくてはなりません。基本的な技術の習得と合わせて、トレンドを盛り込むことも大切です。まずはカラーの種類や塗り方を学びましょう。ヘアカラーの技術について、詳しくご紹介します。

ベーシックな技にトレンドを盛り込んだトッププロのカラーテクニックとは

ヘアカラーの薬剤にはたくさんの種類があり、染め方もさまざまです。薬剤や染め方の種類を知っているのはもちろんのこと、美容師は技術も磨く必要があります。豊富な知識と確かな技術により、お客様を満足させることが可能なのです。

トッププロはいろいろなカラーができるだけでなく、ベーシックな技にトレンドを盛り込んだカラーテクニックも持ち合わせています。カラーテクニックを身に着け、トッププロとしてより技術を磨いていきましょう。

 

ヘアスタイルに色で美しさをプラス! 知っておきたいヘアカラー技術まとめ

ヘアカラーにはアルカリカラー・酸性カラー・ヘナカラーなど、いろいろな種類があります。塗り方についてもワンメイク・リタッチ・ウィービング・ゼロテクなど種類が豊富です。ヘアカラー技術を身に着けるために、まずはそれぞれがどのようなものなのかを理解しておきましょう。ヘアカラー技術の詳細をご紹介します。

根元から毛先まで同じ色で染める ワンメイク

ワンメイクとは、根元から毛先まで同じ色で染める一色染めを指します。前回のカラーからしばらく経ち、根元が伸びてきた場合におこなわれることが多いです。時間が経っていると毛先の色が抜けているため、全体的に染めれば全体の色が落ち着きます。ただし、ワンメイクを繰り返すと髪が傷むので注意しましょう。

新しく伸びた根本を染める リタッチ

リタッチは、新しく伸びた根元部分だけを染めるものです。1~1.5カ月に一度くらいのペースが好ましく、リタッチの間隔が空くと髪の毛の下の部分と馴染まなくなってしまいます。根元の色よりも毛先の色のほうが明るいと、カラーが自然に見えるのでおすすめです。ほかに、白髪部分だけ染める技術もリタッチと呼ばれます。白髪染めの場合は明るさと色素量を考慮する必要があり、正しい薬剤知識が求められるでしょう。

束状に明るめの色を取り入れて立体感を作り出すメッシュ

メッシュは、ホイルワークのウェービングのひとつです。束状に明るめの色を入れることで、立体感が生まれます。束の太さは人それぞれですが、束は太めなことが多いです。メッシュの入れ方によって雰囲気が変わるので、全体的に明るい色を入れて個性をアピールしたりえり足だけ入れてヘアアレンジしたときにメッシュがわかるようにしたり、いろんな入れ方を楽しめます。

明るめの色をポイントにして立体感を出すハイライト

ハイライトもメッシュと同様、ホイルワークのウェービングのひとつです。メッシュよりも束が細く、筋状に入れるのがポイント。ただし、入れる束の量が多いので、メッシュとは立体感に差が出ます。ベースの髪色が暗い場合に、明るめの色をハイライトとして入れると、より立体感が出て目立つでしょう。ハイライトの入れ方によって、印象を大きく変えられます。

暗めの髪色を取り入れて立体感を出すローライト

ローライトはホイルワークのウェービングのひとつで、ベースの髪色よりも暗めの色を束状に入れます。メッシュやハイライトと同じく立体感を出すことができますが、ローライトは奥行き感も出せるのがメリットです。また、入れるのは暗めの色なので、髪へのダメージが少なくて済みます。

全体染めよりナチュラルな印象を演出! スライジング

ホイルワークのスライジングは、スライス状に毛束を薄く取って染めるものです。全体染めよりもナチュラルな印象となり、さりげなくベースとは異なる髪色が見えて可愛いでしょう。スライスの幅や厚さによって、いろいろな楽しみ方ができます。ただし、幅や厚さの選び方を間違えると、スライジングが浮いて見えるため、注意が必要です。ベースの髪色より暗い色を入れる場合が多いですが、明るい色を入れることもあります。

2色の薬剤でグラデーションを作る! スマジング

ホイルワークのスマジングとは、2色の薬剤を用いてグラデーションを作るカラー技術です。根元を暗めの色、毛先を明るめの色にして中間色を間に塗っていくと、きれいなグラデーションが完成します。希望とおりの明るさを作りやすく、いろいろな楽しみ方ができるのがポイントです。自然なグラデーションも、おしゃれで派手なグラデーションもきれいに仕上がります。

逆毛を立ててグラデーションを作る バックコーム

ホイルワークのバックコームは、毛先から根元に向かってコームで逆毛を立ててカラーする技術です。逆毛を立てると毛先が不揃いになり、カラーがきれいに入ります。きれいなグラデーションを作りたい場合におすすめです。ただし、逆毛を立てるので絡まりやすいデメリットがあります。

自然なハイライトを取り入れられる バレイヤージュ

エリアワークのバレイヤージュは、髪の表面をカラーする技術です。ほうきを掃くようにカラーするため、ハイライトのようにベースの髪色とカラー部分の違いが目立ちません。自然なハイライトを取り入れる感覚で、髪に立体感が出ます。ベースの髪色とカラー部分はぼかしてあるので、色落ちしても浮かずにきれいな状態を保てるでしょう。

ハケやコームを使わない! フリーハンド

エリアワークのフリーハンドは、ハケやコームを使わずに指でカラーをします。薬剤の微妙な量を調節しやすく、繊細な染め方が可能です。イギリスで発案された技術で、フィンガーペインティングと呼ばれることもあります。指で毛束を取り塗っていく方法です。

頭皮に薬剤をつけない! ゼロテク

エリアワークのゼロテクとは頭皮に薬剤をつけないようにするため、コームの歯の間に薬剤をためながら頭皮を避けてカラーしていきます。頭皮が傷まずに済むメリットがありますが、根元を完全に染めることはできません。また、根元が伸びすぎているとゼロテクは難しいです。ゼロテクでのリタッチに適する長さは、根元から1~2.5センチほど。3センチ以上の場合は、避けたほうがよいでしょう。

髪の内側に入れてさり気なく楽しめる! インナーカラー

インナーカラーは髪の毛の内側を染めるもので、さりげなくカラーを楽しめます。ヘアアレンジしたときや髪が揺れたときに見えるカラーはアクセントとなり、とてもおしゃれです。髪を下ろしていればインナーカラーはわからないので、派手めの色にも挑戦しやすいでしょう。ビビットカラーやアッシュ系のカラーも浮きません。

カットやパーマにプラスしてより自由なヘアスタイルへ!

カラーは印象を大きく変えることができます。ワンメイクやリタッチのほか、アルミホイルやフィルムを使ったホイルワークや髪を部分的に染めるエリアワークなど、塗り方はさまざま。お客様に合うカラーを提案し、満足してもらうことが大切です。カットやパーマにプラスして、より自由なヘアスタイルを楽しんでもらいましょう。

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