「お見送り」の仕方が指名率に影響!? 好感度UPのお見送り
技術ではだれにも負けない! そして、お客さまとの会話も弾んだ。それなのになぜかリピーターになってもらえない。もうひと工夫でお客さまのハートを掴みましょう。「次につながる=最後まで」。お客さまの見送り方について考えてみましょう。
見送り方がそんなに重要なの?
サロンでは最低でも1時間、長いときは3時間以上を過ごすお客さま。ただ、施術を受けるだけではなく、プライベートについて話したり、世間話で盛り上がったりと、そんなコミュニケーションもお客さまにとってサロンの楽しみの一つです。気持ちが通じたのかなと思った矢先に、会計時にほかのお客さんに付いていたり、あっさりお別れでは寂しい気持が芽生えます。
だからこそ重要なのが最後のお見送り。丁寧に見送りしてもらうことで、お客さまはサロンの余韻を楽しむことができます。また「大切に扱ってもらった」という思いから、心に残り満足感も増します。
見送りの際は心を込めて一言添えましょう
お見送りの際には、「ありがとうございました」や「また来てください」などありきたりな言葉だけでなく。真心が伝わるような一言がほしいです。施術中の会話でお客さまが喜んでくださったことに着目し、「週末の〇〇楽しみですね」「私も○○応援していますよ」「今度、あのお店に行ってみます」などの言葉を添えましょう。
さらにフォローするなら、その日の夜にお礼メールをしたり、ハガキを出したりなどすると、リピーター率がアップする確率が高まります。
どんな見送り方が好まれるの?
どこまで見送るのがいいでしょう。レジ前でありがとうございましたでは、何も印象に残りません。お店の外までお見送りするのは当然で、ビルの上階に入っているお店なら、エレベーターやエスカレーターの乗り口までお見送りできるといいです。お客さまが立ち去った後も、笑顔でうしろ姿を見送るのを忘れずに。通りすがりの人にも好意印象を与えます。その際、注意したいのが自然体。過度なお辞儀やいつまでも手を振っていたりするのは、逆に重たい印象を受けてしまいます
見送り時の姿勢や仕草の注意点
お見送りの姿勢には注意したいです。猫背などになっているとやはり見ためが良くありません。お辞儀の際は、まず、正しい姿勢からスタートです。両脚を揃えて腹筋で上半身を引き上げて首を真っ直ぐにキープしましょう。視線は相手の目を見ます。体を15度程度浅く傾けるお辞儀がいいでしょう。 背筋を真っ直ぐ一直線にし、視線は頭を下げた位置から斜め下に向けます。視線を下げ過ぎると、頭も下がってしまい首だけお辞儀になってしまいますので気をつけましょう。ただ、あまりにもマニュアル通り、機械的にお見送りを行うと、その心のなさが相手に伝わってしまうので注意しましょう。
お客さまに手を振る行為ですが、やみくもに手を振るのはやはり軽い印象を与えてしまいます。帰りに手を振って見送れるくらいの関係性が築けたかどうかが決め手です。お客さまと共通の話題で盛り上がったり、施術中の会話で自分の方が楽しくさせられたりしたとき、そんなお客さまには「思わず」手を振ってしまうこともあるでしょう。そんな自然な関係をお客さまも望んでいるはずです。
次のお客さまを待たせているときはどうすれば
次のお客さまが待っているときは外までお見送りに行くのは、次のお客さまに対して失礼です。そんな時は、店内で丁寧さをアピールするのも良いです。忙しいときほど、店でのリラックス感をアピールしなければなりません。普段レジで立って済ませている会計も、忙しいときにあえてイスなどに座っていただいて丁寧に行うと、帰るお客さま、これからカットを行うお客さまともに好印象です。