ヨガインストラクターは太っていても大丈夫? 太っていても大丈夫な理由についてお伝えします

仕事帰りや家事の合間にスポーツジムへ毎週通って運動不足解消・ストレス発散している人は結構多いと思います。家で一人で運動するのと違い、ジムでは素敵なインストラクターがいるので運動がより楽しくなります。

インストラクターというと、見た目が細くてスタイルのいい人ばかりだと思われがちですが、自分の身体に自信がないからと言って、インストラクターへの道をあきらめている人も中にはいるのではないでしょうか。

実は、体型をあまり気にしなくてもなれるインストラクターのひとつがヨガのインストラクターです。

雑誌に載っているモデルさんや、ヨガウェアの広告モデルさんにはスタイルがいい人ばかりなので、ヨガをする人は痩せている、というイメージを持たれがちです。

では、どうして太っていてもヨガインストラクターになれるのか、体型が気になりあきらめかけていた人は本記事を読み進めてみてください。

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ヨガインストラクターには太っていてもなることが出来る?

ヨガインストラクターは太っていても大丈夫?

ヨガについてあまり詳しくない人は、フィットネスクラブでやっているただのエクササイズだと思っている人も多いです。

ヨガとは、もともとは4,500年以上前からインド地方に伝わる修行方法のひとつです。運動というよりも瞑想をして自分と向き合うことがヨガ本来の目的です。

伝統的なヨガはダイエットが目的ではないので、痩せている必要はないとされています。

しかし、現在流行っているヨガの中にはダイエット目的で行われている教室もあります。そのため一部太っている人は向かない部分もありますので、できることとできないことは把握しておきましょう。

ダイエットを目的としたヨガ以外ならなることが出来る

ヨガをやっている人の中には、ダイエット目的の運動として取り入れている人ももちろんたくさんいます。フィットネスクラブやカルチャーセンターなどでは、ダイエット目的として開かれているヨガ教室を多く見かけますよね。

そういった教室では、インストラクターの体型は生徒たちのお手本でなければならないので、体型を見て「ヨガを続けても痩せないのか」という印象を与えてはなりません。

先ほどもお話した通り、本来ヨガは痩せる目的でやるものではありません。そのため、ダイエット目的として開かれていないヨガ教室の場合、太っている方でも働く事が可能と言えるのです。

ポーズもたくさんあるため無理なく実践することが出来る

ヨガにはたくさんの種類や流派があり、有名なものでいうとカルマヨガ、ジュニャーナヨガ、アートオブリビングヨガ、パワーヨガなどがあります。

ヨガは創設者や目的によって重視する要素やポーズの難易度もさまざまです。

カルマヨガやジュニャーナヨガのように呼吸法や瞑想、イメージを重視して教えるような場合は無理なくできるポーズが多いです。

ヨガはこのポーズをやったら、次はこのポーズをしなければいけない、のような決まりはありません。ヨガのポーズは多数あるので、できるものを選んで実践すれば無理なく行うことができるのです。

海外では色々な体型のインストラクターがたくさんいます

日本ではヨガは痩せている人のエクササイズという印象が強いですが、外国人に目を向けると色々な体型の人がヨガをしています。

様々な体型の人がヨガを楽しめるのは、それぞれの生徒に合わせたプログラムを組み授業を行っているからです。

それに加えて、ヨガはシンプルな簡単なポーズもたくさんあるので老若男女問わずできるという特徴もあります。

海外のヨガ愛好家の方達は、日本人よりも体の大きい人がたくさんいます。

インスタグラムで「#fatyoga」と検索すると、体の大きい外国の方が練習を重ねて難しいポーズを習得している姿を見ることも可能です。

ヨガインストラクターが痩せているものという概念が生まれた理由

ヨガをやる人はみんな痩せていると思われるようなったのは最近のエクササイズブームの影響です。若い女性を中心にスポーツジムやカルチャーセンターなどで手軽に行えるエクササイズをする人が増えています。その種類は年々増え、エアロビクス、ピラティス、加圧トレーニングなど新しいものが日本にやってきています。ヨガもその一つとして流行しました。

当時アメリカでモデルやセレブ中心にエクササイズとしてパワーヨガやハリウッドヨガが流行しました。それらのヨガはインドで古くから伝わるヨガをアメリカで体幹トレーニングや姿勢矯正、脂肪燃焼などエクササイズ要素を強くアレンジしたものです。日本で広く流行したのもこれらのヨガだったので、ヨガをすれば痩せるという印象がついてしまいました。

さらに、温めた部屋でヨガを行うホットヨガも流行し、テレビCMもよく見かけます。ホットヨガは、通常のヨガよりも体温を上げ代謝をよくし、大量の汗をかきながら運動するのでむくみ解消やダイエット効果があります。ホットヨガもまた、ヨガがダイエットに効果があるという印象を強めた要因です。

20年くらい前にヨガというとインドの僧侶が座禅を組んで瞑想しているのがヨガのイメージでしたが、パワーヨガ、ハリウッドヨガ、ホットヨガなどエクササイズ要素の強いヨガがここ数年で流行したため、ヨガ、モデル、ダイエット、痩せると連想する人が増えました。そしてヨガのインストラクターは痩せていると誤解が生まれました。

しかし、ヨガ本来の目的である自分と見つめ合い瞑想することや心を落ち着かせる呼吸法を行うという部分はヨガをするときにとても大切な考え方です。エクササイズだけでヨガをするのはもったいないです。ダイエット目的でヨガをはじめた人にもインストラクターはヨガ本来の意味や目的などを授業の中でしっかり生徒に伝える必要があります。

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ヨガインストラクターは唯一体型を気にせずにできます

運動系のインストラクターはたくさんありますが、ほとんどが見本となるボディーを手に入れなければいけません。体型を気にせずなれるものというとヨガインストラクターくらいです。

ちゃんとヨガ本来の意味を理解すれば体型が問題ないことがよくわかると思います。ここでは、ヨガの本質についても少しご紹介しましょう。

ヨガの本質は自分自身と向き合うもの

ヨガはかっこよくポーズをできるようになることが目的ではありません。ヨガの大きな目的としては、あなたを取り巻くいろいろな事柄からあなた自身を解放し、宇宙と一体化するための悟りとされています。自分を解放するためには、初めに今の自分を知る必要があります。そのため瞑想し自分自身に向きあい、不安や悩みを1つずつ取り除いていきます。

ヨガを習いに行くと、ポーズも呼吸法も瞑想も教わりますがそれは自分を解放し、リラックスするための方法にすぎないのです。ヨガはただのエクササイズではなく、もっと大きな考え方をもって行われています。

ヨガをはじめる人がまず期待する効果としては、ダイエットや姿勢矯正・美容効果などがありますが、ヨガを続けていると、ヨガはそれだけでなく精神的な部分で効果を感じるようになります。メンタルが安定するようになり、人にやさしくなれたり人生の迷いや不安がなくなったりします。そのように自分と向き合うことがヨガの本質なのです。

自分が出来ることだけを教えても大丈夫

ドラゴンフライポーズやクジャクのポーズなどヨガは一般人には到底できない人間離れしたようなすごいポーズもたくさんあります。ヨガを教えようと思ってそれらの上級者のポーズをすべてできるようになる必要はありません。

ヨガはすごい技ができることが素晴らしいわけではありません。自分ができるポーズの範囲内でプログラムを組んで授業をしてもいいです。おそらくどこの教室も入社してはじめは入門クラスや初級クラスの担当になるはずです。簡単なポーズをどうすれば美しく、正しい姿勢で行えるのか自分なりに研究して生徒に伝えることができる力があれば大丈夫です。

ヨガほど選択肢のあるエクササイズはありません

太っていたとしても、ヨガインストラクターになることができるということがお分かり頂けたでしょうか?

ヨガは他のエクササイズに比べて、細かく種類がわかれています。そのため、教室によって教え方や流派もさまざまあり、選択肢はたくさんあると言える為、いろいろな教室を見学してみてあなたにあった場所を探してみましょう。

また、ヨガはエクササイズの一面もありますが考え方など知識の指導がとても大切と言えるので、ポーズの種類や技の難易度に気を取られないようにすることが大事です。

ヨガは、気持ちをポジティブにしてくれるものです。あなたも、自分の体型に自信を持ってヨガの素晴らしさを多くの人に広めてください。

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