本当に欲しい人材って?採用担当のホンネ【MINX執行役員 歳嶋建国さん】#1
「こんなスタイリストになりたい!」という理想をかなえるには、技術を磨く努力はもちろん、経験の積み重ねがものを言います。その体験の場となるのがサロン。そこで、人気ヘアサロンの採用担当者に、求めている人物像を直撃しました。さらなる高みを目指している人を応援します!
今回は確かな技術力に定評のあるヘアサロン、MINXで採用を担当している執行役員の歳嶋さんにホンネをうかがいます。
今回お話しを伺ったのは…
MINX執行役員の歳嶋建国さん
2000年MINX入社。青山店のトップデザイナーとしてサロンワークをこなす傍ら、国内外でのセミナーの講師、スタイリング剤などの開発に携わるなど、幅広く活躍している。
「明るさと技術を磨く力にあわせて、美的センスがあれば最高です」
—-口コミランキングでもトップのMINX。現在にいたるまでの歴史を教えてください。
1985年に創業し、現在、青山、原宿、銀座に5店舗を運営しています。この夏には銀座5丁目に新しいサロンがオープンの予定です。そのほか業界向けのテクニカルブックやDVDを20冊以上発行したり、ファッション誌などに年間500スタイル以上を発表しています。技術セミナーも積極的に行っています。国内外で200本以上、開催しているんですよ。
—-サロンの創業以来、大切にしていることは何ですか?
「お客さまの文化になる」ことを会社の理念としています。文化は人が生きていく上で、なくてはならないもの。お客さまが日々美しく、楽しく、生き生きと過ごせるように、なくてはならない美容室であり美容師であることを目指しています。そのためにはスタッフ1人1人の向上が欠かせません。
デザイン、技術、接客はもちろんのこと、「人間を高める」、「心を高める」教育によって、お客さまの文化になれると信じています。
—-採用を担当されるようになって、変わったことはありますか?
時流を気にするようになりました。その年その年の学生たちが求める、価値の変化を知る努力をしています。
会社として変えてはいけない本質の部分の、時代によって変えていかなくてはならない部分があると思います。それは採用でも同じだと思います。他業種の採用の方法も勉強して、いい部分は取り入れられないか…など考えています。
—-MINXが求めている人物はどんな人ですか?
美容師は接客業であり、職人の世界観も必要です。接客業の面では明るくて人に好かれるマインドと言動の持ち主であること。職人の部分ではコツコツと努力ができ、技術力を高めていけることが必要です。あとは、センスやアーティスティックな部分を持ち合わせていれば、なおいいですね。
—-歳嶋さんが面接や試験で重視していることは何ですか?
人柄とどんな価値観を持っているか…ですね。面接では、どんな人生を歩んできたのか、学生時代はどんなことに情熱を注いで頑張ってきたのか、成功体験や失敗談をどんどん掘り下げて、その人の人柄を感じたいと思っています。
もちろん、学校の成績や遅刻欠勤もくまなくチェックしますよ。熱い気持ちだけではダメですからね。
—-MINXに入社すれば叶うことは何でしょうか?
いちばんのメリットは、一生、美容師として生きていくのに困らない技術が身につくことですね。おかげさまで教育の面では業界でも高い評価を獲得しています。
海外旅行研修、完全週休2日など、福利厚生の面が充実しているのも大きいですね。
それから弊社は海外でのセミナー活動が多いので、海外での仕事を経験できるのも大きなメリットだと思います。
次回は、歳嶋さんが採用を決めた人材のひとりをご紹介します。
▽後編はこちら▽
本当に欲しい人材って?採用担当のホンネ【MINX執行役員 歳嶋建国さん】#2>>
Salon Data
MINX青山店
住所:東京都港区北青山3-5-23 吉川表参道ビル2・3・4F
TEL:03-3476-2722
定休:火曜(祝日の場合は営業)