本当に欲しい人材って? 採用担当のホンネ 【enfleurage 青山 マネージャー 生井貴行さん】#2
「こんなスタイリストになりたい!」という理想をかなえるには、技術を磨く努力はもちろん、経験の積み重ねがものを言います。その体験の場となるのがサロン。そこで、人気ヘアサロンの採用担当者に、求めている人物像を直撃しました。さらなる高みを目指している人を応援します!
大人女性の髪悩みに確かな技術力で応えるサロン、enfleurage 青山の採用にまつわるホンネをうかがう2回目は、実際にどんな人物が採用されたのか、その人物像をご紹介します。
今回お話しを伺ったのは…
enfleurage 青山 マネージャーの生井貴行さん
ヘア&メイクアップアーティストとして活躍していた倉田正樹氏に触発され、2001年、倉田氏がオーナーを務めるヘアサロン「enfleurage」 の新店舗オープンの際にスタイリストとして入社。 現在はenfleurage 青山のマネージャーを務めながら、店舗設計から携わった個人サロンのオーナーとしての顔も持つ。
「常に精神状態がニュートラルで、淡々としている点が決め手になりました」
—-今年、入社した村杉美紅さんの採用の決め手は何ですか?
実習研修で1週間ほどここで一緒に働いてもらったとき、精神状態が常にニュートラルで山がないんです。淡々と作業をこなしている姿を見て、「この人と一緒に働きたいな」と思いました。それに視野が広い。サロン内の状況を察知して動いてくれる。「この人材はぜひ!」と思いました。オーナーの倉田も同じ思いだったらしく、研修の終わりに彼女宛に手紙を送ったんですよ。
—-今後の村杉さんに期待することは何ですか?
彼女なら接客やサロンワークは普通にできると思います。さらにその上を目指してほしいですね。美容師として何か影響を与えるような情報を発信できる人とか。そのためにはアンテナを常に張り巡らして、良質な情報を探せるようにならないといけませんね。これからずっといい人、いいものに囲まれた生活を送ってほしいですね。
ROOKIE’S FILE 村杉美紅さん
東洋理容美容専門学校を卒業後、この春、enfleurage 青山に入社。おばあさま、ご両親も美容師で彼女で3代目に。
—-スタイリストを目指した理由は?
祖母も両親もこの仕事がキツイことが分かっているので、「美容師にはなるな!」と言われていました。人を笑顔にする仕事は何か…と考えてメイクのことを学ぼうと学校に入りました。髪に触れる授業をするうち、「やっぱり美容師って天職かも」と思えるようになって。人と接するのが好きで世話を焼くのも好きな私に、ぴったりな職業だと思いました。
—-就職先としてenfleurage 青山を選んだ理由は?
実習研修でここ以外のサロンでもお世話になったのですが、enfleurage 青山はアットホームで居心地のよさがとにかくいいんです。分からないことを質問しても、その答えが的確でハッとさせられることばかりでした。研修の終わりに社長からいただいた手紙の力も大きかったですね。今でも大切にとってあります。「自分は求められている」ということが大きな自信になっています。
—-目指している美容師像は?
技術に関してはもちろんですが、人として「この人に頼みたい」と思われるスタイリストになりたいです。それから友人や先生方、ご近所の方に恩返しがしたい。今の私があるのは、愛情を持って支えてくれた方たちのおかげです。それには成長した姿を見せることですよね。周りの方たちを笑顔にする、そんな美容師になりたいです。
採用担当のホンネから分かった3つのポイント
1.目標をひとつひとつクリアして、成功体験を獲得すること
2.質問の内容を明確化し、自分の考えを分かりやすく伝えられること
3.口角を常に上げて、自然な笑顔を身につけること
生井さんが面接で見逃さないのが口元。「その人をパッと見て口角が上がっているかどうかをチェックします。口角が下がっていると表情が暗く見えるんです。上がっているだけでこちらの気持ちも明るくなります」とのこと。
緊張してしまう場面であっても、自分を上手くコントロールできることが重要です。
▽前編はこちら▽
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Salon Data
enfleurage(アンフルラージュ)青山
住所:東京都港区南青山4-5-18
TEL:03-6434-7622
定休:火曜・第3月曜
URL :http://enfleurage-salon.com/