自宅ネイルサロンの月収をアップさせるには経験が必要?求人を探す方法やポイントを紹介

自宅ネイルサロンを開業したいと考える人にとって、どの程度の月収が見込めるのかは気になるポイントでしょう。

気軽に始めやすいのが自宅ネイルサロンの魅力ではありますが、経営を安定させるためには、まずはネイリストとしての実績を積み、スキルを磨く必要があります。

この記事では、自宅ネイルサロンの収入をアップさせる方法や、ネイリストの求人探しのポイントなどを詳しく解説します。

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自宅サロンのネイリストの給料とは

自宅サロンのネイリストとは、自宅を改装してネイルサロンを開業し、ネイリストとして働いている人のことです。

ネイリストとして独立開業を目指している人のために、ここでは自宅サロンのネイリストの給料についてご紹介します。

自宅サロンのネイリストの月給

正社員のネイリストと自宅サロンのネイリストの月給の違いは、自宅サロンのネイリストは売上によって月々の月給額が変動するということです。

人気ネイリストサロンになれば、月給50万円以上になることもありますが、仕事の依頼がなければ収入がなくなってしまうこともあります。自宅ネイルサロンの月収は、メニューの単価と来店した人数で算出するのが特徴です。

売り上げから経費を1割ほど引く

正社員として働くネイリストの月給は、基本給に固定手当がプラスされたものです。自宅ネイルサロンの月給は、毎月の売り上げから経費を引いたものとなります。

諸経費は売り上げの約1~2割で、経費に含まれるものは「家賃」「水道光熱費」「消耗品費」「通信費」「ネイル用品」などです。

サロンでのお仕事と自宅開業では、どちらの年収が高い?

サロンで実務経験を重ね技術を磨くことで、ネイリストの収入は確実にアップしていくでしょう。「手に職をつける」という言葉がぴったりのネイリスト。

2~3年の経験でも、技術が向上したりお客様が増えたりといった実績を積み上げていくことで、収入が大きく増える人もいるようです。4~5年くらいの実績を積んで、売り上げ増加への貢献をすれば、店舗責任者などのポジションを任されることにもなります。

店長クラスになれば、月収にして約30~40万円、それに歩合給が加わることで年収400万円程度が期待できることも。

自宅で開業し自身が経営者になった場合は、お客様がたくさん来店するサロンになれば、売り上げは全部自分のものになるため、収入の上限はありません。

ただ、利用する人がいなければ収入がないという厳しさがあります。必要経費があるため、マイナスにもなりかねません。

そんな事態を避けるには、固定客がつくような人気店になるよう経営の工夫をしたり、デザインに独自性をもたせたり、センスを磨いたりなどの努力をすることが必須です。

ネイリストの給料は、働き方やキャリアによってかなりの違いがあり、自宅で独立開業すると売り上げのほとんどが収入になるため、収入自体はアップすることが多いです。とはいえ、自宅サロンを開いても仕事がなければ収入はゼロなので、必ずしも自宅サロンのほうが収入が多いというわけではありません。

以下のページでは、子育てとの両立のためにはじめた自宅サロンを人気店にさせたネイリストの方にインタビューを伺いました。自宅サロンを開業しようと考えている人は、参考にしてみるとよいでしょう。

子育てとの両立のため始めた自宅サロンがリピーターで埋まる人気店に!ネイリスト・チヒロさんの生活に合わせた働き方

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独立後のネイルサロンのスタイルは多種多様

ネイリストとして技術を磨くことは素晴らしいことですが、独立開業をすればさらに違う経験を積むことが可能です。

独立後のネイルサロンのスタイルは自由度が高く、さまざまなスタイルのなかから自分に合ったものを選べるでしょう。ここでは、おもなスタイルを実例とともにご紹介します。

ネイルスクールを開講する

ネイルスクールを開講すれば、技術を教えて新しいネイリストを育成できます。ネイルスクールであれば、ネイルサロンにネイルスクールを併設し、ネイルサロンを続けながら空いた時間に講義をおこなうことも可能です。

また、ネイルスクールをネイルサロンに併設すると、予約のない時間を有効活用できるメリットがあります。

以下のページでは、ネイルスクールを開講した人の実例を記載していますので参考にしてみるとよいでしょう。

のんちゃん先生から学ぶ! ネイリスト講師としてのキャリアアップ術

経営者としてネイルサロンを運営する

ネイルサロンを運営するには、経理・人材育成・集客のための広告なども必要です。ネイリストは施術をするのがメインの仕事ですが、経営とネイリストの両立はかんたんではありません。

独立開業を機に経営者に専念し、お客様に提供するサービスを考えたり、多店舗展開を図ってビジネスを大きくしたりするのも選択の一つです。

以下のページでは、ネイルサロンの経営者としてキャリアアップした人の実例を記載しているので、気になる人はあわせて読んでみてください。

ママからサロン経営者へキャリアアップ! その秘密は爪の悩みを解決する「美爪クリエイター」の技術 ネイリスト・ウサミレナさん

未経験からオリジナルコンセプトで挑む

ネイルサロンの開業はネイリストがそれまでの経験を活かして、独立開業するパターンが一般的ですが、すでにオリジナルコンセプトがあって、未経験からいきなりネイルサロンをオープンしている人もいます。

独立開業するにはネイルの知識だけでなく、経営やマーケティングの知識も必要なので、未経験でもビジネスを成功させられる可能性は十分あります。

以下のページでは、未経験からネイルサロンをオープンさせた人の実例を記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

未経験からサロンをオープン。自分自身をターゲットにした戦略とデザイン力が集客成功の秘訣 ネイリスト櫻井唯さん

自宅ネイルサロンの売上をアップさせるポイント

ネイルサロンの店舗数は増加傾向であり、今後は競争が激しくなる可能性があります。自宅ネイルサロンの売上をアップさせるためには、顧客獲得のための取り組みや、他店にはない独自の強みを持つことなどが鍵となります。

以下で4つのポイントを解説するので、詳しく見ていきましょう。

SNSの発信を積極的におこなう

多くの人にネイルサロンを知ってもらえば、それだけ利用してもらえる可能性が高くなります。集客力をアップさせるためにTwitterやLINE、InstagramなどのSNSを積極的に活用しましょう。情報発信にSNSをおすすめするおもな理由には、以下のようなものがあります。

・拡散力が高い
ホームページと比較すると、SNSのほうが拡散力に優れています。

・費用が安い
広告チラシやクーポンを作成するには印刷代がかかりますが、SNSは費用をかけずに広告チラシとクーポンを配布できます。

固定客を獲得する

ネイルは定期的にお手入れが必要なので固定客を獲得できれば、安定した収入が得られるため、サロンの経営もうまくいくでしょう。固定客を獲得する方法には、次のようなものがあります。

・ポイントカードを導入する
利用するたびにポイントが貯まり、特典があると続けて利用してもらいやすくなります。ポイントカードを導入する際は、特典を明記し、利用頻度に応じたポイント制にするとさらに効果的です。

・来店サイクルに合わせてお知らせをする
来店する周期を把握しその時期にお知らせ送り、来店を促します。顧客一人ひとり手動で送信するのは大変ですが、アプリを使えば自動送信が可能です。

他店との差別化

同じようなネイルサロンであれば、多くの人は少しでも安いところを選びますが、そこにしかないサービスであれば多少高くても利用するでしょう。サービスや接客で他社との差別化を図れば、固定客が獲得しやすく、料金も高く設定できます。

どのように差別化したらよいかわからないという人は、ひざ掛けを用意する、直筆のメッセージを送るなど比較的かんたんなことからはじめてみましょう。

ネイルのスキルを上げる

自宅ネイルサロンで顧客満足度を高め、売上をアップさせるためには、高いネイルスキルが求められます。そのため、常にネイルの技術を磨き続けることが大切です。

ネイルスキルを挙げる方法には、ネイルスクールに通う、ネイルの資格を取得するなどがあります。

また、他のネイルサロンで経験を積むのも有効な手段です。他店に就職することにより、ネイルの技術だけでなく接客や経営に関する知識が身に付き、自宅ネイルサロンの経営に役立つでしょう。

自分にあったネイルサロンに就職するには?ネイリストの求人を探す方法

ゆくゆくは自宅ネイルサロンを開業したいと思ってはいても、まずは他のネイルサロンで経験を積み、スキルを磨きたいと考える方もいるでしょう。

以下では、ネイリストの求人を見つけるための2つの方法を紹介します。

また以下の記事では、未経験OKの求人を出しているネイルサロンの探し方を詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

ネイリストは未経験でもなれる?未経験OKの求人を出しているネイルサロンの探し方

就職・転職エージェントを利用する

ネイリストの求人を探す手段の1つが、就職・転職エージェントの利用です。就職・転職エージェントに登録すると、専門知識をもったアドバイザーから、希望に合ったネイルサロンの求人を紹介してもらえます。

さらに、履歴書・職務履歴書の作成のサポートが受けられるほか、ネイルサロン業界の内部事情や非公開求人を教えてもらえる可能性もあります。

自宅ネイルサロンを目指す第一歩として、自分に合ったネイルサロンで経験を積むために、就職・転職エージェントの利用を検討してみましょう。

求人サイトを利用する

求人サイトを利用すると、自宅から通いやすいサロンや副業・WワークOKなど、希望条件に合ったサロンを簡単に見つけられます。またさまざまな求人を比較・検討できるのも、求人サイトのメリットです。

自分にぴったりのネイルサロンを探したいなら、美容業界に特化したリジョブの活用がおすすめ。ネイリストの求人が豊富なだけでなく、駅近・託児所あり・研修制度ありなど、細かい条件設定ができるので、ぜひ検索してみてください。

ネイリスト|研修制度あり

ネイルサロンの求人を探すポイント

自宅ネイルサロン開業の夢を叶えるための第一歩となる、ネイルサロンへの就職。自分に合うネイルサロンを見つけるためには、求人内容を丁寧に確認する必要があります。

以下では、ネイルサロンの求人を探す際のポイントを3つ紹介します。

未経験で応募できるか

実績作りを目的とした就職を考える場合には、ネイル業界未経験でも応募できる求人を探しましょう。

ネイリストの求人は経験者優遇が多く見られますが、未経験者歓迎の求人も少なくありません。例えば美容業界に特化した求人サイト「リジョブ」では、約1900件のネイリストの求人のうち、約800件が未経験者歓迎の求人です。

未経験者歓迎の求人には、未経験者でも有資格者ならOKや、無資格でも可などの条件があるので、詳細をよく確認しましょう。

実習や研修制度の充実度

未経験者を積極的に採用しているネイルサロンでは、入社後に実習や研修が受けられるケースがあります。研修制度が充実しているところであれば、働きながら効率的にネイルスキルを習得できるでしょう。

さらに、資格取得のサポートや、研修中の道具の貸与を行っている場合もあります。

なお、研修やサポートの内容は各サロンにより異なるため、事前にチェックしておきましょう。

ネイリスト|資格支援制度|未経験歓迎

給与や福利厚生

ネイルサロンの求人を探す際には、給与や福利厚生も確認しましょう。待遇面は働きやすさやモチベーションに影響する可能性があるため、納得できる条件の求人を選ぶことが大切です。

例えば、研修中の給与や社会保険・交通費などの福利厚生の詳細はよく見定める必要があります。

なお、求人検索サイト「リジョブ」に掲載されているネイリストの給与は、以下の通りです。

正社員 月給下限 月給上限 平均
スタッフ 208,978円 377,985円 293,482円

 

アルバイト 時給下限 時給上限 平均
スタッフ 1,090円 1,519円 1,305円

※2024年1月現在

正社員のネイリストの平均月給が約29万円、アルバイトの時給は約1,300円となっています。

求人を探す際には、上記の平均額を参考にしながら、ネイル用の道具や材料などの支給があるかもチェックしておくのがおすすめです。

ネイリストの就職活動で気を付けたいポイントは?

ネイリストの就職活動では、良い印象を与える履歴書を作成するのはもちろん、履歴書の提出時や面接時のマナーも押さえておく必要があります。

また、なぜネイル業界で働きたいのか、なぜそのサロンを志望するのかも、明確に伝えられるよう準備しましょう。そして、自分の強みやスキルをアピールするための自己分析も欠かせません。

以下の記事では、履歴書の書き方や自己PR・志望動機の例文・面接時のマナーなどを詳しく紹介しています。しっかりと準備をして、就職活動をスムーズに進めるために、ぜひ参考にしてください。

ネイリストの履歴書の書き方は?提出方法や印象を良くするポイントも紹介!
【例文あり】ネイリストの自己PRで大切なこと|書くときのポイントや求められるスキルも紹介
ネイリストの面接に必要なマナーとは|よく聞かれる4つの質問と回答例

自宅でネイルサロンを開く際の開業資金は?

どんな業種でも独立開業するには、ある程度のまとまった資金が必要です。自宅サロンを開業するのであれば、具体的な金額を把握しておくことで、開業の準備もよりスムーズに進められるでしょう。

ここでは、自宅でネイルサロンを開く際の開業資金についてご紹介します。

道具費・改装費・運転資金

ネイルサロンの開業資金は店舗でサロンを開くよりは少なくて済み、開業資金として5~30万円、運転資金として3~6カ月分くらいあればよいといわれています。開業に必要な費用の内訳は、次のとおりです。

・道具費
施術で使う道具は、ネイルスクールに通っていた場合そこで使っていたもので対応できるため、とくに購入する必要がないことも多いです。

・改装費
施術には椅子とテーブルが必要です。コンセプトに合わせた内装にするなら、壁紙や照明も変えてみるとよいでしょう。

・運転資金
ネイルサロン経営には経費がかかりますが、収入が安定しないうちは経費や生活費は利益からではなく手持ちのお金で支払わなくてはいけません。運転資金はそのための資金です。

広告費を抑えるにはSNSの活用がおすすめ

新規顧客開拓には、宣伝が必要不可欠です。宣伝の仕方には、テレビや新聞、チラシ、WEBサイトなどがありますが、費用を抑えるならSNSがおすすめ。

テレビや新聞などは費用が高いだけでなく、見逃されてしまったら終わりです。SNSは費用が安く、検索でヒットすれば引き続き多くの人に見てもらえ、広告も数百円から掲載できます。

自宅ネイルサロンの月収をアップさせるために経験を積もう

自宅ネイリストは、柔軟な働き方ができ、気軽に始めやすいという魅力があります。ただし、必ずしも自宅での開業がうまくいくとは限らず、経営が軌道に乗るまでは収入がゼロになるケースもあるでしょう。

自宅ネイルサロンを成功させるためには、ネイリストとしての経験を積んでスキルを磨き、接客や経営のノウハウを学ぶ必要があります。そのため、まずは他のネイルサロンへの就職を検討しましょう。

ネイルサロンへの就職を考える場合には、リジョブの活用をおすすめします。美容業界に特化した求人サイトであり、未経験から始められるネイリストの求人も豊富です。

リジョブで理想の求人を見つけ、ネイリストとしての技術や知識を磨き、自宅ネイルサロンの開業を目指しましょう。

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