サロンオーナーとは? 仕事内容を紹介|サロンオーナーを目指すには資格が必要?

「サロンオーナーになりたいけど、まず何をすればいいのか分からない」「サロンオーナーになるには、資格をとらないといけないの?」このような疑問や不安を抱えていませんか?

サロンオーナーは、経営の主軸であり責任のある仕事です。なるためには、あらかじめ準備をしておく必要があります。ここでは、サロンオーナーの仕事内容や資格、求められているものについて解説していきます。

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サロンオーナーとは?

サロンオーナーとは、美容室やエステなどのサロンの経営・管理をする人のことをいいます。サロンを運営していくために、収益をあげるための経営戦略、スタッフの教育、集客につながるメニュー開発や広告の出稿などをおこないます。サロンオーナーには、経営に専念するケースや、施術・接客もおこなうケースがあります。

サロンオーナーのインタビュー記事もあわせてご覧ください。

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サロンオーナーの仕事内容とは?

スタッフやその家族に安定した生活をしてもらえるように、売上を考えていく必要のあるサロンオーナー。その仕事内容には、どんなものがあるのでしょうか。具体的に紹介していきます。

1. サロンの運営管理|マネジメント

サロンがスムーズに運営できるように、管理者としてマネジメントをおこなわなければなりません。売上を上げ、利益を生み出すことだけではなく、支出を抑えることが求められます。

そのためには、経費を軽減させるための工夫や、最新マシンの費用対効果を分析することなどが必要となります。お客様の滞在時間を考え、どうすれば今よりも単価を上げることができるのかといった経営戦略も重要です。

2. 集客|マーケティング

まず、お客様を呼び込まなければ、収益は上がりません。既存のお客様だけに頼るのではなく、新規のお客様をどう獲得するかのマーケティングが必要となります。

SNSやブログ、チラシ配りなどを活用したり、キャンペーンを打ち出したりと、新規のお客様とともに、既存のお客様のリピート率をあげることで、全体の集客を狙っていきます。

3. 採用業務・スタッフの教育など

サロンオーナーにとって、スタッフの採用や教育も大切な仕事です。人材を募集して、面接において優秀な人材かどうかを見極める目も必要とされます。

また、スタッフの技術レベルを向上させるための研修や、スタッフが活躍できるような制度を整えることも求められます。労働時間の管理といった労務なども、あわせておこなっていきます。

サロンオーナーを目指すには資格が必要?

サロンオーナーになるために必要な資格はありません。
例えば、エステサロンだからといって、サロンオーナーがエステの資格を持っている必要はありません。スタッフのおこなう施術の技術と、サロンオーナーの経営知識は全く別と考えていいでしょう。しかし、場合によっては資格が必要となることがあります。ここではその資格を紹介します。

施術者としても働く場合は必要なこともある

サロンオーナーと施術者を兼務する場合は、資格を取っておいた方がいいでしょう。美容師や理容師として施術する場合には、必ず資格が必要ですが、資格が無くても施術できる職業もあります。

サロンでの資格の要・不要は、以下の通りです。

資格が必要

・美容室
・理容室
・マツエクサロン

資格は不要

・エステサロン
・ネイルサロン

エステやネイルの施術をおこなう上で、資格は必須ではありません。しかし、資格を取得しておくことで、お客様の信頼を得られ、サロン自体の評価も高くなるというメリットがあります。

それぞれの資格については、以下のリンクを参考にしてください。

理容師免許ってどうやってとるの?資格を取るまでの流れとおすすめの専門学校についてまとめて紹介

美容師になるには資格が必要なの? 美容師のお仕事に役立つ資格とは

エステティシャンになるには資格が必要? エステティシャンを目指すには|おすすめ資格3選を紹介

ネイリストになるには資格が必要? 無資格でも働ける?|初心者におすすめの資格を紹介

サロンによっては衛生関係や防火の資格も必要

サロンで飲食物を提供する場合は、食品管理者の資格が必要になります。資格要件にはいくつかありますが、都道府県の登録を受けた食品衛生管理者の養成施設で、定められたカリキュラムを修了することで、資格を取得できるようになっています。

また、スタッフ・お客様を含めて、収容人数30人以上のサロンを開く場合、防火管理者の資格が必須です。日本防火・防災協会や消防署がおこなっている防火管理講習を受けることで、資格が取得できます。その後、消防署へ届出を提出し、手続きをおこなう必要があります。

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サロンオーナーに求められるものとは?

サロンオーナーは、さまざまな業務をこなさなければなりません。優秀なサロンオーナーに求められるものについて、紹介していきます。

サロンオーナーに年齢制限はある?

サロンオーナーには、年齢制限というものはありません。

若いときにオーナーになることもできますが、施術者として経験を積んでからサロンオーナーを目指すのもおすすめです。社会経験を積むことにより、スタッフやお客様目線で物事を考えられるようになり、サロンオーナーになったときにスキルや知識を活かすことができます。

どんなスキルを求められるの?

サロンオーナーには、どのようなスキルが求められているのでしょうか?4つのスキルについて紹介します。

サロンオーナーの実体験が分かるインタビュー記事はこちらです。

自分が経験した悩みはサロン経営の最大の武器。独自化こそが生き残る術【プロビアンコ オーナー 白崎順子さん】#2

経営スキル|経理・マーケティング

サロンオーナーに求められているものは、サロンを経営するスキルです。

収益を上げるためのマーケティング能力や、収入と支出のバランスを考える経理も必要になります。細かい計算が苦手で、どんぶり勘定で経営を進めていけば、いずれ破綻してしまう可能性もあります。そのため、簿記の資格を取得しておくなどして、経営に対する分析力やコストを抑える感覚を養うといいでしょう。

法律や規制に関する知識|運営に必要な条件の理解

サロンを運営するためには、法律の知識が欠かせません。特定商取引法や薬事関係法規など、サロンオーナーになる前に知っておくべき法律はたくさんあります。例えば、法律を知らずに規制違反をしてしまった場合、サロンの営業が停止になる可能性もあります。

知識を身につけるために、中小企業診断士の資格がおすすめです。中小企業診断士は、経済学や運営管理、経営法務についても学べるため、運営に必要な条件を理解することに役立ちます。

集客スキル|サロンに合った集客方法の選定と実行

サロンオーナーには、お客様を集める集客スキルと戦略が求められます。TwitterやInstagramなどのSNS、口コミサイトの活用やチラシを配るなど、常に情報発信を活用していくことも必要です。情報が広がればそれだけ集客の可能性が出てきますが、むやみやたらに広告を打つのではなく、ターゲット層を理解した戦略的な集客方法が大切になります。

集客方法を学びたい人には、こちらのインタビューがおすすめです。

SNSを使わずリピーターのクチコミで人気サロンへ成長!【QOB オーナー 林みなほさん】#2

コミュニケーションスキル|人材教育・接客

サロンオーナーは、積極的にスタッフやお客様とコミュニケーションを取ることが大切になります。スタッフが今なにを求めているのかを知り、教育に活かしていくためにも、会話を重ね、相手を理解することが必要です。また、お客様の好みやニーズを知るために、接客スキルは欠かせません。
スタッフやお客様と信頼関係を築くためには、コミュニケーションスキルは必須の要素です。

コミュニケーションを大切にするために知っておきたいサロンオーナーの経験談は、こちらからご覧ください。

ハサミを置くことはしたくない。生涯クリエイターでいられるサロン経営を【STRAMA代表 豊田永秀さん】#2

スキルはどこで身につける?

ここまで紹介したスキルはどこで身につければいいのでしょうか?スキルの身につけ方を紹介します。

1. 独学|本や動画など

本や動画などを利用して、独学で学ぶという方法があります。勉強する時間を自由にとれることがメリットです。仕事が忙しく、一定の時間を確保できない方におすすめです。最近はオンライン講座も充実しており、自宅から気軽に学ぶこともできます。

2. セミナーに参加する

金融機関や研修企業などが、セミナーを開催しています。経営や集客など、目的にあったセミナーに参加できます。同じ夢を持った人が集まるため、モチベーションのアップにつながります。また、人脈を広げられるメリットもあります。

3. スクールに通う

集中的にスクールに通って、スキルアップを目指すという方法です。サロン開業に関するスクールでは、開業を支援する制度が設けられているところもあります。また、経営学を専門に学べるビジネススクールに通って、経営スキルや法務の知識を身につけるという選択肢もおすすめです。

サロンオーナーを目指すために今からできることとは?

サロンオーナーになるために、勉強をしてスキルを身につけることも大切ですが、それ以外にも今からできることがあります。

自分がサロン運営したい業界の市場調査や、ターゲットの絞り込みなどをおこなうことは、すぐにでも始められることです。サロンにかかる資金を調達することも今からおこなっておいた方がいいでしょう。

また、売上をシミュレーションしてみることで、経営の勉強になり、自分がどの程度サロンを運営できるのかの指針にもなります。スキルを身につける以外にも、サロンオーナーになるための準備は、今からでも始められます。

サロンオーナーになるにはスキルや下準備が必要!

サロンオーナーは、収益をあげるための経営・スタッフの教育・集客方法を考え、実行していく必要があります。スタッフとその家族を支える大黒柱としての役割もあり、その責任は重大です。

サロンをスムーズに経営するには、オーナーの知識や開業までの下準備が欠かせません。まずは自分にできることから始めることが大切です。プロフェッショナルなサロンオーナーを目指して、今から準備をしていきましょう。

引用元
防火管理者が必要な防火対象物と資格|東京消防庁

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