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コラム・特集 2018-10-19

スポーツトレーナーに資格は必要?目指す人におすすめの5つの資格を紹介

スポーツ選手を陰で支える仕事と言えば、スポーツトレーナーがあります。特にプロアスリート選手や、実業団チームにはほぼ全てトレーナーが専属でついており、大会・遠征時だけでなく日常まで選手のサポートを行うのが業務内容です。

サポートしているチームや選手が活躍したり、目標に近づいていくのを見てやりがいを感じたり、様々な場面を一緒に喜んだり悲しんだり、絆も感じられる仕事です。

しかし、責任もその分あるので、しっかりと知識や技術、選手に応じた提案が出来る能力も求められます。また、チームや選手によって必要とされる能力も違うため、それぞれの要望に応じて対応していかなければならない場面も多く、仕事を続ける限りは日々努力という感じになるでしょう。

スポーツトレーナーになるための方法はいくつかあり、資格がなくてもなることは出来ますが、多くの人は何かしらの資格を取得しているのが日本の現状です。そこで今回は、スポーツトレーナーの資格について詳しく紹介して、取得方法や需要についても説明していきます。

スポーツトレーナーに必須の資格はある?

まず最初に確認しておきたいことは、スポーツトレーナーとして仕事をしたい場合、資格は必須なのかどうかです。

実は、スポーツトレーナーと名乗るためには資格は必要なく、悪く言えば誰でもなることが可能なのです。

しかし、スポーツの専門知識や医学、栄養学、トレーニングなど専門的な知識や技術力、指導力がなければトレーナーとして契約することは出来ないので、契約するチームや選手に能力が認められなければなりません。

需要に応じた資格を持っているか

スポーツトレーナーの種類は多くあり、トレーニングをサポートする人、食事などの栄養面でサポートする人、マッサージやテーピングなどケアをする人、メンタル面でサポートする人など分野も資格も様々あります。

自分がどの分野の知識や技術があり、その資格を持っているかで給料面などは変わってきます。

スポーツトレーナーを募集しているチームや個人選手が、どういった分野のトレーナーを必要としているのかによって、結ぶ契約の内容も変わってくるようです。

考え方や目標などの方向性を確認する

知識や技術などの需要以上に大切な要素として、契約するチームや選手個人の考え方や目標といった方向性が一致しているかどうかがあります。

なにか1つの競技を見ても、戦略やトレーニング方法、食事やケアの方法など、様々な事柄について多くの方法、流派が存在します。

その考え方が一致していなければ、お互いに力が発揮できずに終わってしまう可能性もあります。

契約する前にはしっかりと細かい部分まで話し合いながら方向性の確認を行い、どういったサポートの仕方をしていくのかも含めて事前に決めておくことが大切です。

スポーツトレーナーを目指す人におすすめの5つの資格

多くの種類が存在するスポーツトレーナーですが、今回は多くのスポートレーナーが取得している6つの資格と、その資格を取得するための方法についても紹介していきます。

1. 国家資格 柔道整復師

柔道整復師は、国家資格として骨・関節・筋・腱・靭帯などに発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などのケガに対して、手術をしない施術で治療を行う専門家になります。

解剖学や生理学など、身体の構造や働きなどの知識を持っているため、スポーツトレーナーとしても役立てることが出来ます。

スポーツトレーナーに活かせる技術

スポーツによるケガに対して応急処置が出来るだけでなく、回復するまで継続して専門的な視点からアプローチが出来ます。

また、ケガを防止するトレーニングやパフォーマンスを上げるためのストレッチなどもスポーツトレーナーとして活かすことが出来ます。

資格取得までの流れ

柔道整復師の国家資格を取得するには、厚生労働省や文部科学省が認定した大学や専門学校、養成学校にて3年以上の通学が資格取得条件となり、試験に関しては厚生労働省が管轄しており、年に1回実施されます。

無事に合格すると、厚生労働大臣から認定証が送られ、柔道整復師として仕事をすることが初めて出来るようになるのです。その資格を活かしてスポーツトレーナーや様々な現場で役立てることも可能になります。

2. 国家資格 あん摩マッサージ指圧師

あん摩マッサージ指圧師は、あん摩、マッサージ、指圧を行える専門家として国に認められている資格です。資格を持っていない人はマッサージが法律で認められていないので、スポーツ選手には非常に需要のある資格となります。

痛みや疲労度合いに合わせて専門的な立場からマッサージを行うことで、ケガ防止や疲労軽減につながり、選手のパフォーマンス向上にも役立つことが出来るため、多くのスポーツトレーナーが取得している資格の1つです。

スポーツトレーナーに活かせる技術

スポーツ選手にとって、マッサージは非常に重要なものになります。練習前や練習後、試合後のマッサージによって疲労を軽減させて、怪我の防止やパフォーマンスの向上に繋げられるためです。

また、あん摩マッサージ指圧を行う際には道具や機械が基本的には不要なので、いつでもどこでも施術が行えるというメリットがあります。

資格取得までの流れ

あん摩マッサージ指圧師は、柔道整復師と同様に国家資格として厚生労働大臣に認定されている資格です。こちらも国家資格を取るためには、厚生労働省か文部科学省が認定した専門学校に通う必要があるようです。

しかし、あん摩マッサージ指圧師を目指せる専門学校は全国に約20校しかないため、学校の場所や通学方法など他にも検討すべきことがあり、資格取得前に情報収集が必要になるでしょう。

夜間部を利用すれば、働きながらの取得も可能なので、先ずは調べてみると良いでしょう。

専門学校に3年以上通い、年に1度実施される試験に合格すると資格が発行されるので、あん摩マッサージ指圧師として働くことが可能になり、スポーツトレーナーにもなれます。

3. 国家資格 鍼灸師

あん摩マッサージ指圧師と同時に鍼灸師の資格を取得する人も多いですが、鍼灸だけでも資格を取ることが出来ます。

テレビで芸能人が番組内で長距離マラソンをして、休憩時に鍼やお灸をしている映像を見たことがあるかもしれませんが、一般の人も含め、鍼灸による施術が仕事内容です。

こちらも厚生労働省が定める国家資格として、年に1度実施される試験に合格した人が資格の取得が可能です。

スポーツトレーナーに活かせる技術

全身にあるツボに対して鍼やお灸を使って、疲労や痛みを軽減させることが出来ます。トップアスリート選手など、激しい運動後や大切な試合の前後などに鍼灸を行う人が多く利用されているようです。

全身の様々な症状に対して鍼灸は効果があると言われており、心身ともに良いパフォーマンスが出来るようにサポートすることが出来ます。

資格取得までの流れ

こちらも厚生労働省か文部科学省に認定された専門学校に3年以上通い、国家試験に合格することで資格を得ることが可能です。

理学療法士は、人間が行う基本動作に対してケガや痛みによる動作不良を回復させたり悪化しないように改善させるのをサポートする専門家です。

こちらも国家資格となり、国が行う試験に合格した人が理学療法士として施術を行うことが出来ます。

スポーツトレーナーに活かせる技術

動作の専門家として、スポーツ時の痛みやケガに対して、痛みを軽減させたり、動作を改善して痛みを取り除く施術が行えることは、スポーツ選手にとっても重要な技術でしょう。

リハビリが必要な選手に対しても、一緒にプログラムを組んで回復トレーニングを行うなど、多岐にわたってサポートすることが可能です。

資格取得までの流れ

厚生労働省か文部科学省に認定された大学、短期大学や専門学校にて3年以上通い、国家試験に合格した人が資格を得ることが出来ます。

4. 民間資格 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

日本スポーツ協会が発行しているアスレティックトレーナーという資格は、スポーツトレーナーとしての知識や技術を有している証明となる資格になります。

他にも、スポーツ栄養士やスポーツドクターなどの資格も発行していますが、多くのスポーツトレーナーは、このアスレティックトレーナーの資格を取得しているようです。

スポーツトレーナーに活かせる技術

テーピング技術やストレッチ、トレーニング、ケガの際の応急処置など総合的な知識と技術を持っているため、様々な場面で活躍することが出来ます。

また、特定の競技の知識や技術があれば、その競技の専門スポーツトレーナーとして活躍している人も多くいます。

資格取得までの流れ

アスレティックトレーナーを目指せる大学や専門学校などに通い、日本スポーツ協会が行う試験に合格することで民間資格として得ることが出来ます。

また、日本スポーツ協会が直接カリキュラムや講習を行っていますが推薦された人など、ある程度限られた人しか受講できないため、基本的には大学や専門学校を経て資格を取得するのが良いでしょう。

5. 民間資格 NSCA認定パーソナルトレーナー

トレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導技術が可能であることを証明する資格となります。

スポーツ選手だけでなく、幅広い年齢層の人に対してトレーニングやコンディショニング指導を行う専門家として様々な場所で活躍しています。

スポーツトレーナーに活かせる技術

万が一の際の心肺蘇生やAEDの取り扱い、トレーニングや指導論などの専門的な知識を持っているため、スポーツ選手のレベルに合わせてメニューの提供が出来ます。

総合的な知識や技術が求められるため、信頼性も高く他の資格を取得している人も、この資格を取得してスポーツトレーナーとしてのスキルを証明しています。

資格取得までの流れ

高校を卒業した18歳以上、NSCAの会員であり、有効なCPR/AEDの認定者であれば試験を受けることが出来ます。

合格率は70%台と、他の試験に比べると少し低くなります。それだけ、知識や技術が求められる質の高い資格として認知されているとも言えます。

上級資格のCSCS資格もあるので、チャレンジしたい人は取得を目指してみるのも良いでしょう。

資格取得を決める前にしておきたいこと

どの資格を目指すのかによって、費用や学習期間、内容なども大きく違ってきます。

始めてから後悔しないように、計画を立てていくつかの選択肢を検討していくようにしましょう。

1. スクールや養成校・講座の資料を複数集めて検討する

資格によって認定されている大学、短期大学、専門学校、養成所があります。

認定校が全国にある資格から、数が限られている資格、通信での学習が出来るかできないか決まっている資格など条件は様々です。

また、自分がスポーツトレーナーとしてどのような視点からアプローチをしていきたいのかによっても必要な資格が変わってきます。

先ずは、複数の資料を集めて情報収集することから始めましょう。

体験授業に参加するのもおすすめ

大学や専門学校など、多くの認定校では毎年体験授業や見学会、相談会を実施しています。

資料だけでは知ることの出来ない講師や生徒の声など、自分の目で見て確かめるのが最も良い判断材料となります。

2. 掛かる費用を見積もっておく

方向性だけでなく、費用も大切な判断材料になります。同じ資格でも、昼間部と夜間部、通信部で大きな差が生じることもあるようです。

働きながらじっくり取得を目指すのか、短期で取得を目指すのか、またそれに伴って部屋を借りたり外部のセミナーに参加することも想定しておくと良いでしょう。

学校に通う以外の部分で費用がかなり掛かることが多いので、しっかりと計画を立てて想定しておく必要があります。

スポーツトレーナーの需要はある? 将来性は?

プロスポーツ選手はもちろん、実業団チームや選手に対してもスポーツトレーナは今現在も様々な場所で、多くの人が活躍しています。

また、各競技も技術の向上に伴って怪我のリスクや専門知識がより求められる時代になっているとも言えます。

競技開始年齢も低くなっており、早い段階から子供に対して、専門的にスポーツを始めさせる親も増えています。

ジュニアチームから年配の人まで

各競技において、世界で活躍する日本代表選手も低年齢化が進み、中学生や高校生が代表選手として活躍している競技も少なくありません。

しかし、成長期でもあるジュニア期にケガをしてしまったり、今後の生活に支障の出る障害リスクも考えられます。

そういった場合では、専門的な知識を持っているスポーツトレーナーが求められており、技術指導以外の面でもサポートが必要です。

また、介護の現場でもスポーツメーカーやゲームメーカーが介護施設に機械を導入したり、運動する機会も増えていっています。そのため、専門的な知識を持ったスポーツトレーナーの存在が重要になってきます。

若い人だけでなく、年配なども含めて幅広い年齢の人がスポーツトレーナーを必要とするようになるでしょう。

部活などの学校教育

国の方針として少しずつ、部活動などのスポーツは外部指導者による指導や活動の機会を増やしていく考えであると少し前に話題となりました。

現状では、学校の教員が顧問として指導を行っていますが、今後は外部の専門知識を持った指導者が活躍していくと考えられます。

そういった場合には、スポーツトレーナーの需要は一気に高まり、人材不足になる可能性もあります。

自分にぴったりの資格を見つけて活かそう!

スポーツトレーナーと言っても、ジュニア世代から年配の世代まで、また、アマチュアからプロまで様々なカテゴリーでスポーツが行われています。

自分自身が、どのカテゴリーに対してスポーツトレーナーとして指導やサポートを行っていくのか、どのような視点からアプローチを行っていくかで必要な資格や技術が大きく変わってきます。

しっかりとニーズに合わせたトレーニングやメニューを提供できるように、資格取得に向けて動く前に、しっかりと情報収集を行い、よく検討してから始めるようにしましょう。

また、資格を取得してそれで終わりではなく、そこからどうなっていくのか、しっかりと情報提供やサポートを行っていけるかが大切なので、継続して知識や技術の習得を行っていくようにしましょう。

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