リンパケアセラピストとは?資格の種類や取得のメリット・方法、活躍できる職場や将来性まで徹底解説
リンパの流れが滞ると、顔や手足がむくんだり肩こりなどの症状が出たりするため、もみほぐしてリンパの流れをよくすることが大切です。
さらにリンパの流れをよくすることで、顔がすっきりして小顔になったり血流をよくすることで肌がきれいになったりと、美容にも嬉しい効果があるため近年注目を集めています。
リンパケアの知識があれば、リラクゼーション分野だけでなく、セルフケアや介護の現場でも役立てられるため、資格をとろうかと考えている方もいるのではないでしょうか?
そこで、リンパケアセラピストの仕事内容や需要が期待できる職種、資格取得のメリットなどについて詳しく紹介します。
リンパケアセラピストとは?
リンパケアセラピストとは、単なるもみほぐしとは違い、体の構造を理解したうえでリンパの流れをよくするケアをおこなう仕事です。
リンパ管は、途中にいくつかあるリンパ節で不純物をろ過しながら、最終的に心臓までリンパ液を運びます。リンパ管は血管と違い筋肉の動きやマッサージによって流れるため、放っておくと老廃物がたまり、さまざまな体の不調を引き起こすことも。
血管のように体中をめぐっているリンパの流れをよくすることで、滞った老廃物を輩出し、むくみや頭痛などといった症状の緩和に役立ちます。リンパケアセラピストは、リンパの流れをよくする手技で、お客様に癒やしを与える仕事です。
リンパケアセラピストに求められる役割とは?
リンパの流れをよくすると聞くと、マッサージを連想する方も多いでしょう。しかしマッサージの施術は、あん摩マッサージ指圧師という国家資格がなければできません。
リンパケアセラピストはあくまで癒やしをメインとするリンパケアをおこなう仕事であり、お客様の日頃の疲れを癒したり筋肉の緊張をほぐしたりします。先述したようにリンパ管は自力で流れて老廃物を輩出するという機能を持たないと考えられており、運動による筋肉の動きや流れに沿ったもみほぐしが必要です。
デスクワークが多くあまり運動する習慣がない人はリンパ液が滞りやすいため、凝り固まった体のリンパや血流の流れをよくしたいという現代人のニーズは高まっています。
医療現場でも重宝される能力
リンパケアはヨーロッパでは医療行為と認められているほどの効力があります。近年では日本国内でも、医療従事者が活躍の場をひろげるためにリンパケアセラピストの資格取得を目指す人も多いです。
また、国内の医療現場で治療目的でおこなわれるリンパケアの資格もあります。
医療目的のリンパケアには国家資格が必要
リンパケアをおこなうセラピストにはさまざまな種類があり、なかには国家資格が必要なものも。たとえば、ガンの後遺症である「リンパ浮腫」の治療では、医師の指導のもと医療行為の一環としてリンパケアをおこなう民間資格が重宝されています。
国家資格が必要なものから誰でも取得できるものまで、リンパケアにまつわる資格の紹介は後述しますので、そちらも参考にしてください。
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リンパケアセラピスト資格取得のメリットは?
いくつもあるリンパケアセラピストの資格ですが、それらを取得することで得られるメリットにはどんなものがあるのでしょうか。ここでは4つのメリットを紹介します。
キャリアアップにつながる
先述したようにデスクワークが多い人にとっては特に、リンパケアは定期的に受けたい施術です。独立開業してサロンを開いても、安定的な集客も見込めます。
さらにリンパケアセラピストは、癒しを提供するサロンだけではなく、介護現場や医療施設などさまざまな場所で活躍することが可能です。医療や介護の資格をもっている人にとっては、資格取得がキャリアアップにつながることも期待できるでしょう。
就職に役立つ
エステサロンやリラクゼーションサロンに就職する際には、リンパケアの知識や技術があることが強みとなります。履歴書や面接でアピールすれば、チャンスの幅を広げることもできるでしょう。
また介護や福祉の分野でも、自由に身動きがとれない方や寝たきりの方などに施術をすれば喜ばれます。介護施設や福祉施設への就職を希望する方にとっても、アピールできる資格です。
家族や自分自身のケアができる
生きている限りリンパの老廃物は溜まります。それはデスクワークの人だけとは限りません。リンパケアの知識があれば、冷えや肩こり、むくみなどで悩む身近な人を手助けすることもできます。
自分自身のケアにその知識を活かすことも可能です。リンパケアは、体の不調だけでなく美容にも効果があるため、家族や友人などに施術をすれば喜ばれるでしょう。
講師として活躍も可能
資格をとることで講師として活躍できる可能性もあります。自分自身が取得した資格の養成スクールや独自にリンパケアの教室を開くなど、人にリンパケアの知識と技術を教える講師として重宝されるかもしれません。
リンパの流れをよくすることで不調が改善すれば美容にもよい影響を与えることから、美容アドバイザーとしてYouTubeやSNSなどで発信したりセミナーを開いたりもできます。
リンパケアの施術ができるおすすめ資格6選
リンパケアセラピストとして活躍できるリンパケアの資格は複数ありますが、ここでは特におすすめのものを6つ紹介しますので、参考にしてください。
1. リンパケアセラピスト
オイルを使ったリンパトリートメントのリンパケアセラピストの資格は、信頼に値する高い技術を持ち、お客さまに癒しを提供する知識と技術が問われます。
試験で審査されるのは、オイルや人体の仕組みに関する基礎知識にくわえ、オイルトリートメントのリンパケア技術です。
資格認定をおこなう日本能力開発推進協会 (JADP)が認定する講座を修了し、試験に合格することで取得できます。
一般財団法人 日本能力開発推進協会 (JADP):リンパケアセラピスト
2. リンパリファインセラピスト
国際セラピスト支援振興協会(ITSA)が認定するリンパリファインセラピスト資格は、協会の指定校の通信講座を受講し修了すれば取得できます。
講習期間は2~8カ月程度。試験はなく、講習を受けて確認問題を提出するだけなので、難易度は低めです。全身のリンパの流れやほぐし方、デトックスや骨格矯正、東洋式のツボのテクニックも修得できます。
一般社団法人 日本アロママイスタースクール:リンパリファインセラピスト
3. リンパケア検定
日本リンパ協会が認定するリンパケア検定には、1級と2級があり、2級ではリンパケアの基礎知識やセルフケアの方法などを修得できます。1級は医学知識を含めたより高度な内容となり、医療系職種の方やセラピスト向きです。
2級は誰でも受験でき、リンパの一般知識や禁忌などを学べますが、セラピストとして活躍できる知識の深さは1級からとなります。1級は2級合格が前提なので、まずはオンライン受験で2級合格を目指しましょう。
4. アロマリンパセラピスト
「病気じゃないけれど体の不調を感じる」という方に、正しい知識でリンパケアをおこなうスペシャリストの認定をするアロマ・リンパセラピスト協会。この協会は、アロマテラピーやリンパケア、食事などの基礎知識を持つことで、美容と健康を促進する人材育成を目指しています。
認定資格にはリンパセラピストやフェイシャルリンパセラピスト、腸リンパセラピストなど7種類があり、さらにセラピストの育成や認定をおこなう2種類の資格も。理論講座と技術講座などを受講し、試験に合格することで取得可能です。
5. むくみ改善インストラクター
むくみ改善インストラクターは、日本インストラクター技術協会が認定する資格で、資格名からもわかるとおり、リンパの基礎知識からリンパケアの方法などを修得し、リンパケアのインストラクターとして活躍できる人材としての技能を認めるもの。受験資格は特になく、在宅受験が可能です。
体中をめぐるリンパ管の知識や脾臓・血液の知識、むくみの原因やリンパケアのテクニック、禁忌や体に現れる不調の特徴、リンパの流れをよくする姿勢改善方法など、リンパケアにまつわるひととおりの知識を得ることができます。
6. リンパ浮腫療法士
リンパ浮腫療法士は、医師や看護師・理学療法士・作業療法士・あん摩マッサージ指圧師などの国家資格を持っている方向けの資格です。
健康な人の不調ではなく、ガンの後遺症などが原因の深刻なリンパの浮腫で苦しむ患者に、医師の指導のもと、スキンケアやリンパマッサージ・圧迫療法・圧迫下の運動療法などをもちいて症状の緩和を目指します。
この資格自体は民間資格ですが、リンパ浮腫診療の医療水準を向上させ、担保するために立ち上げられた認定機構による資格です。
受験資格は先にあげた国家資格の実務経験2年以上にくわえ、リンパ浮腫治療の研修を修了していること、医療機関などで臨床経験を積んでいることなど、厳しい条件があります。
リンパケアセラピストなどの資格を取得する方法とは?
ここまで見てきたようなリンパケアにまつわる資格を取得するには、いくつかの方法があります。リンパケアの知識を得るための勉強法を見ていきましょう。
スクールに通う
一つ目は、リンパケア資格を主催する団体が運営するスクールなどに通い勉強する方法です。
講師に直接指導してもらえる、わからないことはその場で質問して解決できるなどのメリットがあります。またその勉強をするしかない環境に身を置くことで、決められた期間で知識と技術を習得し、確実に資格取得に近づけるので、つい他のことに気をとられてしまう人やコツコツ一人で取り組むことが苦手な人におすすめの方法です。
スクールに通う時間と費用がかかることや、自宅近くにスクールがない場合選択肢が限られるなどのデメリットもあります。
通信講座で勉強する
通信講座で取得できる資格もあります。講座を受講することで取得できるものや、試験合格の対策を通信講座で受けられるものなどさまざま。
資格取得までのカリキュラムが組まれていたり、合格のメソッドを詰め込んだテキストで効率的に勉強できたりするのがメリットです。自分のペースで資格取得を目指すことができ、タイムラグはあるもののわからないことを質問できることも多く、スクールより低コストで集中的に学びたい方におすすめの方法といえるでしょう。
一方で自分次第というところがあり、強制力がないためモチベーションを保ちづらいのがデメリットです。
独学で勉強する
3つの方法のなかでも一番コストがかからずに、完全に自分のペースで勉強できるのが独学のいいところ。たとえば本業の仕事をしながらや違う学校に通いながらなど、各々の事情を優先しつつ、勉強をすすめることができます。
しかしどのように勉強をすすめるか、どのテキストを使うかなどすべてを自分で考えて準備する必要があり、人の目もないので挫折しやすいのがデメリットです。わからないことがあっても人に聞けないためわからないままになったり、どのくらいの勉強量が必要なのかわからないため心が折れてしまったりという側面もあります。
リンパケアセラピストなどの資格を活かせる職場の種類は?
リンパケアにまつわる資格をもっていると、どんな仕事に活かせるのでしょうか。具体的な職種や職場について紹介します。
エステサロン・リラクゼーションサロン
エステサロンやリラクゼーションサロンは、リンパケアセラピストが活躍できる代表的な職場です。
リンパの流れをよくすることで美容にもいい影響があったり、こりがほぐれることで癒やしの効果が得られたりと、正しい知識があるからこそ施術の効果に期待できます。
また整体や鍼灸サロンなどでも、鍼灸師の資格やあん摩マッサージ指圧師・柔道整復師などの資格とあわせてもっておくことで、施術の幅を広げられるため、重宝されるでしょう。
医療・介護施設
医療現場でリンパケアをおこなえる資格の場合、先述したように国家資格保有が前提となるため注意が必要です。しかしそういった資格をもっている方にとって、リンパ浮腫に苦しむ患者に喜ばれるようなアプローチができるのは、大きな強みとなるでしょう。
福祉施設や介護現場で働く人にとっては、介護職員初任者研修や介護福祉士などの資格とともにリンパケアの資格もあれば、就職の際のアピールになるはずです。通常の介護だけでなく、慢性的な体の不調改善や健康促進に役立つサービスを提供できるので、同じ資格をもつ応募者のなかで優位に立つことができます。
セラピストの年収や将来性は?
リンパケアセラピストに限定した平均年収のデータはないため、セラピスト全体の年収で大体の数値を把握しておきましょう。
厚生労働省が発表する各職業の平均年収では、アロマセラピストが約382万円、エステティシャンが約323万円となっており、おおよそ300~400万円弱程度が目安です。
引用元
職業情報提供サイト jobtag:アロマセラピスト
職業情報提供サイト jobtag:エステティシャン
一方、求人情報サイトのリジョブに掲載されている求人情報をもとにしたデータによれば、セラピストの年収は以下のようになっています。
正社員 | 月給下限 | 月給上限 | 平均 |
スタッフ | 205,956円 | 366,056円 | 286,006円 |
店長(候補) | 236,738円 | 405,569円 | 321,154円 |
アルバイト | 時給下限 | 時給上限 | 平均 |
スタッフ | 1,116円 | 1,644円 | 1,380円 |
店長(候補) | 1,156円 | 1,794円 | 1,475円 |
業務委託 | 月給下限 | 月給上限 | 平均 |
スタッフ | 234,127円 | 522,595円 | 378,361円 |
店長(候補) | 236,400円 | 464,933円 | 350,667円 |
※2024年1月現在
平均こそ厚生労働省のデータと大きく変わらないものの、下限と上限の差はかなりあることがわかります。つまり、役職がついたり資格をもっていたり、また勤続年数などによっても左右されると考えられるでしょう。
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リンパケアセラピストは将来性が高い
リンパケアの重要性は、美容情報への感度が高い層を中心にかなり知られてきています。しかし正しい知識をもち、本当に効果的な技術をもっている人は限られるでしょう。
通勤以外歩いたりする機会がなく、あまり体を動かす習慣がないという方も多く、こり固まった肩や背中、首などのこりをほぐしてもらいたいと思う人が多いのも、PCの普及や交通手段の多様化がすすんだ現代ならではの悩みかもしれません。
そこでしっかりした知識をもったプロに施術をしてほしいと思う人の需要は、今後も増えていくと考えられます。
またセラピストはカウンセリングによってお客様とコミュニケーションをとることも重要な仕事なので、AIに置き換わる心配がない職業のひとつでもあります。
さらに医療や介護の現場でも、その効果や重要性は高まっています。今後リンパケアセラピストのニーズは増えていくと予想できるでしょう。
リンパケアセラピストの求人はどうやって探す?おすすめの方法を紹介
リンパケアセラピストは、リラクゼーションやエステサロン、介護や医療の現場でも重宝される人材です。しかしこれからリンパケアセラピストとして初めて就職活動をする方にとっては、どうやって仕事を見つけたらいいのかと不安に感じるかもしれません。
そこで、未経験OKのリンパケアセラピストの求人を探すおすすめの方法を2つ紹介します。
就職・転職エージェントを利用する
人材紹介の就職・転職エージェントは、本人の経歴や希望をふまえてマッチング率が高そうな求人を紹介してもらうことができるサービスです。
カウンセラーに相談してアドバイスをもらえたり、面接対策などのサポートを受けたりすることもできます。
しかし登録の際や求人紹介の際には、直接エージェント企業に出向いて面談があったり、カウンセリングを受けたりしなければならないことも多く、実際の求人紹介まで時間がかかるケースも。
全体の求人を見渡すこともできないため、エージェントがどのような案件をもっているかわかりにくいというもどかしさを感じることもあるかもしれません。
求人情報Webサイトを利用する
自分のタイミングで求人を探したい、全体を見ていい条件のところを見つけたいという希望をお持ちなら、求人情報Webサイトを利用するのがおすすめです。
求人情報Webサイトは、インターネットがあればどこでも閲覧でき、シークレット求人以外はすべて見ることができます。また、プロフィールを登録しておくことでサロンからスカウトを受けられる機能があることも。
隙間時間を利用して求職活動をしたい方は、求人情報Webサイトを活用しましょう。なかでも数ある求人のなかから、自分好みの条件に合わせて効率的に求人を探したい方におすすめなのが、リジョブです。
サロンや治療院の求人が豊富なリジョブとは
リジョブは美容系求人に特化した求人情報Webサイトで、その掲載数は業界最大級の3万3,639件(2024年4月時点)です。求人数が多いとその分選択肢はひろがりますが、あまりに多い求人のなかから希望条件に沿ったサロンを見つけるのは大変な作業。
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たとえばサロンのなかでもリラクゼーションだけを絞り込んだり、リンパドレナージュやアロマセラピストなど種類を指定できたりします。
さらに「年齢不問」「未経験歓迎」「副業・WワークOK」「駅近」など、かゆいところに手が届くこだわり検索もおすすめのポイント。スマホアプリもリリースされており、スカウト機能も使えるので、是非リジョブに登録して、希望の仕事を見つけましょう。
履歴書の基本的な書き方と採用率を高める志望動機を書くコツ
希望のサロンや施設が見つかれば、応募して面接という流れになります。応募には履歴書を提出しなければならないため、履歴書の書き方や書く時のコツを押さえておきましょう。
以下の記事も参考にしてください。
セラピストの志望動機で伝えるべきことやNGな内容とは?例文も紹介
セラピストの履歴書の書き方・注意点・志望動機の書き方を解説
履歴書の基礎知識と書き方のポイント
履歴書にはA4とB5の2つのサイズがあり、特に指定がなければどちらを選んでも問題ありません。履歴書のフォーマットにはいくつかありますが、厚生労働省が推奨している規格のものを使用するのが無難です。
フォーマット通りに日付や学歴・職歴などを埋めていきますが、誤字や脱字に気をつけたり履歴書ならではのルールを守ったりすることに気をつけて書く必要があります。ポイントを見ていきましょう。
丁寧に書くことを心がけ、誤字・脱字に気をつける
美しい字である必要はありませんが、一字一字丁寧に書き、読みやすい文字を書くように気をつけます。誤字や脱字がないように、書き上げたらしっかり見直しをしましょう。
自分では間違いに気づけないこともあるため、できれば身近な人に一度目を通してもらうと安心です。
一文字でも修正する場合は新しく書き直す
書き間違いをしたときや見直しで誤字や脱字に気づいた場合は、必ず一から書き直しをします。たとえ間違いが一文字でも、修正テープや二重線で修正するのはNG。
これは全国共通のビジネスマナーなので、修正テープなどを使用した履歴書を送った時点で一般常識を疑われてしまいます。たとえ熱意があり資格を保有していても、その一点をもって不採用となる可能性もあるので、必ず最初から書き直すようにしましょう。
好印象を与える志望動機を書くコツ
履歴書のなかでも重要かつ注目度が高いのが、志望動機の欄です。この欄でしっかりアピールできるかどうかが明暗をわけるといっても過言ではありません。
志望動機に盛り込みたい内容や書く時のポイントを紹介します。
セラピストとして働きたい理由
なぜセラピストとして働きたいかの理由づけをします。ただセラピストの仕事が好きだからというだけでなく、なぜ好きだと思うのか、なぜその仕事でなければならないのかといったことを考え、肉付けしていきましょう。
その仕事を好きになったきっかけや資格取得の動機など、具体的なエピソードを交えることで説得力が増します。
そのサロンや施設などでなければならない理由
リンパケアセラピストとして働けるサロンや施設は数多くあります。そのなかでなぜそこを選んだのかという理由を、企業は知りたがっています。
セラピストとして働けるならどこでもよかったという理由では、当然この人と一緒に働きたいと思ってもらうことはできません。
またそれなりの理由を準備しても、どのサロンにも当てはまるような内容では説得力をもたせられない可能性も。できれば応募するサロンのホームページなどをくまなく見て、理念やコンセプト、強みを理解して自分なりに解釈をし、自分が貢献できること、そのサロンで実現したいことなどを考えてみることをおすすめします。
リンパケアセラピストの面接で重視されること
書類選考を突破したら、次は面接です。面接では一般的によく聞かれる内容やサロン側が知りたいことなどがある程度決まっているため、受け答えに困らないようある程度事前に準備をしておきます。
リンパケアセラピストの面接で特に見られているところを紹介しますので、面接の際に意識してみましょう。
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セラピストの面接はどんなことが聞かれる?よくある質問や回答のポイントを紹介!
コミュニケーション能力の高さ
セラピストという職業柄、コミュニケーション能力の高さは企業側が知りたいことのひとつです。
セラピストとして仕事がはじまれば、お客様の悩みや要望を聞き出すカウンセリング力が問われます。またお客様や同僚と円滑なコミュニケーションをはかり、信頼関係を築ける人柄かどうかは、長くサロンに勤めてくれる人かどうかを知るための指針です。
一般常識やマナーは守られているか
一般常識の有無も重要です。採用されれば、サロンで現場に立ちお客様にサロンの代表として接する立場になることから、常識がなかったりマナーが身についていなかったりする人材は採りたくないと思うのが当然でしょう。
一般常識の有無やマナーは、身だしなみや服装、敬語の使い方などではかられていることを忘れてはいけません。
臨機応変な対応力
働いていればさまざまなことが起こるでしょう。お客様は毎日違う方がお見えになるため、同じ接客、同じ施術でもいけません。
お客さまに合わせた対応や求められていることに応える臨機応変さをもっている人材が必要とされています。そのため臨機応変さを知るために想定外の質問をされることもあるかもしれません。
前職やアルバイトなどでトラブルに対応したエピソードや、突発的なことに対峙する自分なりの考え方などをまとめておくのがおすすめです。
活躍の幅を広げるリンパケアセラピストの資格をとろう
リンパケアセラピストは、リンパケアの知識と技術をもった癒しのセラピストで、すでにもっている資格や仕事で活かせる可能性もある資格です。
リンパケアセラピストの資格はいくつかありますが、取得することでキャリアアップにつながったり就職のチャンスをつかみやすくなったりするというメリットがあります。
今後ますますニーズが高まると予想されるリンパケアセラピストの資格をとって、キャリアに活かしましょう。
リンパケアセラピストの求人を探すには、求人サイトのリジョブがおすすめ。多機能で豊富な絞り込み検索機能を使って、是非希望の求人を見つけてください。