セラピストに向いている人・向いていない人とは? 適性がなくても働ける?

セラピストという職業に興味を持ち、新たなキャリアを考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、「自分にセラピストの適性があるのだろうか」「向いていないのではないか」と不安に感じる方もいるかもしれません。

実は、セラピストに向いている人には共通の特徴があります。また、向いていないと感じる人にも、ある傾向が見られます。しかし、適性がないと思っても、それは必ずしもセラピストになれないということではありません。

この記事では、セラピストに向いている人・向いていない人の特徴を解説します。さらに、適性がないと感じても働ける可能性や、未経験からセラピストを目指す方法についても紹介します。

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セラピストに向いている人の特徴とは?|適正をチェックしてみよう

セラピストに向いている人とはどのような人なのでしょうか。ここではセラピストに適性のある人の特徴について解説していきます。

1. 人と接するのが好き

セラピストは人を癒やす仕事であると同時に、接客業でもあります。お客様は体の癒やしとともに、心の癒やしも求めていることがあります。お客様の話に親身になって耳を傾け、会話をすることもセラピストの大切な仕事です。

そのため、人と接するのが好きな方や、お客様と会話をするのが楽しいと思える方はセラピストに向いています。

2. 体力がある・体を動かす仕事が好き

サロンで働くセラピストは、お客様にマッサージをすることになります。コースによって違いはありますが、施術時間は30~120分が一般的で、1回の施術が最大2時間となることもあります。お客様の多い人気店であれば、すぐ次の施術を開始することも。

セラピストは体力を必要とする仕事であるため、体を動かして働くことが好きな人に向いています。

3. 癒やし系

お客様はセラピストに癒やしを求めてやってきます。友達や周囲の人に「あなたといるとホッとする」「癒やされる」といわれる人は向いているといえます。柔らかい話し方や笑顔といった親しみやすい雰囲気を持っている人は、相手をより安心させることができるでしょう。

4. 人に何かをしてあげたい気持ちが強い

生来の世話好きといった、人のために何かをしてあげることの好きな方、尽くすのが性に合っている方は、セラピストに向いているといえます。自分の施術でお客様が喜んでくれるというそのものに仕事の満足感を得られるのなら、セラピストの仕事に長く従事できるでしょう。

5. 精神的に安定している

サロンにやってくるお客様は、疲れているなど体や心に何らかの不調を感じています。セラピストはその問題を少しでも改善するべく、お客様の疲れや不調を癒やすのが仕事です。

そのため、セラピスト本人が精神的に安定していないと、お客様の体や心を癒やすどころではなくなってしまいます。辛いことがあっても笑顔でいられる方や、トラブルがあっても立ち直りが早い方などは精神的な安定を保ちやすいでしょう。

6. 自分も施術やリラクゼーションを受けるのが好き

もともと自分も施術やリラクゼーションを受けるのが好きな方だと、どのようにすれば気持ちがよいかというツボが分かります。お客様の立場にたって気持ちよさを追求できるので、セラピストに向いているのです。

7. 施術に関する技術や情報収集などスキルアップの意欲がある

セラピストの技術には、これで満点という終わりはありません。流行もあって、さまざまなマッサージやリラクゼーションなどが海外から持ち込まれることもあります。施術に関する技術や新しい情報を集めるなど、常にスキルアップを怠らない向上心があるかどうかはとても重要です。

どうすればお客様をもっと癒やせるのか追求し続ける気持ちを持つことのできる方は、セラピストに向いているといえます。

8. お客様の要望に対して臨機応変に対応できる

セラピストは、施術中のお客様から「もっと○○してほしい」「やっぱり○○してほしい」など、リクエストや変更のお願いをされることがあります。そういった場合、お客様の要望に臨機応変な対応ができなければなりません。お客様に合わせて融通の利いた対応ができる方は、セラピストに向いているといえるでしょう。

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セラピストに向いていない人の特徴とは?

次にセラピストに向いていない人の特徴を見ていきましょう。お客様に満足いただける癒やしを提供する職種であることから、人との関わりが苦手な人、やさしい性格により共感しすぎるといった人は向いていないようです。

1. 人と接するのが苦手

セラピストは、悩みやケアしたい部分をヒアリングし、適切な施術を用いる必要があることから、人と接することに苦手意識がある人は、セラピストの基本的な業務に対して懸念があります。

さらに接客業でもあるので、円滑なコミュニケーションを取ることが苦手な人にも向いていないことがあります。

2. 体力に自信がない

セラピストは時間をかけて丁寧にマッサージをおこなうことから、体力が必要な仕事。要望があれば強く押したりリンパを流したりする必要もあるので、いつでも時間をかけて施術と向き合える姿勢が必要不可欠です。

そのため、体力に自信がない人は、セラピストの業務に難しさを感じるといった懸念があります。

3. 精神的に影響を受けやすい・共感しすぎる

精神的に影響を受けやすい人、または共感しすぎる人も向いていません。その理由は、お客様の話に影響を受けやすかったり共感しすぎたりすると、お客様の心に寄り沿いすぎるあまり、丁寧な施術・接客ができなくなってしまうからです。

サロンに訪れるお客様の多くは、疲れた心や体に癒やしを求めており、精神的に安定しているスタッフほど安心して施術が受けられます。

そういった意味合いから、精神的に影響を受けやすい人や共感しすぎる人は、セラピストには向いていないと考えられます。

4. 努力が苦手・スキルアップへの関心が少ない

セラピストの技術に終わりはなく、いつまでも進化し続ける必要のある職種です。そのため、細かく努力することを嫌う人や、スキルアップに対する関心がない人、お客様を第一に考え、今よりも満足できる施術を学ぼうとしない人も向いていません。

5. 毎回決まった仕事をこなしたい

セラピストの仕事はお客様の悩みに合わせた施術をプランニングし、実際に施術すること。施術中でも「もっと〇〇してほしい」と注文があれば、お客様の好みに合わせて臨機応変に取り入れていく必要があります。そのため、毎回決まった仕事をこなしたい人、必要最低限の仕事だけに取り組みたい人には不向きの職種です。

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適性がないとセラピストにはなれない?

セラピストに向いていない人の特徴がいくつか当てはまると、「自分はセラピストに向いていないのかも」と落ち込んでしまいますよね。しかしどんな人であっても、お客様を第一に考えることができれば、一人前のセラピストとして働くことができます。その理由は、基本的な施術は、サロンの研修や訓練で学ぶことが可能だからです。

もし本格的にセラピストを目指すのなら、基本的な部分として2つ覚えておいてください。一つめは、お客様の体に触れる職種のため、身だしなみに気を遣うことを意識しましょう。二つめはお客様に最適な施術をプランニングできるよう、話をきちんと聞く力、そして理解する力を高めることです。

お客様とのコミュニケーションの取り方は、接客を繰り返すことで徐々に慣れます。セラピストを目指す人は、一度セラピストの施術を受けてみて、どんな働き方をしているかをチェックしてみるとよいでしょう。

セラピストは未経験でも働ける?

結論からお話しすると、セラピストは未経験でも働くことのできる職種です。しかし誰でも働ける職種である一方で、施術や接客のスキルが重要視されるので、働きはじめる前後でスキルアップを意識する必要があります。

ここからは、資格の必要性とスキルアップの方法を見ていきましょう。

なおモアリジョブでは、未経験からセラピストになる方法とおすすめの資格についてまとめた記事を公開中です。今すぐにでもセラピストとして働きたい人、セラピストになりたいけれどどんなことをすればいいのかわからない人は、ぜひこの機会にご覧ください。

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セラピストに資格は必要?

セラピストになるために資格が必須というわけではありません。未経験・無資格からでもセラピストとして活躍できる道は開かれています。

ただし、セラピストの種類によっては、特定の資格が必須となる場合もあります。そこで、ここからはセラピストの資格事情について見ていきましょう。

資格が必須なセラピスト・資格が必須ではないセラピスト、それぞれの例を具体的に紹介しますので、自分が目指すセラピスト像を明確にするための参考にしてください。

資格が必須なセラピスト

セラピストには、法律で定められた国家資格や特定の資格が必須とされる職種があります。これらの資格は、専門的な知識や技術を身に付け、お客様の安全性を確保するために不可欠です。

以下に、資格が必要なセラピストのなかから、代表的なものを紹介します。

<鍼灸師>
鍼(はり)や灸(きゅう)を用いて、体の不調を改善する施術をおこないます。東洋医学に基づいた専門的な知識と技術が必要です。

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<あん摩マッサージ指圧師>
手技を用いて、体のコリや疲労を和らげる施術をおこないます。筋肉や骨格に関する深い知識と、熟練された手技が求められます。

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<理学療法士>
運動療法や物理療法を用いて、体の機能回復をサポートする職業です。病気や怪我などで身体機能が低下した方に対し、運動能力の回復や維持・痛みの軽減などを目的としたリハビリテーションをおこないます。

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また、メンタル系のセラピストである臨床心理士や公認心理師も、専門的な資格が求められることがあります。臨床心理士は、心理的な問題や悩みを抱える人に対して、カウンセリングや心理療法を提供します。公認心理師は、2017年に制定された国家資格です。心理に関する専門的な知識や技術を用いて、人々の心の健康を支援します。

<臨床心理士>
心理的な問題や悩みを抱える人に対し、専門的な知識と技術を用いてカウンセリングや心理療法を行う専門家です。

引用元
公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会|臨床心理士とは

<公認心理師>
心理に関する専門的な知識及び技術をもち、保健医療・教育・福祉・司法・産業その他の分野において、心理的な支援を必要とする人々の相談に応じ、助言・指導・その他の援助をおこなう専門職です。

引用元
厚生労働省|公認心理師

資格が必須ではないセラピスト

一方で、資格が必須ではない職種も多いです。こういったセラピストは美容やリラクゼーションに関わるものが多く、リンパセラピスト・アロマセラピスト・エステティシャンなどが挙げられます。

ただし、資格が必須ではないとは言え、お客様に満足していただくためには、高度な技術と深い知識が不可欠です。

以下に、資格が必須ではないセラピストの代表例を紹介します。

<エステティシャン>
知識や技術を用いて、お客様の肌のケアや美容に関する施術をおこないます。フェイシャルエステやボディエステ・脱毛など、美容に関わる幅広い施術を提供し、お客様の美しさをサポートする職業です。

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<アロマセラピスト>
アロマオイルを用いて、お客様の心身のリラックスや美容効果を高める施術をおこないます。お客様の体調や好みに合わせたアロマオイルをブレンドし、マッサージや芳香浴などをおこなうため、精油の効能や人体の深い理解が必要です。

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<リンパセラピスト>
リンパの流れを促進する施術を通して、不調の改善をサポートする職業です。資格取得により、リンパケアに関する正しい知識や技術を身に付け、お客様により安全で効果的な施術を提供することができるでしょう。

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働きながらスキルを身につけられる!

セラピストは未経験で就職しても、サロン独自の研修制度によって技術を学ぶことができます。そのため、未経験で就職し、かんたんな業務を日々こなしながら、専門的なスキルを着実に身につけることが可能です。

サロンが開催する研修にきちんと参加すれば、セラピストに必要なスキルを細かく学べます。そのため、学ぶ意欲が高い人ほど、現場で活躍できる日が早まる可能性があります。

資格取得や講座受講もおすすめ

働きながらスキルを身につけることもできますが、資格取得を目指したり、講座を受けたりして知識を深めるのもおすすめです。

資格を取っていたり美容系の知識を講座で学んだりすることで、取り込んだ知識をお客様へと提供でき、これまでよりも満足度の高い施術を提供できます。

お客様の満足度を意識できるセラピストはサロンにとっても欠かせない存在なので、店長候補やリーダーを任されるといったキャリアアップのチャンスにもつながるでしょう。

自分にぴったりの職場を探すにはどうすればいい?

未経験からセラピストの世界に飛び込みたいけれど、どうやって職場を選べばよいか分からない、と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。セラピストとして働きながらスキルアップや資格取得を目指すためには、自分に合った職場を見つけることが重要です。

ここからは、自分にぴったりの職場を探すための具体的な方法を見ていきましょう。

就職・転職エージェントを利用する

ひとつ目は、就職・転職エージェントの利用です。とくに美容業界に強いエージェントは、業界の動向や各サロンの内部事情に精通していることも多く、希望やスキルに合った求人を紹介してくるでしょう。

エージェントは求人情報の提供だけでなく、履歴書や職務経歴書の添削や面接対策など、転職活動全般をサポートしてくれます。未経験で、不安なことや分からないことがあっても、安心して転職活動を進めることができるでしょう。

また、企業との交渉も代行してくれるため、給与や待遇などの条件面でも有利に働くことがあります。

求人サイトで探す

ふたつ目は、求人サイトの利用です。とくに美容業界に特化した求人サイトは、セラピストの求人情報を豊富に掲載しており、雇用形態や給与・勤務エリアのほかにも、業界ならではの項目が用意されていることも。

求人サイトでは、サロンの雰囲気やスタッフの声などを確認できる場合もあり、職場のイメージを掴みやすいでしょう。

また、多くの求人サイトでは、そのまま応募できたり、企業からのスカウト機能があったり、応募書類の作成支援機能があったりするなど、転職活動を効率的に進めるツールが揃っています。

履歴書で押さえておくべきポイントとは?

履歴書は、第一印象を左右する重要な書類です。セラピストの履歴書で押さえておくべきポイントは、まず丁寧な字で書くこと、次に誤字脱字がないこと、そしてセラピストという仕事に対する熱意や適性を明確に伝えることです。

志望動機では、なぜセラピストになりたいのか、なぜそのサロンで働きたいのかを具体的に述べましょう。たとえば「お客様を笑顔にしたい」「人の役に立ちたい」といった漠然とした表現ではなく、「お客様の心身の疲れを癒やし、笑顔を取り戻すお手伝いをしたい」「貴サロンの〇〇という理念に共感し、お客様一人ひとりに寄り添った施術を提供したい」といった具体的な言葉で表現すると効果的です。

また、自己PRでは、これまでの経験やスキルのなかで、セラピストとして活かせるものをアピールしましょう。

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好印象を与える面接のポイントとは?

面接は、第一印象が重要です。清潔感のある身だしなみを心がけ、明るく笑顔でハキハキと話すようにしましょう。服装は、派手な色や露出の多いものは避け、シンプルで清潔感のあるものを選ぶのがおすすめです。髪型も、顔が見えるように整え、長い髪はまとめるなど、清潔感を意識しましょう。

面接では自己紹介や志望動機・これまでの経験やスキルなどについて質問されます。事前に質問内容を想定し、自分の言葉で簡潔に答えられるように練習しておきましょう。とくに、志望動機は、なぜセラピストになりたいのかや、なぜそのサロンで働きたいのかを具体的に述べることが重要です。

また、セラピストはお客様と接する仕事なので、コミュニケーション能力や傾聴力・共感力などもアピールしましょう。

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セラピストの適性は磨ける!

セラピストは丁寧な施術だけでなく、お客様を安心させる話し方や高い傾聴力、安心感などを取り入れながら接客しなければなりません。

高い施術スキルと接客スキルが求められるので、ある程度の適性と知識がなければ難しさを感じてしまうこともあるでしょう。

そのようなことを防ぐためにも、まずは未経験OKかつ研修制度ありの求人を探してみましょう。研修制度があれば働きながら適性・知識を育てることができます。

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【2月最新】研修制度あり セラピストの求人・転職・募集│リジョブ

※ リジョブ経由で採用された1,242名を対象に実施した満足度自社調査より(実施期間:2023年2月8日〜2023年3月8日)


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