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コラム・特集 2020-05-02

ナゼ? アイリストが美容師免許なしでまつエク施術できない理由|美容師免許はどうすれば取得できるの?

アイリストという職業のことをご存知でしょうか。アイリストとは、美容サロンなどでお客様にまつエクなどの施術をおこなうまつ毛ケアのプロフェッショナルのことです。誰でもできるというわけではなく、アイリストの仕事をするためには美容師免許の資格が必要となります。今回は、なぜアイリストが美容師免許なしでまつエクの施術ができないのか、また美容師免許はどうすれば取得できるのかについてご紹介します。

アイリストが美容師免許なしでまつ毛への施術ができない理由とは?

アイリストと美容師免許は、あまり関係がないようにも思えるでしょう。しかし、現実問題として、アイリストになるためには美容師免許を取得しなければなりません。なぜ、まつ毛への施術に美容師免許が必要なのでしょうか。その理由を確認しておきましょう。

まつエク(まつげエクステ)は美容師法の「美容」に該当するため

もともとまつ毛エクステなどの施術をおこなうことに、資格は必要ありませんでした。しかし、無資格で誰でも施術をおこなうことができる弊害で、まつエク施術による被害が急増。専門的な技術を身につけていない方が施術をおこなうことにより、デリケートな目の粘膜や角膜を傷つけてしまったのです。

そのため、2008年に厚生労働省から「まつ毛エクステの施術をおこなうには美容師免許が必要」という通達が出されました。なぜ美容師免許なのかというと、まつエクは美容師法の「美容」に該当するからというのが理由です。

【参考資料】美容師法

美容師法の第二条(定義)には、こう記されています。

「この法律で「美容」とは、パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすることをいう。」
この一文からはまつエクが容姿を美しくすること、すなわち「美容」に該当すると読み取ることが可能です。

また、美容師法の第二条(定義)には、こうも記されています。
「この法律で「美容師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて美容を業とする者をいう。」
つまり美容師法のこの条文を根拠として、まつエクなどの施術をおこなうアイリストには、美容師免許が必要だとしているのです。

出典元:美容師法

アイリストとしてサロンへ勤務するには資格が必要! 美容師免許はどうすれば取得できるの?

上述したようにアイリストになるためには、美容師免許が必要だということです。では、どうすれば取得できるのでしょうか。

美容師の国家試験に合格しよう!

美容師免許を取得するためには、美容師の国家試験に合格する必要があり、その国家試験は年に2回実施されています。試験は実技試験と筆記試験から構成されており、実技試験の実施が2月と8月、筆記試験の実施が3月と9月となっているのです。そして、ふたつある試験のどちらにも合格しなければなりません。

ただし、実技試験か筆記試験のどちらか一方のみ合格した場合は、次回受験する際に合格している試験は免除されます。つまり実技試験に合格していた場合は、筆記試験だけ受験し合格すればよく、その逆もまた同じです。

合格基準は、筆記試験の場合が100点満点中70点以上で、なおかつすべての科目で0点がないこと。そして、実技試験の場合はカッティングの減点が40点以下で、なおかつワインディングの減点が50点以下であること決められています。

美容師の国家試験の受験資格とは?

美容師の国家試験は誰でも受けられるというわけではなく、受験資格があります。厚生労働大臣が指定した美容師養成施設を卒業しなければ、国家試験を受けるための受験資格を得ることはできません。

美容師養成施設には、昼間課程・夜間課程・通信課程があります。昼間課程と夜間課程は2年以上、通信課程は3年以上通わなければなりません。それぞれの課程を修了することで、晴れて美容師国家試験の受験資格を得られるということです。

試験の合格率は、その回によってばらつきがありますが、高い場合で90%近く、低い場合で50%前後となっています。きちんと勉強していれば合格できる試験で、難易度はそれほど高くはありません。しかし、2年以上勉強しても不合格になることがあるため、油断はできない試験でもあります。

仕事や育児で時間がない方にもおすすめ! 美容師免許取得を目指せる夜間&通信コースを紹介

現在、別の仕事をしている方や主婦で育児に追われている方のなかにも、美容師免許を取得したいとお考えの方もいるでしょう。ここでは、時間がない方にもおすすめの夜間&通信コースをご紹介します。

山野美容専門学校 高等課程(夜間)

まずご紹介するのは、山野美容専門学校の高等課程です。この課程は毎週月曜~土曜まで、18時~21時30分の授業を2年間受けるという夜間のコースとなります。ここでは美容師の国家試験に合格するための国家試験対策授業をおこなっており、基礎を徹底的に繰り返して合格するための力を身につけ、合格に向け着実にステップアップすることが可能です。

通信課程

通信課程は、現在美容サロンに勤務している方だけでなく社会人や大学生・主婦の方でも入学できます。「春期・夏期コース」と「夜間コース」があり、自分の都合やライフスタイルに合わせて選べるのが特徴です。

出典元:学校法人山野学苑 山野美容専門学校

日本美容専門学校 夜間部

続いてご紹介するのは、日本美容専門学校の夜間部。カリキュラムは昼間部と同じです。この学校では実務実習がカリキュラムに組み込まれており、接客から美容技術全般をサロンで実習できます。毎年、希望者を対象に海外研修をおこなっており、ロンドンやニューヨークといった最先端の街で研修を受けることも可能です。

通信科

通信科は、自分のペースやライフスタイルに合わせて資格取得を目指すコースです。働きながらでも、大学などに通いながらでも、通学できます。授業は添削指導中心ですが、春と夏にはスクーリングを開催。学生は3年間に600時間以上の直接指導を受ける必要があります。この学校では毎週火曜日に夜間の学習会をおこなっており、希望者は参加可能です。

出典元:日本美容専門学校

NRB日本理容美容専門学校 夜間部美容科

最後にご紹介するのはNRB日本理容美容専門学校の夜間部美容科です。学ぶ内容は昼間部の各コースと同じカリキュラムで、授業は16時スタートします。Wスクールに通う方や、働きながら美容師免許を取得したい方にも最適なコースです。

通信科

通信課程のカリキュラムでは、添削レポート学習とスクーリング(実技指導)により国家試験受験に必要な知識・技術を3年間で習得できます。必修科目として、300時間以上の面接授業が必要です。忙しくてなかなか時間がとれない主婦でも、美容師免許を取得できるコースとなっています。

出典元:NRB日本理容美容専門学校

美容師免許取得の勉強をしつつアイリストを目指せるスクールを紹介!

アイリストになるためには、美容師免許を取得することはもちろんですが、まつげエクステの施術をおこなうための技術も習得しなければなりません。ここでは美容師免許取得の勉強をしながら、アイリストを目指せるスクールをご紹介します。

ジャパンアイリストカレッジ|まつげエクステ技術習得+美容師免許取得

まずご紹介するのは、ジャパンアイリストカレッジのまつげエクステ技術習得+美容師免許取得コースです。ここではまつげエクステの技術を学びながら、美容師免許取得のために専門学校の通信コースに通い、3年間でプロのまつげエクステ技術者を目指せます。美容師免許と同時にまつげエクステの技術も習得できるため、卒業してすぐにアイリストとして働くことも可能です。

出典元:ジャパンアイリストカレッジ

アンドルーチェ|美容師国家資格取得支援コース

続いてご紹介するのは、アンドルーチェの美容師国家資格取得支援コース。このコースはまつげエクステの技術を学びながら、美容師免許取得を支援してくれるコースです。美容専門学校の通信課程を受講して、3年間で美容師免許の取得とまつエクの技術習得を目指します。

このコースのカリキュラムにはサロン実習が含まれており、サロン実習は1回2時間で月2回の予約制です。現役アイリストと同じ制服を着て、サロン業務全般の手伝いをするという実習になります。アイリストの仕事内容を現場で実際に見ることができるため、貴重な時間になることは間違いありません。

出典元:アンドルーチェテクニカルスクール

まつエク施術には美容師免許が必要! 自分に合った方法で取得を目指そう

美容師免許を取得するためには厚生労働省が指定した美容専門学校を卒業し、国家試験に合格しなければなりません。美容専門学校には夜間部や通信コースなどもあるため、現在別の仕事をしている方や家事や育児で忙しい主婦でも、美容師免許を取得することは可能です。

資格を取得してすぐにアイリストとして働きたい場合には、美容師免許取得と同時進行でまつげエクステの技術を習得できるスクールもあります。いろいろな勉強方法のなかから、自分の都合やライフスタイルに合った方法でアイリストを目指してみてはいかがでしょうか。

※「アイリスト」は有限会社ローヤル化研の商標です。

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