美容師免許がないとできないこととは? 美容師免許を活かせる場面を紹介!

美容師免許がないと美容業界では仕事の制限をされることが多く、なかなか活躍の機会が得られません。そのため、美容業界で働く人のほとんどは、美容師免許を取得しています。今回の記事では、美容師免許がないとできないこと、美容師免許の取得方法などについてご紹介していきます。

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美容師免許がないとできないこととは?


美容師として働くには、国家資格である美容師免許が必要です。美容師免許がないとできないことは法律で定められており、美容師免許がないまま規定された業(施術)をおこなうと、法律違反になります。美容師免許がなければできない業とは、具体的にどのようなものなのかを解説していきます。

美容師法|美容師免許が必要な施術とは

美容師法には、美容師の定義として、以下の文章が既定されています。

・美容師は「美容を業とする者」をいい、美容師法に基づき厚生労働大臣の免許を得なければならない。美容師の免許を持たないものは美容を業として行うことはできない。
・美容とは「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」とされており、染毛やまつ毛エクステンションも美容行為に含まれる。

美容の業とは、カット、パーマ、ヘアセット、カラーリングはもちろん、まつ毛エクステ、ネイルケア、フェイシャルエステなどの施術も含まれます。これらの施術は、美容師免許がなければできません。

無資格未経験では働けないの?

美容師免許のないスタッフが美容所で働く場合、「美容師アシスタント」として仕事をすることになります。美容師アシスタントはお客様の髪に触れることはできないので、施術以外の仕事を担当。
具体的には、受付、会計、掃除、道具の準備、美容師の施術のサポートなどです。美容師アシスタントの期間は、一般的に3~5年といわれています。

美容業界に強い! 美容師免許を活かせる仕事を紹介


美容師免許を取得したからには、資格を活かして自身が活躍できる職場を見つけたいものです。美容師免許を持っていればどのような施術が可能か、また美容師免許を活かせる仕事にはどんなものがあるのかをご紹介します。

1. サロンでスタイリストとして働く|カット・パーマ・カラーなど

美容師免許を取得した人のもっともオーソドックスな働き方は、サロンでスタイリストになることです。スタイリストは、美容師免許を取得している人のなかでいちばん割合の多い職種といえます。スタイリストの仕事は、髪の毛のカット、カラーリング、ヘアセット、パーマなど、髪の美容に関する施術全般です。

2. アイリストとして働く|まつエク施術・まつげパーマ

まつエク・まつげパーマなど、目の美容を専門とした施術をおこなうのがアイリストです。アイリストは一般的な美容師と比較すると給与がよいといわれており、美容師からアイリストに転職する人も少なくありません。
なお、「アイリスト」という言葉は有限会社ローヤル化研の商標となっており、アイリストと名乗って業務をおこなうことはできないので注意しましょう。

3. アイブロウデザイナーとして働く|眉のデザイン・成形

アイブロウデザイナーは、眉のスタイリングを専門とする職種です。美容師とは異なり、シャンプーなど、水を使用しない施術が基本なので場所を取らず、労力もそれほど必要としません。
近年は、美容師からアイブロウデザイナーに転身する人も多いようです。アイブロウ専門店の店舗数も増加傾向にあり、今後、需要の高まりが期待できる職種のひとつといえるでしょう。

4. ヘアメイクアップアーティストとして働く|ヘアセット・メイク

ヘアメイクアップアーティストは、女優、モデル、芸能人、または一般のお客様にメイクを施す職種です。芸能界の華やかな世界で活躍できる可能性がある職種なので、憧れる人も多いでしょう。
働き方としては、ヘアメイクを専門とするエステティックサロンや化粧品メーカーへの就職、または技術や実績が優秀であればフリーランスとして働くことも可能です。

5. ヘッドスパニストとして働く|頭皮ケア・マッサージ

ヘッドスパニストは、頭に指圧・マッサージによって、頭皮と髪の健康・修復を促すことを仕事とする職種です。ヘッドスパは単に頭皮・髪のケアだけでなく、頭の指圧・マッサージを通して、全体のリラクゼーションを生み出すことも目的とします。
ヘッドスパニストは法的に美容師免許が必須というわけではありませんが、多くの店舗では美容師免許の所有が採用条件となっています。

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美容師免許はどうすれば取得できるの?


美容師として働くには、国家資格である美容師免許を取得する必要があります。ここからは、美容師免許を取得する方法、美容師国家試験の内容、また働きながら美容師免許の取得を目指せる方法についてご紹介していきます。

美容師免許を取得するにはどうすればいいの? 働きながら目指すには夜間・通信がおすすめ

美容師免許は国家資格|国家試験の合格+免許申請が必要

美容師になるためには、国家資格である美容師免許の取得が必須です。美容師免許は、美容師国家試験に合格することで取得できます。
ただし、美容師国家試験に合格したら、すぐに美容師として働けるというわけではありません。試験に合格後、美容師免許の登録申請をおこない、美容師名簿に氏名・本籍などが登録されてはじめて、免許が交付されます。

国家試験は筆記試験+実技試験|専門知識と技術をチェックする

美容師国家試験は実技試験と筆記試験の2つに分かれており、技術と知識の両方の専門性が試されます。
実技試験では、カッティング技術、ワインディング技術などの課題が出されます。筆記試験の出題内容は、関係法規、運営管理、衛星管理(公衆衛生・環境衛生・感染症)、保健(人体の構造・機能)、香粧品化学、文化論、美容技術理論などです。

国家試験には受験資格がある|専門学校などで規定年数の勉強が必要

美容師国家試験は、無条件で誰でも受験できるというわけではありません。国家試験の受験資格を得るためには、専門学校などで以下の規定年数を満たす必要があります。

・平成10年4月1日以降に入学した人
美容師養成施設で、昼間課程2年以上、夜間課程2年以上、通信課程3年以上

・平成10年3月31日以前に入学した人
・美容師養成施設で、昼間課程1年以上、夜間課程1年4カ月以上、通信課程2年以上

【2021年度最新版】美容師国家試験の概要を紹介!|受験資格を取得するには?

働きながらでも取得できる?|夜間課程・通信課程を選ぼう

働きながら美容師を目指す場合、日中に専門学校に通うのはむずかしいでしょう。働きながら効率よく美容師の知識・経験を習得するには、夜間課程または通信課程の受講がおすすめです。

夜間課程は昼間課程に比べると受講時間が少なくなる分、美容師資格の取得を重点に置いたカリキュラムとなっており、効率よく必要スキルを学ぶことができます。通信課程は場所や時間を問わず、自身のペースで好きなときに勉強できるのがメリットです。

日本美容専門学校|夜間・通信アリ

日本には、美容師免許の取得が目指せる美容専門学校が多数あり、有名な美容専門学校としては「日本美容専門学校」が挙げられます。

日本美容専門学校は、昼間課程だけではなく夜間課程・通信課程も開校されているので、日中働いている人でも自身の都合に合わせて勉強することが可能です。学校見学会やオンライン個別相談会も開催されているので、ぜひ利用してみましょう。

美容師免許は美容業界で活躍するのに欠かせない!


美容業界で活躍するためには、美容師免許の取得が欠かせません。美容業界ではたとえ美容師免許が義務付けられていない職種であっても、美容師免許の所持を条件として募集をかけている企業がほとんどです。

美容師免許があることで、単に美容師として働けるというだけでなく、新しい職種へのチャレンジ、キャリアアップなどさまざまな形での飛躍が期待できます。これから美容業界で働きたい、活躍したいという方は、ぜひ美容師免許の取得を目指してみてください。

引用元サイト
厚生労働省 美容師法の概要
理容師美容師試験研修センター 理容師美容師になるためには
理容師美容師試験研修センター 免許の概要
理容師美容師試験研修センター 第45回美容師国家試験受験案内
理容師美容師試験研修センター 受験資格
日本美容専門学校

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